京都発 人材育成コンサルタントが綴る 『素敵な人生のはじめ方』実践Blog

2006/05/20(土)20:05

自分のステージ

気づいたこと・学んだこと(148)

自分の子が将来Jリーグのサッカー選手になる! と言い出したとしたら・・・あなたはどう言いますか? 昨日、行政側から教育に携わる友人と 子どもをどう伸ばすか?について話していた。 彼は自分の息子の話をしてくれた。 今、高校生の長男クンと今度高校生になる次男クンの 進路選択のときの話を。 長男クンは「お父さん!オレJリーグに入ってサッカー選手になる! だから、高校は○○高校に行く」と言い出したそう。 彼は息子を一喝したと言う。「バカタレ~~!」 「夢を見るのはイイ!だけどな、実現可能な夢を見ろ。 自分をチカラを知れ!俺の許可なく勝手な真似はさせん 勉強がイヤで逃げ出すヤツが、一流の選手になれるか~けどな、義務教育の期間が過ぎたら、お前の人生、自分で選べ。 ただし、父親であるオレが学費やその他の金を払っている間は 相談しろ。それが嫌なら自分で稼げ。」 そう言ったそうだ。 長男クンもサッカーに生きる道は諦めたが、 イキイキと高校生活を送っている。 そして、今回次男クンもサッカーで生きる道を断念。 (割と簡単に断念しちゃうあたりにパパの判断の根拠が見えるかも) こう書くとワンマンなお父さんみたいなんだけど、 彼曰く、二人の息子の才能を見極めての判断と言う。 サッカーで高校くらいなら通じるかもしれないが 人より抜きん出て才能があるとは思えない。 人より抜きん出て、努力している様子もない。 ただテレビに映る姿に憧れているだけ・・・。 だったら、現実を知らしめるのも親の役目。 簡単に願えば夢が叶うかのような風潮には 疑問を感じると彼は言う。 私も同感。 天才と誰もが認めるイチローの言葉を引用したい。 天才は努力して、その努力以上の結果を出す人 秀才は努力して、努力した分結果を出す人 凡才は努力して、努力した分の結果が出せない人 そう努力は必要なのだ。 それも相当の努力が・・・そしてそれを継続すること。 それが件の彼の息子達には感じられず、 甘い夢を見ているだけだと判断したのだった。 ソノ根拠は、日常生活にあった。 寝る間も惜しんでサッカーに情熱を燃やしているわけでもない。 ご飯を食べたら、ゲームや漫画に興じている姿があった。 その他にも色々と目に付くことがあったと言う。 その上での判断だったのだ・・・。 その道で生きていこうとするならば、 何よりも優先させてる努力をしても足らないかもしれない。 過酷な世界で生きていくには、ソレ相応の心構え(覚悟)と ソレ相応の才能と、たゆまぬ努力が必要なのだ。 彼の話を聞いて、親として必要な判断だったと思う。 彼は続けて言った。「これが京大に行くとか、東大に行くとかの 才能ではなく、努力すれば何とかなるものなら応援した」と。 願えば叶う・・・一理はあると思う。 逆に言えば、願わないものは叶わないのだから。 けれど、自分を知った上で、 社会の中で自分の担う役割のようなものがあることを 知る必要がある気がしている。 いわば、分をわきまえると言うことか・・・。 ネガティブな意味ではない。 ただ・・・自分のステージを知り、 そこでどう輝くのかが大切なのだと思う。 明日もイイお天気でありますよーに! ポチッとひと押し、よろしくお願いします。

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