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カテゴリ:コーチの眼
日本人の三大死因は「がん」「心臓病」「脳卒中」であるといわれているが、循環器病とも呼ばれる「心臓病」と「脳卒中」を引き起こす最大の原因は「動脈硬化」であるといわれている。
従って、我々が健康的な生活をより長く送るためには、動脈硬化を防ぐ必要性があるという訳だが、動脈硬化の危険因子としてはコレステロールが最も有名であり、動脈硬化を防ぐためにはコレステロールの摂り過ぎに注意すべきであるとされているのだが・・・ 最近の研究では、肥満からくる生活習慣病が動脈硬化を引き起こすことが明らかにされ、特に内臓脂肪の蓄積が動脈硬化の危険因子であることが明らかにされている。 もちろん、コレステロールの摂り過ぎは内臓脂肪の蓄積、肥満を促すことから、コレステロールの摂り過ぎには充分注意すべきであることに違いはないが・・・ ところで、一般的に肥満とは「体組成に占める脂肪組織が過剰に蓄積された状態」であり、肥満を判定する指標としてはBMI(体格指数:体重[kg]÷身長[m]÷身長[m])が最も有名であるが、BMIが25を超えると糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病を引き起こすリスクが増加するといわれている。 従って、健康を維持するには自分自身のBMIを算出しBMIが25を超えないように注意すべきであるといえる訳だが、上述した通り内臓脂肪の蓄積こそ最も注意すべきであるとういう点から考えれば、仮にBMIが25以下であったとしても内臓脂肪の蓄積が著しい場合においては安心していられないということになる。 ちなみに、内臓脂肪面積が100平方センチメールを超えると様々な生活習慣病を引き起こすリスクが増大するといわれているのだが、内臓脂肪の蓄積度合いを判定するには、CT等を用いた腹部の画像診断が必要になる。 従って、日常的に内臓脂肪の蓄積度合いを確認することは難しいともいえる訳だが、これまでの多くの研究結果から、ウエスト(へそ周り)径が男性で85cm以上、女性で90cm以上ある場合は内臓脂肪面積が100平方センチメートルを超えている可能性が高いことが明らかにされていることから、まずは日常的にウエスト径を測定することで内臓脂肪の蓄積を防ぐことが可能になるといえるだろう。 (もちろん、これはあくまでも推定に過ぎないため機会があれば腹部CTによる画像診断を受けることが望ましいといえよう。) これらのことから、BMIとウエスト径を利用し肥満、特に内臓脂肪型肥満を防ぐことが重要になる訳だが、長野県茅野市の諏訪中央病院名誉院長・鎌田實氏は自身の著書『ちょい太でだいじょうぶ―メタボリックシンドロームにならないコツ』(集英社)において、少し太り気味の状態なら、それ程大きな心配がないことを提言し注目を浴びている。 これまでの研究結果から、生活習慣病等のリスクが最も低くなるBMI値は22であることが明らかにされており、一般的にBMIが25を超える人はBMIを22まで落とすよう指導されることが多いのだが、そこまで落とす必要はないという見解である。 また、同様に富山大学医学部の浜崎智仁教授も「標準体重より太めの人の方が長寿というデータが数多くある」と述べ「BMIで28くらいまでなら、あまり気にしなくてもよいのではないか」という見解を述べている。 確かに、健康を維持・増進する上で最も注意すべき因子は内臓脂肪の蓄積であることを考えれば、一概に体重と身長のバランスによって算出したBMIだけを捉えて評価することは出来ないといえるが・・・ いずれにしても、総合的な判断によって外見も内面も健康的な状態を維持することが重要になろう。 >>>>>本日のステイタス カラダ:■■■□□(60%) アタマ:■■■□□(60%) ココロ:■■■□□(60%) >>>>>本日の一言 関東地方、晴れです・・・ スポーツブログに参加中!・・・よろしければ→ ●好評!?連載中「コーチングダイアリー」をメールにてお届け! 【コーチングダイアリー@メールマガジン】 ●きっとあなたに最適なダイエット方法が見つかる!? 【リアル☆ダイエット@メルマガ】 >>>>>LINE UP □■パーソナルトレーニング □■ストレングス&コンディショニング □■TOTAL-Conditioning Lab.ニュース □■総合スポーツ情報サイト「athlete-web.com」 □■パーソナルトレーナーNOGUCHI'S Eye □■生活体力向上塾 □■リアル☆ダイエット □■エリア・トライアスロン □■エンデュランススポーツクラブClub-e □■スポーツリーダーズネット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.24 12:05:13
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