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テーマ:TVで観た映画(3937)
カテゴリ:映画随録!
Fukushima 50! 2019年、若松節朗監督! 日本テレビ『金曜ロードSHOW!』で鑑賞! 2021年3月12日(金)放送分を録画で! 本編ノーカット地上波初放送! 今年オイラが観た93本目の映画! 『ゴルゴ13』に、『2万5千年の荒野』という作品がある! 1984年に描かれた作品であるが、原発で事故が発生し、このままではメルトダウンを起こし、オリンピック開催を間近に控えたロサンゼルスが、2万5千年の荒野となってしまうという危機が訪れた話だ! その危機を救ったのは、ゴルゴの一発の銃弾だった訳だが、この映画との共通点が、いくつもあった! 被爆の危険も承知のうえで、命懸けで、原子炉建屋に入って作業をする、現場の作業員達! 原子炉のことを誰よりもよく知る、バリーという技術屋! バリーは、自分の命を犠牲にしてしまったが! この映画は、福島を、日本を守った、50人の現場作業員の物語である! 3.11を描いた『ユナイテッド93』(2006)のように、事件全体ではなく、ほぼ福島第一原発内部で起こったことだけを描いた映画だ! だから例えば、当時の総理大臣の描写も、原発内にいた作業者の目線でそう見えた、という形で描かれている! この映画は、福島原発事故の、全部は描いていない! 『事実にもとづく物語』であるが、全部が事実ではないし、事実の全部でもない! 事故の原因は、想定外の津波の所為だとしており、メルトダウンを避けられた理由もわからないとしている! なんだかよく分からんが、助かってよかった!という内容である! 映画自体は悪くなく、ちょっとした『アルマゲドン』(1998)のようなフィクションとして、オイラは楽しめたが、これが事実と勘違いして、これによって、福島から学べることが学べなくなってしまうことを危惧する! 原発は、人間が制御できるものではないということ! このまま原発を再稼働し続ければ、いつか日本は、2万5千年の荒野となってしまうということ! 10年経った今も、福島第一原発は、まだ全然解決していないのに! 映画って素晴らしい! そいつぁよかった!
Fukushima 50 DVD通常版 [ 佐藤浩市 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.12 11:18:09
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