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フェリアの「ひみつダイアリー」

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2006.11.19
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むらさきいものお菓子
↑妹・Aが作ってくれたむらさきいものお菓子。かわいいでしょ~??


とってもくだらないことで思いっきり腹を立てたので、なんだか気分が重いです。
このところの私、いいカンジで過ごしてたんですよ。

なぜ穏やかな気持ちになれたのか、最近、わかってきました。
「母を評価しだしてから」なのですね。

私はここ数年、母をうっとうしく感じてきました。
父が亡くなったショックもありましたしね、私は父親っ子でしたから。

母はずっと父に守られて暮らしてきた人なので、女性としては幸せだったと思いますが、社会人としては成熟していない、というのが私の母親評でした。

なにしろ私はここ10年、仕事にまい進し、人の価値=収入、というふうに誤った考え方をしていたので、ずっと父に寄りかかり、世間知らずになった母がうとましかったのです。


転機が訪れたのは、今年6月に釧路と札幌の身内を旅をしたことです。
なつかしい親戚たちと楽しいときを過ごし、私は母の気持ちがとてもよくわかる気がしました。

母もこうして釧路を訪ねるたびに親兄弟に会い、歓待されていたのだと。
だから自分も関東地方を訪ねてくる身内によくしてあげたかったのだと。

私は、広くもない家に住んで、お客を泊める布団の心配をする母を「なんて非合理的なんだろう」と思ってきましたが、合理・非合理の問題ではなかったのです。
それは「たずねてきてくれた人に、気持ちよく泊まってもらいたい」気持ちからくるものだったのですね。


そう考えるようになってから、長女である私が、母にしてもらったこと・母と共有した時間をいろいろと思い出しました。

夜にふたりでミルクコーヒー(カフェオレとは言いませんでしたね、昔は)を飲み、眠れなくなったこと。
パン屋に行ってパンの耳を買ってきて、それにコンデンスミルクをつけておやつがわりに食べたこと。
旅先で「荒城の月」の踊りを教えてもらったこと。

いつも体に合った着物を作ってくれて、きれいな髪飾りやお太鼓を用意してくれたこと。
真っ白なウサギの襟巻きを買ってもらったこともありました。


ムスコが生まれてからは、孫に会いたさに、大量の食料を持って泊りがけできてくれました。
それも実にしばしば。


そんなあれこれを思い出すようになってから、心の中にあった雑念が消えていき「今、このとき、ここにこうしていること」そのものを幸せだと考えられるようになったのです。

そしてこの年になっても、母と食事がともにできる(だいたい週2回は一緒に夕食を食べています)ことが、本当に幸せだと思えるようになりました。


今日、ひさびさにくだらないことで腹を立てましたが(母のことではありません、念のため)、いやいや、たいしたことではない、怒った私が狭量であったと考えつつあります、まだ完全ではありませんが。

「許すこと」大事ですね。





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最終更新日  2006.11.19 23:38:00



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