2007/06/21(木)10:34
人生初の挫折?
夫から「今日は帰れることになったから、今から帰る」とメールがきた。
メールの返事がソッコーきたことで、少なからず気にしてるのかなとは伝わるものの、
やっぱりひとこと「謝罪」がないと気持ちの切り替えができない、と思い、そろそろ
こっちからツッコミ入れてやろうと待ち構えてた。
しかし・・・。
帰ってきてもヒトコトもしゃべらない夫。なんだろ、気まずいのかな?と様子をうかがってたら、
「元気ないねん」とボソリ。
「人生挫折したことがない」と豪語してた夫が言った。
夫の会社が納めた部品を使った製品の量産がはじまったので、
トラブルが起きたらすぐ対応できるように、「3週間は毎日はりついてください」
との指令に、今週火曜日から朝5時半起きで現地工場に通いはじめた。
これだけでも結構シンドイのに、夜間におきたトラブルは朝8時に先方から報告があがり、
その対応策を夕方5時までに、日中おきたトラブルは5時にとりまとめて、翌朝8時までに
対応策を納入社に報告しなくちゃいけないんだって。
夫の会社は外資なので、トラブル対応は本国のエンジニアと調整しなくてはならない。
でも、外人はスピードについていけない、外人はすぐにあきらめる、ようで、
間に入っている夫は、先方に答えを出すことができずキュウキュウになってるみたい。
しかも、初日からトラブル勃発で、納入した1000個の検品を夫ひとりでやりなおし。( ̄▽ ̄;)
あと1つトラブル勃発したら、全品回収って事態に陥るらしい。
そんなコトになったら、信用問題で次のビジネスは絶たれるかも?
日本人的には、会社としてそんな危機に面してるなら、あらゆるリソースをそこに
投入して切り抜ける体制をしく、と思う。
(ただでさえ、外国とのやりとりには時差があって国内企業よりハンデあるんだし)
しかし、そんな状況下にあってるなかでも、日本オフィスをマネージメントしているボスが
平気で1ケ月半も休暇をとり本国でのほほんとしている・・・それが外資系なんだなー。
いろいろ言ったところで「That's your job」って言われておしまい。
仕事とはいえ夫が不良品を作ってるワケじゃないのに訴えどころもなく、
毎日時間と調整の戦いを強いられてる夫が気の毒に思え、しょーがないから、
謝罪要求は私の中で取り下げた。(しょーがないからかよ 笑)
外資系で仕事するって、こういうコトなんだよね。
日本人を相手にするのに、味方はたよりない外人。だから国内企業より給与もいいんだろうな。
優しい妻の私は「給料下がっても、仕事忙しくなってもいいから国内企業に転職しなよ」
って選択肢増やすことをすすめました。
もともとは国内企業勤めの方が長いんだし、外資系もこれで2社経験したんだから、
どっちを選ぶかは夫しだい。
私はほぼ初めての経験だけど、仕事に打ち込んでる旦那さんほど打ちひしがれたとき、
支える妻って大変なんだろうなー、ってあらためて思いました。
妻、バンザイ!