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ほしがり姫の1年中ガーデニング生活

・モートン・イン・マーシュ


3日目、朝の散歩後、路線バスで『モートン・イン・マーシュ』に出かける。

同じく、コッツウォルズ地方の街ですが、バスを降りてすぐi(インフォメーション)に寄る。

インフォメーションでは、その街のバス時刻表がもらえます。

3つ見たいガーデンがありましたが、資料で調べてみると、その内、2つは閉まっているらしい。

開いている「Batsford Arboretum」の詳しい場所を聞いていると・・・

「あっ、そのガーデンなら、もうバスが来るよ」と係りの方に言われ、

i を飛び出し、走り出すと・・・えっ。もう1人女の子が一緒に走ってくる。

「私も一緒のガーデンに行くの」と言われ、また同行者が・・・。心強い。

聞いてみると、アメリカのペンシルバニアからのトラベラーで23歳の女性。

一緒にバスに乗り、ワイルドガーデンと城とファームのある「Batsford Arboretum」に。

ファームを歩いていくと、ガーデンの入り口が。

彼女は、ファームへ。私はガーデンへ。興味の有るジャンルは、違ったみたい。

ここでは、英国王立園芸協会の会員証を見せると、入場料が無料になりました。



山が3つ分程の広い広いガーデンを、歩いていくと、

キャッスルが山の中腹に見えてきて(貴族が住んでいたんだろうなぁ)・・・もっと歩いていくと山奥に

大きな古い教会が、建っていました。

ワイルドガーデンの名の通り、山ごとガーデンとなっているよう。

山道を歩いていると、いろんな針葉樹や珍しい木々が植えられていました。

このガーデンは、全体的にお花は少なく、本当にワイルドな大自然。風景的庭園です。

一角には、灯篭もある、Japanese Garden が作られていたのには、驚きました。

誰がここに、日本庭園を作ったのかな?

帰りに、併設されているナーセリーに寄ると、「Japanese Maple」の売り場が(画像:右下)

見てみると、いろんな種類のモミジのコーナーでした。

けっこう、日本の樹木は英国で人気があるようです。いろんなガーデンで、大きく育った松も見かけました。

見ていると・・・あっ、2時間に1本しかない、バス時間が迫っています。

ガーデンを後に、急いで走っていましたが・・・バス停まで間に合いそうもない。

思い余って、羊達が放し飼いになっているファームの農道で、生まれて初めて、

指を立てて「ヒッチ」をしました! そう、車を止めたのです。

と言うのは・・・すごいお年寄りのおじいちゃんが車を運転してきたのです。

緑色の車は、ピタッと止まり、戸を開けてくれました。年齢は80歳位の白髪の老人。

「バスが出てしまうのです。そこのバス停留所まで行きたいのです」と言うと、

快く、乗せてくれました。「ああ、助かった。こんな所で夜になったら大変!」という心境でした。

今、思うとすごいお年寄り(紳士風)だったから、安心して乗ったけれど、

やっぱり、危ないですよね。でも、とっても助かりました。

丁寧にお礼を言い、握手をして車を降りました。

今思うと、あの紳士は、キャッスルに住んでいらっしゃる方だったりして。

バスを乗り換えて、一路、今晩の宿泊地、花の都『ストラットフォード・アポン・エイボン』を目指しました。


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