さて、昨日行なわれた名古屋国際女子マラソンで弘山晴美選手が見事初優勝に輝いた。

弘山選手といえば「悲運のランナー」とも呼ばれるほど、これまで結果に恵まれなかった選手である。

今回は今後の競技人生を賭けての出場であったとの報道もあるが、昨日のレースを見る限りではまだまだ活躍出来るという印象を受けた。

奇しくも（？）同い年である弘山選手の去就に注目したい。

そして、昨日は山口で全日本実業団ハーフマラソン大会も開催された。

同大会には、私が今年よりトレーニング指導をさせて頂いている実業団の選手達も参加したのだが、自己ベストを更新した選手、今一つの結果に終わってしまった選手と様々であった。

今回の結果を踏まえ、徐々にではあるがトレーニング効果が出始めている一方で、今一つトレーニングがマッチしていない状況もあるのではないかと個人的に考察している。

そこで、次回のセッションではより個別化したプログラム作成をすべく検討中であるが・・・

ところで、同大会の女子優勝者はアテネ五輪のマラソン競技金メダリスト、野口みずき選手であったのだが、その野口選手を指導している藤田信之監督がジュニア選手を発掘、育成する「藤田ランニングアカデミー」を設立することが発表された。

学校や地域などの要望により、藤田監督やスタッフが全国に赴き講演会と小学５年から中学３年を対象にした陸上教室を開催する予定であるという。

そして将来的には、有望選手を京都へ呼び寄せシスメックスの選手と練習させる計画があるとのことである。

まさに第二の野口みずき発掘プロジェクトといったところだろうか・・・

いずれにしても「藤田ランニングアカデミー」の活動にも注目していきたい。