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カテゴリ:パーソナルトレーナーとして独立
今日、ある人と会談をしていてふと思ったこと・・・
それは、独立するにはビジネスセンスを持ち合わせていることが重要であるということ。 私は以前、某スポーツメーカーで勤務していたことは何度かお伝えしたが、スポーツメーカーと聞くと、契約選手のサポートやら新商品のPR活動やら何かと華やかなイメージがあるのではないだろうか? しかし、実際はそうでもないのだ。 いや、正確にいうと、華やかな部分もあるが、実に地味な業務を担当している部署もたくさんあるのだ。実は、私もスポーツメーカーの華やかな部分に惹かれ入社を希望した人間の一人である。 入社当時の私の希望、いわゆる志望動機は契約選手のサポートをすることであった。 「契約選手が十分にパフォーマンスを発揮できようサポートしていきたい」そんな希望が私にはあった。 しかし、配属されたのはいわゆる内勤部署であり、1日中数字を追いかけ、営業をサポートしたり、クレームの対処をしたり・・・、それが私の業務であった。 少なからずとも、スポーツメーカーの華やかな部分での活躍に淡い期待を抱いていた私とすれば、それはショックの一言では表せないほどであった。 しかしながら、私も人間、そのような環境にも徐々に慣れ数年後には、そのような業務に面白さを見出し、さらにその業務の幅も広がった。 すると今度は、やはり、入社時の希望であったスポーツ選手をサポートするという業務に対する想いが強くなっていったのだ。そして、自分探しの旅(?)を始める訳であるが、自分は、本当は何がやりたいのか?、どのような形でスポーツ選手に関わっていきたいのか?、そんな自問自答を繰り返し様々なリサーチを重ねて行き着いた答えが、現在の職業である「パーソナルトレーナー」であった。 スポーツ選手に直に関わっていく、言い換えれば、スポーツ選手パフォーマンス向上に直に関わっていく・・・それが私の本当にやりたいことなのだ!と。そして独立を決意した。 今現在はそれ程スポーツ選手との関わりは多くはないが、パーソナルトレーナーとしてそれなりの活動が出来るようになってきた。しかしよく考えれば、大学を卒業してから現在に行き着くまでに14年もの歳月が経っているのだ。 思えば遠回りをしたものだといいたいところなのだが、約7年間のスポーツメーカーでの経験は、私の考え方のベースになっており、良い拠り所になっているのも事実である。 最近、パーソナルトレーナーという職業が僅かではあるがスポットライトを浴びるようになり(以前も伝えたが、本来我々は裏方であるがゆえ、スポットライトを浴びる立場ではないのだが、この職業が確立されていない現在の日本においては、それもまた好ましいことである。)、この職業を目指す人も増えてきた。 多くのスポーツ系専門学校がパーソナルトレーナーの養成を行なったり、フィットネスクラブがパーソナルトレーナーの養成を行なっており、多くの若い人が希望を抱いて頑張っているようだ。 しかし、そのような方々に対して僭越ながら一つアドバイスさせて頂けるのであれば、しっかりとしたビジネスセンスを身に付けることが重要であることを伝えたい。 そして、そのビジネスセンスを身に付けるためにも一度、組織に属して業務を行なうという経験を積んで頂きたい。 まだまだ確立されていないこの世界で生き残るには、何よりもビジネスセンスを持ち合わせていること、これに尽きる。 私の周りでも、私を含め、このビジネスセンスの足らなさゆえ苦しんでいる人が多い。 第二の私にならないように・・・そう願う今日この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.18 21:59:45
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