コーチングダイアリー/パーソナルトレーナーNOGUCHIのスポーツライフハック!?

2006/05/26(金)01:19

コーチング

コーチの眼(196)

最近、ビジネスの世界を中心に注目を浴びている「コーチング」というマネジメント、コミュニケーション手法。 コーチングに関する詳細説明はこの場では割愛させて頂くが、ビジネスの現場のみならず運動指導、トレーニング指導の現場でも活用すべき手法であり、我々指導者が身につけなければならないマインド、スキルである。 (「コーチング」という手法はもともと、テニスの指導現場で体系化されたものであり、本来ならば運動、トレーニング指導者の資質として持ち合わせていなければならないのであるが・・・) しかしながら、運動指導、トレーニング指導の現場では、いわゆるティーチングとコーチングを対象者やシチュエーションに合わせて使い分ける必要があり、時としてその両手法を融合させることが重要となる。 ところで、運動指導、トレーニング指導を行なう上で我々指導者が考慮すべきポイントに、「安全管理」、「効果」、「継続支援」という3要素があると考えられ、それぞれの要素は、さらに細分化されると考えることが出来る。 我々指導者は、まずは何より対象者が運動、トレーニングを実施する上で安全を確保しなければならない。 運動やトレーニングを実施する環境を整備する一方で、正しいフォーム等を対象者に習得して頂かねばならない訳だ。 この安全管理という側面における指導では何よりもティーチングが重要となる。 つまり、正しい運動方法やトレーニングテクニックを指導する際には対象者に気づきを促すのではなく、指示が重要なのである。 そして、運動効果、トレーニング効果を引き出すという側面においては、ティーチングとコーチングの両手法が重要となる。 これは安全管理という側面にオーバーラップする部分が多いのだが、運動効果、トレーニング効果を最大限に引き出すためには正しいテクニックが重要となり、それを指導する際には指示が重要になる訳だが、最近の研究結果から明らかにされつつある「自己選択による運動の意義(人から指示されながら運動、トレーニングを行なうよりも、自らが選択・・・あるいは納得したといった方がよいかもしれない・・・した運動、トレーニングを行なった方が効果が得られやすい。)」を考慮して考えれば、対象者に気づきを促すような言葉がけも重要となり、時としてそれらを融合させることが重要となるのだ。 例えば、正しい身体の動かし方を指示しつつ、その身体の動かし方のポイントを自らが気づけるような言葉がけを行なうといった指導やセットの前半では安全管理の面からティーチングを主体とした言葉がけを行ない、後半ではコーチングを主体とした言葉がけを行なうといった具合である。 そして、残る継続支援という側面では、コーチングが重要なポイントになる。 対象者が運動やトレーニングを継続していく上では「内発的動機付け」を高めることが重要である訳だが、内発的動機付けを高める上ではティーチングよりもコーチングが有効となるからである。 という訳で、我々運動、トレーニング指導者はティーチングとコーチングを融合させた指導スキルを有する必要があると私は考えているのだが・・・ >>>>>本日の一言 ノドの調子、相変わらず・・・??? スポーツブログに参加中!・・・よろしければ→ こちらもよろしければ↓ 楽天ブログランキング >>>>>LINE UP □■総合スポーツ情報サイト「athlete-web.com」 □■パーソナルトレーナーNOGUCHI'S Eye □■生活体力向上塾 □■リアル☆ダイエット □■エリア・トライアスロン □■エンデュランススポーツクラブClub-e □■スポーツリーダーズネット

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