テレビ東京『サタ☆シネ』で鑑賞!
2025年3月9日(日)放送分を録画で!
オイラが2025年に観た、29本目の映画!
2回目かな、Yahoo!の方には既にレビューを書いてあるので、こちらに感想を!
宇宙の描写が素晴らしい!
映画館の大スクリーンで観てみたい作品ですね!
地球からの移民、5,000人のパッセンジャーと、258名のクルーを乗せた、宇宙船アヴァロン号は、120年の航行を続けていた!
後で、ローレンス・フィッシュバーンが、高速の半分で飛んでいる、みたいなことを言っていたので、目的地はおよそ、地球から60光年の彼方!
確か、オイラ達の銀河系の直径が、10万光年だったから、そのスケールで考えると、さほど遠くではない!
太陽系の大きさは、一番外の惑星までで、0.001光年程だそうだから、太陽系からは、かなり離れることになる!
ちなみに、60光年どころか、数光年先にでも、人類が移住できそうな星はあるそうだが、今の人類の技術力では、光速の半分どころか、0.01%の速度ですら出すことはできず、数光年離れた星に行くにも、数万年という時間がかかるそうだ!
なんて現実的な話は置いといて!
この映画の中では、120年で、移住先の星に、到達できる!
とはいえ、人生100年時代と言っても、120年先まで生きている人は、ほとんどいない!
だから、コールドスリープ、5,258名のパッセンジャーとクルーは、冬眠状態で、120年を過ごすことになっている!
アヴァロン号は、完全な自動運転!
ところが!
出発から30年経った頃、隕石群にぶつかり、シールドを強化するも、どうやらアヴァロンは損傷を受けた模様!
自動的に、故障個所を検査して復旧するが、冬眠ポッドの一つが故障し、ジム(クリス・プラット)が目覚めてしまう!
冬眠ポッドはフェイル・セーフの設計、壊れても、中で眠る人が、死ぬことはないように設計されている、ということだ!
だけど、万が一、途中で目覚めた人がいた場合の、救済措置は、何も用意されていない!
最初は、目的地に着くから起こされたと思ったジムだが、他に人影がなく、まだ目的地に着くまで90年もかかることを知る!
冬眠ポッドを直しても、冬眠状態を維持する為のポッドだったので、再び冬眠状態に入ることはできないことを知る!
クルーを起こそうとしても、ジムのパッセンジャーIDでは、クルーが眠るエリアには入れないし、宇宙船の心臓部にも入れないことを知る!
このまま船内で生活し、やがて死んでいくしかない!
船をコントロールするようなAIは存在しないようで、会話できるのは、バーテンダーロボットのアーサーだけ!
アーサーに現状を楽しめと言われて、船内の設備で楽しもうとするが、やっぱり一人は孤独だ!
5,000人のパッセンジャーがいるというのに!
1年後、ジムは、冬眠ポッドを開ける方法を知り、そして、オーロラ(ジェニファー・ローレンス)を見つける!
起こしたい、でもそれは、目的地に到着してからの人生を奪い、死ぬまでこの船の中で過ごすことを強要する行為!
でも、でも!
悩んだ挙句、ついに起こしてしまう!
オーロラは、ジムと同じように、故障で目覚めたと思う!
ジムが起こしたことは、ジムとアーサーだけが知っている、秘密!
うまくいきかけた1年後、オーロラがジムとの間に「秘密はない」と言ってしまったことから、アーサーが、……!
どうなんだろうね、倫理的に、起こしてしまったこと……!
そりゃあ、やっちゃあだめなんだろうけど、ジムには、一人で孤独の中で死んで行け、ということなんだろうけど!
映画、フィクションだからね、その、現実世界では、やっちゃいけないことをやってしまうから、話が動くんだよね!
もし、ジムがオーロラを起こさなければ、ジムだけでなく、乗客乗員5,258名全員が死んでいただろうし!
後で、コールドスリープに戻るチャンスを用意して、戻るか戻らないかもオーロラに選ばせている訳だし!
まあ、起きていた1年間は、奪ったことになるけれど!
よくある、AIの暴走ではなく、単なる故障で、その故障を予見できなかった、いや、あり得ないと関係者全てが思うという、タイタニック号みたいな、人災だったのよね!
最後は、ちゃんと目的地に到着直前の、クルー達が目覚めたところまで見せてくれるので、中途半端に気になることはなく、良かったと思う!
映画って素晴らしい!
そいつぁよかった!

パッセンジャー [ ジェニファー・ローレンス ]