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青梅市ホシナピアノ教室 近況ご報告

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May 26, 2014
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ウィーンの名器に触れて、聴いて、感じて!

4月2日

私たちが泊まったインターコンチネンタルホテルは、市立公園の目の前でした。ウィーンの街には、クラシックが本当によく似合います。ホテルのロビーには、始終クラシックが流れていました。レッスンを受けていない普通の子供たちでも、鼻歌のメロディがクラシック、しかも「魔笛」のテーマだったりするそうです。そんな話を聞きながら、私たちは市立公園へ向かいました。

公園には、音楽家の銅像がいくつも設置されており、ガイドのユミさんから、 当時のこと、当時の音楽家にまつわる話をたっぷり聞き、たいへん贅沢な散歩になりました。桜も満開で、思いがけず、ウィーンでお花見となったわけです。ウィーンの春は、お花が咲き乱れ、本当に美しいです。

美術史美術館へ
ハプスブルク家の領土を中心に生み出された400年間にわたる美術コレクションを見に、美術史美術館へ行きました。
この美術館では、許可を取れば模写をすることが出来ます。画家の卵たちが模写をすることで、表現を磨くのでしょう。日本では考えられないことです。

館内の動画
館内の動画


フェルメール
ブリューゲル
ラファエロ
ベラスケス
ルーベンス
レンブラント・・・
『単なる模写で終わってはいけません。そこから自己表現をしていく必要があります。美術も音楽も一緒です。』
ユミさんからの大事なメッセージを胸に、各絵画の説明、その時代様式の話などを聞きました。

美術史美術館内のゲルストナーカフェで、コーヒーとケーキをいただきました。ウィーンらしく、モーツァルト・ボンブというおしゃれな名前のケーキです。


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そのモーツァルトに導かれるように、午後はモーツァルトハウスへ。ここはモーツァルトが「フィガロの結婚」を書いたことで有名な住居です。博物館となっていて、膨大な解説を、レコーダーで聴くことができ、当時のモーツァルトのことがよりわかりました。

印象的だったのは、モーツァルトハウスの窓から見える景色です。路地の風景は、当時とほぼ変わっていないそうです。モーツァルトもこの景色を眺め、「フィガロ」を書いたのかもしれません。「今度自分がモーツァルトの曲を弾く時は、この風景を思いだそう!」と、しっかり目に焼き付けました。

同時進行で私たちは、モーツァルトハウスの地下にあるベーゼンドルファーホールで演奏体験をしました。楽譜とドレスを持参してもらい、お一人20分という短い時間ではありましたが、帰国して生徒さんに話す素晴らしいお土産話になりました。

「オーストリアの名器であるベーゼンドルファーを、ウィーンで弾いてきたのよ。」
ウィーンの名器を本場ウィーンで弾いたんだという事実とその音色を味わえた、一生の思い出に残る最高の感動体験でした。私たちのためにベーゼンドルファーホールを貸し切って下さったエムセックさん、ありがとうございました。


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4月3日

ベートーベンゆかりの地、ハイリゲンシュタットヘ。

朝食は、ビュッフェスタイルで、チーズ、サーモンや生ハムから始まり、パンやデニッシュ、フルーツやフレッシュジュースと豊富なメニューが、私たちを楽しませてくれました。そんな朝の時間も個人セッション。口に出してみて始めて自分が思っていたことがわかったり、ウィーンという夢の都での開放感からか、思わぬ言葉が出てきたり、ホロリと美しい涙が流れたりと、参加者に変化が出始めました。

その日は、まずはカーレンベルクの丘に行き、ウィーンの街並みを眺めました。
次にベートーヴェン・ガッセへ行ったのですが、ここはベートヴェンが田園のメロディを思いついたと言われている小径です。

田園交響曲、第二楽章「小川のほとりの情景」の小川の横をみんなで散策しました。フルートでナイチンゲール、オーボエでうずら、クラリネットでカッコウを真似た音型が演奏されますが。
この鳥はなんでしょう?
ベートーヴェン・ガッセの小鳥の声の動画です。
ベートーベンガッセの小鳥の声の動画


当時のベートーヴェンは、残念ながらもうすでにほとんど耳が聞こえなくなっていました。
自然を目にして、心でその音を聞き、そして素晴らしい主題を思いついたベートーヴェンはまさに楽聖です。

