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2005.07.01
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カテゴリ:現場から
以前このブログで、近年、様々な(トレーニング)方法論が出回っていることをお伝えした。人間は十人十色であるがゆえ、様々な方法論やアプローチが確立されていくことは我々指導者にとって、いや、極論的には、トレーニングに励む全ての人にとって好ましい状況であるといっても過言ではないだろう。

しかしながら、このような状況は、一方で指導者を無能にする。
いい換えれば応用力のない指導者が生まれることになる。

以下の話は応用力の欠如以前の話ではあるのだが・・・

先日、私が出入りしているスポーツクラブのスタッフ(マシンインストラクター)から質問を受けた。

「クランチの強度を上げるにはどうしたらいいですかねぇ・・・やっぱりウエイトとか使うんですかねぇ!?」
このスタッフは、そのクラブの有料プログラムの一つである個人トレーニングを担当しており、要はパーソナルトレーナーの真似事のような仕事をしている。

「はぁ!?」と私は空いた口がふさがらなかった。
イヤイヤ、エクササイズの強度を上げるにはウエイトを使うか何らかの方法で抵抗を加えるしかないだろう・・・

で、よくよく話を聞いてみると、強度をアップしたいというよりは、どうやら腹直筋の下部にも刺激を与えたかったらしい。

自分が担当(指導)しているクライアントが、現在、実施しているクランチに慣れが出てきてしまっており、もう少し腹直筋の下部にも刺激を加え腹直筋全体を強化させたいというニーズがクライアントからあったそうなのだ。

そこで、このスタッフは考えた。
クランチの強度を上げるしかない!?
強度を上げればきっと腹直筋の下部にも刺激を与えることが出来るに違いない!?
そして上述した質問に至った訳である。

クランチは、腹直筋を刺激し強化するエクササイズ。
ここまでは、指導者(の端くれ)であれば誰もが知ることであろう。
そして、誰もがクランチの方法論(簡単にいえばクランチのやり方)を知っている。
当然、このスタッフもそれは知っていた。
だけど方法論、しかも基本的なクランチの方法しか知らないため、様々なニーズに対して柔軟に対応することが出来なかったのである。

これで、有料プログラムを担当している訳だから、ある意味、詐欺である。

目的があって、その目的を達成するためにどのような刺激を身体(筋肉)に加える必要性があって、そのためにはどのような動作(エクササイズ)が良いのかを考え選択るのが真の指導者である。

方法論ありきではなく、論理ありき、多くの指導者は順序が逆なのである。





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Last updated  2005.07.01 02:10:48
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