ズレた会話
何年か前、Aさんという知人がいました。Aさんはある時、私がAさん宛てに真面目に書いたメールを、そのまま、他の人に転送しました。私にとっては、私信(しかも真面目な)を勝手に別の人に見せるなんてことは、信じられない行為です。だけど、なにがなんでも許せない!!とまでは思いません。自分自身は絶対しないけど、人に対してそんな厳しいことを言うつもりはないというか。「私はそういうことをされるのは嫌いだから 私が送ったメールに関してはもうやめてね」とは言うけどね。で、その時も、私はそう言ったわけです。するとAさん。「はあ?」と不機嫌になり、「もらったメールを私の自由にして何が悪いの?」と言いました。つまり、Aさんにとっては、私信を勝手に人に見せることは別に構わないことだったわけです。人それぞれの考え方があるわけなので、それならそれでいいと思いました。自分としては今後Aさんに私信を送らなければいいだけの話です。だけど、私は、引っ掛かりを感じてしまいました。自分は「悪い」と責めたわけではなくて、「私はいやだからやめてね」と要望を言ったわけです。にもかかわらず、その返事が「何が悪いの?」っていうのは、なんだかズレてはいないでしょうか。たまに、人と会話していて、こういう種類のズレを感じることがあります。私がズレてるのかな?とも思うのだけど。 今日の一曲『オリジナルカラー』 堂本剛