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ほしがり姫の1年中ガーデニング生活

★英国庭園巡り(2005.7月)



このページでは、2005.7.21~7.27に 1人旅で、「英国庭園巡り」に出かけました。

コッツウォルズ地方→ストラットフォード・アポンエイボン→ロンドン郊外の10のガーデンや街の様子を載せています。ゆっくりと見てくださいね。


↓私の訪問した時期の、イギリスの状況です。実は、大変な時期でした。

私が、英国旅行した期間(2005.7.21~7.27)は、あの「ロンドンテロ」が起こった時(ロンドンバスが爆破されていましたよね)で、私がヒースロー空港に到着した日も、実は、2度目のテロがロンドンで起こっていました。
飛行機のみを予約していた個人旅行で、友人と2人で行くはずでしたが、テロの影響で、友人は家族に反対され、私1人での出発になったのです。
旅行中は、日本人の団体には一度も出会いませんでした。(旅行各社がイギリスツアーを中止していたようです。個人旅行されている方は見かけましたが・・・)
私は、ガーデニングを仕事、そして趣味にしていまして、「英国ガーデン巡り」が私の10年来の夢でした。せっかく行く予定にしているのに・・・テロが起こってしまい、悔しい。
どうしようと迷いましたが、この夢が叶うなら、英国でなら死んでしまってもいいわ。と決心して「英国ガーデン1人旅」に出発しました。それほど、私の思いは強かったのです。
せっかく夢が叶うのに、怖いなんて言ってられない心境でした。
そして、今回の旅で、素晴らしい英国ガーデンデザインを目の当たりにし、私にいろんな知識を与えてくれました。
自分自身で見て、感じとった感覚は、仕事にも役立ち、私をレベルアップさせてくれました。
コッツウォルズ地方は、ロンドンから離れているので、テロの影響はほとんどなかったですが、ロンドンにある、ハンプトン宮殿、王立キューガーデン、ハンプトン宮殿ガーデン、リージェンツパークなどを巡る時、どこの地下鉄の駅構内にも警察官が沢山いて、テロの厳重体制がされていて、さすがにちょっと怖かったですが、私は、あまりにもたくさんの警察官がいたので、それを利用して、いろんな場所で、気軽に道を聞いていました。乗り換えや、道など親切に教えてくれたのでとても助かりました。
テロの最中だったので、どこのガーデンを巡っても人が少なく、ゆったりと見る事ができました。
家族には、心配させてしまったと思っていますが、今回の旅は、私をひと回り大きくさせてくれた旅と思っています。
また、英国ガーデン巡りに出かけたいと思っています。

↓簡単な旅行記にまとめてみました・・・。



イギリス 庭園巡り
~ 庭園デザインとハンギングバスケット ~

                        ほしがり姫


 2005年7月、英国の庭園デザインとハンギングバスケットについて詳しく知りたいと思い、一人旅で、イギリスのコッツウォールズ地方、ストラトフォード・アポン・エイボン、ロンドンなどにあるガーデン巡りをしました。
 ロンドンのヒースロー空港に着いた後、すぐチェルトナム行きのバスに飛び乗り、うっかり眠ってしまい、数時間後に目覚めた時には目的地のすぐ近くまで来ていました。窓の外は牧草地帯の家々が黄金色の夕日に染まる瞬間で、夕焼けの綺麗な景色が広がっていました。感動的な景色と共に、憧れのコッツウォールズに来たのを実感しました。
 旅の間は、村々のI(観光案内所)で、安価で安全なB&B(ベッド&ブレックファースト)を紹介してもらい宿泊し、毎日、時刻表を片手に、路線バスを乗り継ぎながらいくつもの庭園を訪ね、心ゆくまで庭を眺め、ゆったりと旅しました。
 イングリッシュガーデンには、歴史的で幾何学なデザインをもつフォーマルガーデンと、自然的なコッテージガーデン(田舎家風庭園)があります。
 印象的だったのは、コッツウォールズ地方にあるフォーマルガーデンの『ヒドコート・マナーガーデン』や『キフツゲート・コートガーデン』です。
 『ヒドコート・マナーガーデン』は、なだらかな丘が続き、羊がたくさんいる光景が広がる、牧草地帯にあります。貴族の邸宅を伴っており、ナショナル・トラストというボランティア団体によって、百年前の庭園デザインのまま綺麗に保たれています。
  ベンチに座り、庭を見ていると、昔の方もこの風景を見ていたのかなと思うと、タイムスリップしたような気持ちになりました。緑濃い西洋イチイの生垣で、部屋のような空間をいくつも作り、それをつなげ大きな庭園となっており、空間ごとにホワイトガーデン、トピアリーガーデン、フクシアガーデンなどテーマを決めて、25の空間に分かれています。
境目には生垣があるので、次はどんな空間が広がるのか、ワクワクしながら歩きます。
特に、薔薇が好きな私は、1つ1つのバラの香りも楽しみながら、庭を巡ります。
  コッツウォールズの村々の民家は、自然的な雰囲気を生かしたコッテージガーデンがほとんどです。ハチミツ色のストーンを積み重ねた家に、花々や緑が自然に溶け合い、その穏やかな景色は、旅人をやさしく包んでくれます。わら葺屋根の家があるのにも驚きましたが、数百年経過した家もたくさん見かけます。散歩していると、薔薇の美しいガーデン、手入れのゆきとどいた芝生、玄関に吊り下げられた花いっぱいのハンギングバスケットなど、各々のガーデナーの好みがわかり楽しいです。途中、庭の手入れをしている老婦人に、庭を見せていただき「これが30年育てているツル薔薇なの」と壁面を覆うピンク色の薔薇を紹介されたときは驚きました。
  ハンギングバスケット(吊り下げ型の屋外用花飾り)の発祥地、ストラトフォード・アポン・エイボンでは、街中が花博会場?と思うくらい、道に沿って沢山のバスケットが吊るされ、見事に飾られていました。どんな花の組み合わせで植えられているかを見て歩きました。シェークスピア生家のガーデンも見事でした。また、ナーセリー(園芸店)を訪ね、スタッフの方に本場英国のバスケットの植え込み方を教えてもらい、日本で私が作ったバスケット作品の写真を見せて、情報交換することが出来ました。
  イギリスの夏は、日本と比較して湿気が少なく、涼しいので植物にとって生育条件がとても良く、7月なのに葉は瑞々しく、花色は濃く綺麗な色で咲いていました。また、夜10時頃まで日が長く、明るいので、夕食後に庭の手入れをしている方も見かけました。
  
  今回の旅からイギリスの素敵なエッセンスを取り入れ、楽しいガーデニングライフを送りたいです。
  イギリスには、ナショナルトラストなどが公開している庭が300程、個人が公開している庭が3500程あると言われています。
  皆さんも、魅力あるイングリッシュガーデン巡り、お勧めします。




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