2008/04/24(木)14:28
ジョンフンやらKAT-TUNやら
"音楽の無い生活なんて考えられない"
むかしのコマーシャルか何かのキャッチコピーですけど、
以前の僕は「うんうん」と頷いてこれを理解していました。
ところが、上海に来てから3年4ヶ月。
まるっきり音楽に関心がない時期を過ごしてたんです。
大学時代は全力でBeatlesにはまってみたり、
Oldiesのライブを見に行ったり、
主にカラオケ用として邦楽を聴いたりしてたんです。
まあ、少し流行した歌ならたいてい知っていた。
少なくとも、サビぐらいは知っていて、カラオケでその曲が流れたら
合いの手のひとつも入れられるスキルは持っていたんです。
なんならハモリだっていけたんです。
上海に来て3年4ヶ月が経ったいま。
オリコンシングルチャートとか見ると、
曲名と歌手名が並んでるわけですけど、
どっちが歌手名やら分からない。
ええと、この
ジョンフン/サクラTEARS
っていうのはジョンフンさんが歌うサクラTEARSという歌なのか?
いやいや、でも「S」ってぐらいだからこっちがグループ名かも?
となると、サクラTEARSというバンドだかグループが歌う、ジョンフンという歌。。。
とまあ、こんな感じです。
なんだジョンフンって。
さらに、どっちが歌手名なのかは明確な場合でも、
こんどは読めないケースがあります。
まずKAT-TUNとか絶対無理。
おまえは日暮里かと。
もしくは御徒町ですかと。
「カット・ツン」、もしくは百歩譲って「カッツン」あたりが妥当でしょう。
これをカトゥーンと読む機転は僕にはない。
あ、カタカナで書くと妙にマヌケなのな、カトゥーン。
先日ちょっと、大学時代の同期会に出席しましてね。
せっかく久しぶりに会ったんだし、二次会的なことをしようということで、
お約束のカラオケに行ったわけですよ。
こっちは4年前で音楽的時間は止まってますからね。
ここむ的最新邦楽曲といえば、
SMAP/世界にひとつだけの花
これですよ。
で、カラオケに行ったわけですけど、もう完全にアウェー。
なにその曲?みたいな微妙なテンションですよ、僕だけ。
そんな僕をよそに、
いーやーさーさーとか言ってるわけですよ、みんなが。
悔しくてですね。
あの乗り遅れた感はもう二度と味わいたくない。
もうタンバリンでケガしたくない。
というわけで、ここ3年ぐらいに流行った歌を教えてもらいました。
20曲ばかりダウンロードして聴いてるんですけど、
まあどいつもこいつも声が高い。
そして、歌じゃない部分が多い。
ラップって言うんですか。
すげえ勢いで曲の最中に台詞をぶん回すわけですけど、
あれって全部覚えなきゃだめなのかしら。
いま、ちょっとした挫折感を味わっています。
まあでも、ノリがよくていいね。
楽しい気分になるね、Greeeeen(←eの数適当)とかね。
ところで、ちょっと話は変わるんですけど、
最近のオリコンチャート見てると意味が分からないことがあるんですよ。
まず「羞恥心」ですか。
さほどかっこよくもない男性が3人で歌ってるんですけど、
これがまた驚くほど下手なんですよ。
でもこれ、いますげえ売れてるって言うじゃないですか。
曲もひどいし、一体これのどこに価値を見出して購入するんですかね。
あと、perfumeですか。
コマーシャルからブレイクしたらしいんですけど、
ものすごく普通な女性が3人で歌ってます。
これもさっぱり理解できない。
なんかね、CM流れるまで500枚しか売れてなかったんですって、CDが。
でも、このCMが流れてからアッという間に10万枚売れたんだとか。
さっきの羞恥心にしても、このperfumeにしても、
マスコミやメディアが作り上げた感がぷんぷん匂うんですね。
でもほら、僕ときたら、そういうのと無縁じゃないですか。
なので、あまりにも冷静にこういう曲を聴けるんじゃないかなあと。
そのギャップが、これらを理解できない原因なんじゃないかなあと。
こう思うわけです。
裏を返せば、「みなさんメディアに踊らされすぎじゃない?」ってこと。
僕はまるっきり音楽については知識ないですし、
聞き比べる耳も持ってないんですね。
それに音楽なんて、聴く人が楽しければそれでいいと思いますけど、
あまりにも踊らされすぎな状況ってのはどうなのかなあと。
そんなことを思った、オリコンサイト訪問でありました。
ここむ