テーマ:こころの健康(1960)
カテゴリ:こころ
今回のこころミスト
![]() いつからか人とのご縁も物事とのご縁も大切にしたいと思うようになりました。 先日のこと、出かけた先でカフェに行きたいと思い、店を探していました。 駅まで歩いているうちに見つかるだろうと安易に考えていたのですが、なかなかここぞと思える店が見つかりません。 そうこうするうちに駅にたどり着いてしまい、あきらめきれずに検索してみると、近くによくあるコーヒーチェーン店の他、カフェではありませんが惹かれる名前のお店を発見しました。 閉店まで間もないようですが、私自身もあまり時間が取れないので、ちょうど良いと考えて急いでお店に向かいました。 店構えから私には敷居が高いと感じましたが、のれんをくぐり、恐る恐る引き戸を開けてみました。 テーブル席が一つ、ソファ席が一つ、そして立派な設えのカウンター席があるお店で、私には不似合いな場所かもしれないと一瞬たじろいでしまいましたが、思い切って中に入りました。 通された席はカウンター席。 おしながきを見て、かぶせ茶と和菓子のセットを注文しました。 目の前には茶香炉があり、時折穏やかに、やさしくお茶の薫りが漂ってくることに心地よさを覚えると同時に、ちょっぴり気が引き締まる思いでお茶が出されるのを待ちました。 まず出されたのが茶葉。 選んだ茶葉の香りを嗅いで茶葉の味を確かめてみてもよいとのことで、早速試してみました。 爽やかでありながら円みを感じる香りが自分好みで、わからずに選んだにもかかわらず運が良いと期待は高まるばかりです。 茶葉をひとつまみ口に含んでみると、サクッとした食感のあと、渋みをおさえたまろやかな風味が口に広がりました。 三煎出されるというお茶が、ますます楽しみになりました。 茶葉は一旦下げられ、その茶葉を使ってうっとりと見とれてしまうような優雅で美しい所作で丁寧に一煎めを淹れてくださいました。 一煎めの水色は澄みきった黄緑色で爽やかな香り、ほのかな甘みと穏やかな渋みがふわっと口の中に広がり、とても贅沢な気分になりました。 季節の和菓子二種が運ばれ、続いてグラスに淹れられた二煎めのお茶が目の前に登場しました。 一煎めより熱めの湯で淹れられたお茶は、濃いめの鮮やかな水色が映え、一段と爽やかな味を楽しめました。 和菓子とも相性がよく、幸せな気分になりました。 そして三煎め。焼き物の茶碗に注がれたお茶は二煎めよりもさらに熱めの湯で淹れられているからかふくよかな香りが立ち、渋みが感じられるすっきりとした後味でとてもおいしかったです。 淹れた後の茶葉もお浸しとしていただきました。 苦味はほとんどなく、旨味が凝縮されているように感じました。 茶葉だけでもとてもおいしかったのですが、自家製のポン酢をかけてからいただいてみると、佃煮のようでこれまた美味でした。 店に入る前、入った直後のお茶が出されるまでの時間は、私には釣り合わない場所のように感じてソワソワしていたのですが、以前読んだことのある引き寄せの法則なるものの存在を思い出してからはせっかくなので楽しまなくてはと思い、時を過ごしました。 ちなみに、 引き寄せの法則とは 似た波動を放つもの同士が引き合うことで、思考もそれに応じた波動を発し、それと似た波動を引き寄せる というものです。 寛げる空間で一滴一滴丁寧に淹れられたお茶を楽しみ、心洗われる瞬間を体験できる自分は、この場にふさわしい存在であるとまるごと肯定できるほどではありませんが、きっと豊かな時間を持つにふさわしい自分になりつつあるのだと前向きに捉えるようにしています。 ゆったりとした気分で満たされる時間を過ごすことができたすてきなご縁に感謝したいと思います。 今回のお店にふさわしいと思える自分になれるように、 そして、心うるおう次なるすてきなご縁を引き寄せられるよう、「書写セラピー」や「ひとのためコレクション」を続けることから心を磨いていきたいと、至福のときを振り返りつつ思うのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 17, 2025 09:00:09 PM
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