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2006.04.17
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カテゴリ:コーチの眼
「ダ・ヴィンチは、その微笑に、何を仕組んだのか。」
映画「ダ・ヴィンチコード」公開間近・・・

だからという訳ではないが、皆さんは、「MONALISA仮説」をご存知だろうか!?

MONALISAとは、Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activityを意味し、肥満者の大多数は交感神経の働きが低下しているのではないかという仮説がMONALISA仮説である。

いい換えれば、身体活動量の低い日常生活を続けていると交感神経の働きが低下し、その結果としてエネルギー消費機構や脂質代謝に影響を及ぼし肥満を引き起こすということである。

つまり、肥満の原因は交感神経活動の低下であるという訳だ。

交感神経活動が低下すると、満腹感を得ることが出来ず摂食中枢のコントロールが出来なくなったり、β3アドレナリン受容体が機能せず白色脂肪細胞における体脂肪分解の低下、褐色脂肪組織の熱産生の低下を引き起こす。

従って、肥満を予防、解消するためには交感神経活動を高める必要があり、そのためにも運動が必要になるのだ。

ダイエットにおける運動というとエネルギーを消費させることに目がいきがちであるが、ダイエットにおける運動の意義は別にあるということは、私が以前から提唱している通り。

もちろん、運動によってエネルギー消費量を増やすことは重要な要素であるが、それはあくまでも2次的な作用・効果に他ならないと考える。

ダイエットのための運動で期待すべきことはエネルギー消費量の増大ではなく、筋肉の脂質酸化能力を高めることであり、交換神経活動を高めることであるといえよう。

しかし、ダ・ヴィンチの「モナリザ」を見ていると、むしろ副交感神経の活動が高まってしまうのではないだろうか・・・


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Last updated  2006.04.17 08:28:12
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