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「Coachしずおか」へようこそ

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3/25「安心感と信頼感を築く」

配布資料「安心感と信頼感を築く」

Coachしずおかワークショップ「安心感と信頼感を築く」2006/03/25
(財)生涯学習開発財団認定コーチ 川合 望(JAF07236@nifty.com)

コーチングでは、まず安心感を築くことから始まります。
安心感を築き、そして信頼感を築いていきます。
安心感、信頼感がコーチとクライアントとの間に出来上がると
コーチから発せられる言葉は、クライントとして自らの成長を促すもの
と受け取られていくため、質問、提案、事例紹介などのスキルが機能する
ようになります。

言い換えれば、コーチとクライアントの間には、安心感・信頼感のある
「良い人間関係が築かれている」ことが、コーチングが機能する前提だと
いえます。

もし、「この人と何か合わないな」「この人は自分を単なる仕事上の駒と
しかみていないのでは?」と日頃から思っている人から、「こうしたら
どうですか」と言われたら、どう思いますか。
「まあ、そうかもしれないけど」とか、「自分の都合の良いように言って
いるな」などと考え、結局、相手の言葉をまともに受け取ろうとはしない
のではないでしょうか。

これでは、折角良い提案や質問をしていても、機能しません。
まずは、相手との間に安心感を築き、そして安心感を信頼感にまで高めて
いきましょう。

ここでは、様々なコミュニケーションスキルから、まず安心感、信頼感を
相手との間に築くのに有効と言われているスキルをいくつか紹介します。

1.ペーシング
相手との間に共通点をつくりあげていくスキルです。
相手の態度・話し方などに合わせていくことで、相手は自分と同じような
人間であると本能的に感じて、安心感をもたらします。
相手の声のトーン、リズムに合わせて話す,相手の表情に合わせる、仕草
をまねる、などが代表的です。

2.頷きや相槌
相手の話を良く聞き、タイムリーに頷きや相槌をする。
タイムリーな頷き、相槌は、言葉でなくとも、コミュニケーションは完了
され、自分のことを理解されているな、認められているなと感じ、
より安心感が深まります。
そして、安心感が深まるほど、信頼感も感じ始めます。

3.繰り返し(復唱、リフレイン)
相手が特に伝えたいと思っていると感じた言葉を繰り返すスキルです。
共感しながら、ゆっくりと繰り返します。
相手の言葉、話の内容だけに囚われず、声のトーン、リズム、眼の光、
仕草など、ノンバーバルな面にも気を配り、相手の気持ちが深く入って
いるなと感じた言葉を繰り返すことで、相手は、自分の気持ちが理解
されている、共感されていると感じ、安心感とともに信頼感が強まります。
  
では、安心感、信頼感を築くには、これらのスキルだけ知っていれば、
出来るのでしょうか。

会った途端に、この人は嫌だなと思われたら、相手の心は閉じてしまって
いますので、スキルは殆ど機能しません。
また、話し方や態度などから、相手に不安や嫌悪感を感じられて
しまったら、いくらこれらのスキルを使っても、安心感、信頼感は築け
ません。

まずは、相手の存在を認め、人として尊重するマインドを持つ。
そして、コミュニケーションを完了させ、ノンバーバルなどに気を配り、
様々なスキルを身につけていくように自らを磨く。
このようなことも大切に思えます。

あなたは「安心感、信頼感を築くコーチになる」ために、
これからどのようなことを心掛けていきますか?



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