驚き桃の木 南アバレエの発表会
先週は、月、火曜日とリハーサル水、木曜日と本番で長男のバレエの発表会のため私は危険区域に指定されているところにあるlittle theatreまで毎日主人を仕事中に呼び出して運転をしてもらい夕方まで忙しくしていました。 南アフリカのクラッシックバレエと言うと何もイメージが浮かんできませんが フランスと、ロシアでステージに立つこともなくのほほんと気楽にバレエを続けてきたわが子たちには南アフリカのバレエアカデミーに属する先生たちによるきびしい試験によってクラス分けされる南アのバレエは、かなり本気のいるものでありました。 まさか、南アへきてバレエに本気になるとは思いませんでした。 されど一度足を突っ込んでしまったバレエの世界南アのほとんどの女の子が習っているバレエ 試験を受けた結果英語がまったくわからなかったため 息子は4年生のクラスから2年生のクラスに落とされ 娘は、一年生のクラスから幼稚園のクラスに落とされてしまいました。 長男のバレエ教室は知らずに入ったとはいえこの町では、一番のバレエ教室でその発表会も大々的なものでした。 その名もあれ?”オズの魔法使いって””wizard of OZ"じゃなかったっけ?なぜ”QUEEN"なの? と思っていたら、懐かしき”Queen”の曲を選曲してそれでいてクラシカルな動きを保ちつつ絶対にロシアやフランスではありえないモダンなステージが出来上がっていました。 2時間のステージは、オズだけではなく、その他幼児部による白雪姫や熊のプーさんフラメンコや創作ダンスも盛り込まれそれはそれは、ダイナミックな楽しい、飽きの来ないステージでした。 長男は、生まれて始めてのメークに卒倒しそうになりながら”俺は、絶対これを最後にバレエをやめる男が化粧をするなんて最悪だ”と叫びつつ、キンキンきらきらのオズ国のプーシキンの役をやりました。そして、一日目の本番は、始終笑うことなく嫌々踊っているように見えましたが、まあ、一応間違えることなくたった一人の男の子で東洋人なのでかなり注目を浴びつつ休憩時間に知らないおばさんに”あなたの息子さんは、本当にダンスを楽しんでいるの?”ときかれつつ出番を終えた長男を迎えにいったとき彼はティッシューで一生懸命メークを落とそうとしたらしく顔中が獅子舞のししのように赤と黒に染まり大変憤慨していました。 二日目の本番お化粧にもなれたらしく、素直に椅子に座りお化粧をしてもらいました。 緊張することもなく迎えた本番ではやはり笑うことなく踊り終えました。”なぜ笑わないの?”と聞いたところ”バレエでは白い歯を見せてはいけないんだ”と言う間違った知識をどこからか得ていたことが判明 出番が終わって、楽屋へに迎えにいったら今日は、お化粧を落とすことなく晴れ晴れした顔で”俺、バレエ続けるからな” ほえ?!! まあ、楽しんだようで、何よりでした。私たちも、おかげさまで楽しませてもらいました。 帰りは日本食レストランで”打ち上げ~”のはずでしたが、そのお化粧で行くのはいやだと言うもっともな理由で家に帰って夕食にしました。 長男の生まれて初めてバレエの発表会でした。