|
カテゴリ:コーチの眼
![]() 果たして、本当に不振といえるものなのか、もともと実力が無いのだから当たり前の結果なのか・・・ 当方は後者であると感じているが、いずれにしても目覚しい成績を残せていないのは事実。 そんな状況の中、案の定(?)不協和音が聞こえ始めてきたようだ。 あるJOC幹部がメディアに打ち明けた話であるが・・・ 思うような成績を残せなかった選手を(労うためにか?)JOCの職員が訪問したところ、「だらしのない服装で寝ころぶような格好、しかも食事をしながら」その職員を迎えたというのだ。 このような生活態度の悪さ(?)が成績不振の原因であるか否かは、何とも言及できないが、国の代表としての意識が欠如していることは否めない。 代表選手としての誇りと自覚を持って競技に取り組んで欲しいと思うのは私だけじゃないはずである。 成績が残せなかった時こそ真摯な態度を見せるべきだとも思うが・・・ そして、このような一部の選手の振る舞いが日本選手団全体を表しているとはいえないだろうが、少なくとも日本選手団の雰囲気を象徴しているのではないかと感じる。 「楽観しすぎてたんじゃないのか!?」 楽観しすぎといえば・・・ 今回の五輪前には、各競技団体、JOC共に明らかに楽観ムードが漂っていたのは事実。 各競技団体が当初JOCに報告したメダル獲得予想数を合計すると、その数は何と18個にも及んだという。 さすがにJOCの公式発表は「メダルの色は関係なく5個が目標」とされたが、海外諸国のメディアの眼は冷静に日本の実力を捉えていた。 さらには、前述した態度の悪かった選手の話を聞いたJOCの幹部は「そんな選手を選んだのは(競技団体であり)JOCではないから」とコメントを残した。 これは、もはやJOCの責任のがれとでもいうべきコメント。 「各競技団体が選考した選手を我々はただ派遣しただけ」とでもいわんばかりである。 「誰が悪い」とか「何が悪い」と責任追及をするのではなく、4年後に向けて「どうすべきか」をJOCと各競技団体が一緒に考えることが重要なのではないだろうか・・・ 日本のスポーツ界は一体どうなってしまっているのか!? しかし、当方が傍観者の如く外野から野次を飛ばしていてはならない。 選手が結果を残せないのは、我々の責任でもあるのだ。 当方は現在、トリノオリンピック代表選手のサポート活動を行なっている訳ではないが、スポーツに関わる仕事に就く人間の一人として、そしてアスリートをサポートする立場で仕事をする人間の一人として、今回の事態を真摯に受け止めなければならないと感じている。 私が今置かれている立場で、4年後に向けてやるべきこと、出来ることはたくさんある・・・それを一つづつ実行していこうと思う2006年の冬であった。 _/_/_/_/_/【本日のステイタス】_/_/_/_/_/ カラダ:■■■□□(60%) アタマ:■■■■□(80%) ココロ:■■□□□(40%) _/_/_/_/_/_/【本日の一言】_/_/_/_/_/_/ ココロの調子がねぇ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.24 09:13:59
コメント(0) | コメントを書く |