ベートーヴェンは引越し魔で有名ですが、70回以上も引っ越しをしたとは驚きですよね。そんなベートーヴェンのエピソードを聞きながら、ハイリゲンシュタットの遺書を書いた住居を見学しました。

rblog-20140526015730-00.jpg

お昼にはいったん旧市街に戻り、名物のウィンナーシュニッツエルをいただきました。市庁舎の下のレストランです。
とても上品な雰囲気の中での、ウィーン料理、リキュール入りのマリアテレジアという素敵な名前のコーヒー。お酒が強かったですが、これもたいへん美味しかったです。
この後、自由時間でしたが、皆さんの希望が一致したので、そのまま団体行動をしました。

まずは、シュテファン大聖堂近くのペーター教会へ。急なリクエストにもかかわらず、ユミさんが調べてくださり、パイプオルガンのコンサートを聞くことができました。祭壇や内部、天井と見事な装飾が施されたペーター教会は、ウィーンで2番目に古いとされている教会です。
荘厳な響きに圧倒され、魂が震えました。

動画1はリハーサル中。
リハーサル中

動画2はコンサート
コンサート

ベルヴェデーレ宮殿の門外不出のクリムトの『接吻』は大人気で、多くの鑑賞者が足を止めて眺めていました。さらに、ユミさんの熱のこもった解説に、私たちはクリムトの世界を堪能することが出来たのです。「本当はクリムトだけで、3日話せます。」というユミさんの言葉が印象的でした。

rblog-20140526015730-01.jpg

夜、最後の晩餐はハイリゲンシュタットにあるホイリゲ「Mayeram Pfarrplatz(マイヤー・アム・プファールプラッツ)」へ行きました。ここは、ベートーヴェンが1817年夏に滞在し「第九」を作曲したと言われている建物で、現在は改造されてホイリゲになっています。「ホイリゲ」とは、「新酒を飲ませてくれるワイン造り酒屋」です。

ここで旅の最後の打ち上げです。ユミさんも、丸尾さんも一緒。
お肉の盛り合わせ
ザウアークラウト
ジャガイモ料理
シュニッツエル
そしてもちろんワイン!
ワインも葡萄ジュースもたいへん美味しかったです。

最後の夜はホテルで女子会。名残り惜しい気持ちを胸に、4/4ウィーンを後にしました。
帰りの飛行機での時間を利用して、最後の個人セッションをしました。この旅がどんな位置づけになったか感じながら、力強く目標設定された参加者の顔が眩しくて仕方ありませんでした。

<旅を終えて>
帰国してから、私は、ピアノを弾くと、見てきたウィーンの風景や絵画が、目に浮かんでくるようになりました。モーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、ブラームスについてのお話も、ガイドさんから直接聞いたことで、印象にしっかり残り、演奏にも役立ちそうです。

旅行中には、参加者お一人あたり2時間弱のコーチングセッションと、グループワークも何度か行えました。そのことにより、ご自身の目標が明確になった方、ブレーキ(妥協や躊躇していることなど)が明確になった方、教室の今後が見えてきた方、さまざまのようです。
今後のレッスンに向け、モチベーションも、しっかりと上昇したご様子でした。皆さんには、一生懸命働いて、また一年後にお会いしましょう。と約束しました。

この一週間、ウィーンの街や文化を見たり、クラシックを聞いたり、演奏したり、感じたりすることで、この素晴らしいウィーンに生きた偉大な音楽家とその作品に、リスペクトの気持ちを強く感じることが出来ました。彼らの作品を演奏でき、勉強でき、指導させてもらえる、ピアノ教師という立場に、今更ながら誇りを持つことが出来ました。

ウィーンに来たからこそ感じたこの思い、積極的に生徒に伝えていきたいと思いました。
終わり

伊藤みゆき先生の感想
ウィーン研修旅行、とっても楽しかったです。
もう夢のような世界でした。素晴らしい建築物、絵画、音楽、ベートーヴェン、モーツァルトゆかりの地、お買い物(笑)
五感をたくさん刺激してリフレッシュできました。みーんなとってもいい人で。新しい出会い、たくさんの気づきがあって、想像以上の素敵な旅ができました。
保科先生のおかげ。おつかれだったと思います。感謝、感謝、ありがとうございました。
(コーチングセッションのこと)
・・・でも、なんだか不思議。重要、緊急に、分けてやってみたら、パニックにならずに、気持ちがとっても楽なんです。・・・


宮川美喜子先生のレポートブログ
夢のウィーン旅行 その1

夢のウィーン旅行 その2






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Last updated  May 26, 2014 04:00:05 PM
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