Andantino

5年前の9月21日手術を受けました。
ある病気が見つかったのです。当時の私は頭の中真っ白でした。
毎日放心状態で泣いてばかり、
どうなるんだろう？という不安で一杯でした。
（そんな中「ファントム」東京公演を観に行ったのですが。
「カナリア」初日は手術後1ヶ月も経ってなくてね。初めてのお茶会もね、かなり無理して行きました）

そのあと約半年入院退院を繰り返しながら抗がん剤治療をしました。
仕事は続けながら。
宝塚観劇も続けました。東京遠征も。全国ツアーも。
それが生きがいだった。
今思うと
全て夫の理解と協力があったからこそできたことなのですが。
夫はその時の私から「壮さん」を取り上げることはできないと
思ったのでしょうね。
少しでも私が元気になればと何でも許してくれたのでしょう。
ずい分とわがままを言ってたよね。

この5年間3ヶ月ごとの血液検査、半年ごとのＣＴ。
そのたびに再発や転移の不安と恐怖にナーバスになり・・・
良い結果に喜ぶ・・という。
また半年楽しめる！生きれるんだ！って。
その繰り返しで
5年が過ぎたのです。
長かったです。
心の支えは家族と仕事と宝塚と・・・
いろんなものや人に支えられて力を貰っていました。
心です。
心の持ちかたが一番難しかったです。

目標だった5年が何事もなく過ぎて本当に嬉しいです。
この幸せをかみしめながら
夫や家族と一緒に
これからも日々の暮らしを楽しもうと思っています。

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