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寒かったんですよ、すげえ。 12月ですから、もちろん中国だって冬ですよ。 そりゃもう立派に、猛り狂ったますらをの如く冬ですから、 ずいぶんと寒いわけですよね。 出張先のホテル。 ああ、今日も一日よく働いた。 これでこそお給料をいただく会社員の姿だ。 ビバ俺。 とか、たぶん勘違いなことを考えていたんです。 おもむろにチェックインするわたし。 このへんの中国語はもうカンペキですからね。 年間40回ぐらい中国のホテル泊まりますから、 フロントとのやり取りならお手の物。 ゴキゲンで部屋に向かったんです。 以外にも清潔で広い客室に、さらにゴキゲンなここむ。 出張先で快適なホテルにあたると安心しますよね。 もうね、星の数とかじゃありませんからね、こっちだと。 4つ星まではカネで買えるとか聞きましたけど、きっと本当です。 そう思っちゃうぐらい、こっちの星はアテにならないんです。 今回泊まったホテルは3つ星。 ぶっちゃけ何も期待してなかったんですが、 清潔で広い客室と、大きなベッドで大喜び。 水も臭くありません。 言い忘れましたが、フロントの女性もかわいかったんだ、これが。 ところが。 部屋に入ってしばらくしても、ぜんぜん温度が上がらない。 さっきエアコンはONにしました。 慣例蕁麻疹というイカした病をもつ僕ですから、 最高温度設定でエアコン絶賛開放中。 なのに、さむい。 というわけで、とりあえずフロントに電話します。 キュートなあの子とお話できるチャンス!とか思った。 ぷるるるるる。 ぷるるるるるる。 「はいフロントです!」 男か…il||li _| ̄|○ il||li ま、まあ、いいよ、男でも。 なんだかしょんぼりして用件を告げるわたし。 無駄に爽やかなフロントの青年。 とりあえず、設備の人が様子を見に来るとのこと。 コンコン。 ってもう来たのかよ!( ̄□ ̄;)!! なんという速さ。 電話切ってから1分も経っていません。 ここ中国よ? 3つ星ホテルよ? ふつう30分は来ないだろ。 つうか、2~3回電話しないと忘れちゃうだろ。。。 とにかく驚きながらも、設備のおじさんを部屋に通します。 やってきたのは、水野晴男そっくりの元気なおっさん。 手には何やら、プラスチック製の拳銃のようなものを持っています。 ・・・でも、それしか持ってない。 水野、エアコン直せるのかしら。。。 不安にかられる僕をよそに、水野はおもむろに銃を構えます。 エアコンに向かって引き金を引く水野。 レーザーが出た! ぴーって出た! そして、その銃みたいなもんについてるモニターには・・・ 25度の表示。 すげえ。 これ、吹き出し口付近の温度を測れる装置です。 ぴーって赤い光が出るんですが、 それがたどり着いた先の温度を表示してやがる!! こんなすげマシンが存在するとは・・・ 距離とかなら分かりますよ? 光を発射してから戻ってくるまでの時間で、 射出口から目標物までの、おおよその距離を測るとか。 そういうのは理論的に分かるの、あたし。 でも、なんで温度が分かる?! 僕の知識では、どうにも理解ができません。 つうか、ここ中国の三ツ星ホテルなんですけど・・・ ぐぐったら、こんなの出てきた。 http://www.outletplaza.co.jp/goods/72931/ ふぉ!( ̄□ ̄;)!! すげえ安いし!! なに1万円ちょっとって。 ±3℃?! なんか意外と高性能なんですけど・・・ いや、ぜんぜん使い道ないけど、欲しくなりますね。 話は戻って水野ですが、そうやって温度を測定しましてね。 吹き出し口の温度は25度なわけです。 ちなみに室温は21度ね。 すると、いったんエアコンの電源を切る水野。 2個ぐらいボタンをいっぺんに押す水野。 すると、設定画面が現れて・・・ 見事あったかい風が出てくるじゃないですか。 水野カンペキ。 装備も作業もカンッペキ。 驚いたね、いい仕事するよ水野・・・ 中国のホテルで、これほど見事な作業をする人は初めてです。 たいてい、どーしょーもなくて、 「なおらないから、部屋代わって」 って言われておしまいだもの。 ほんとすばらしい対応に、感激したしだいです。 中国のサービス業も、こんなに良くなってきてるんだ。 日本人として、一抹の不安を感じずにはいられませんでした。 技術でも追いつかれ、サービスの質で追いつかれたら・・・ おれら日本って、30年後とかどうなっちゃうんだろう(汗) ここむ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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