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短編小説【詩・小説】携帯小説・短編詩         ~百万人の感動へ向けて

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2007年10月29日
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カテゴリ:短編小説
[第一章 サイト]

目の前にスイッチがある…。押せば世界は終わる。
【地球の自転を止めてしまうスイッチ】
青いスイッチの下には、そう文字が彫られている。


部屋には一つだけ小さな窓があり、そこから食料と水は
提供される。風呂とトイレは完備。
しかし…その部屋には出入り口は無い…。
依然封鎖されたまま…。
部屋の中心に置かれたスイッチ以外
何も存在しない部屋だった。

「もぅ一ヶ月か…」

真田はふとここ一ヶ月を思い返した様に呟いた…。


彼、真田 誠は、一ヶ月前
日本という国で、毎日同じ日々を繰り返していた。
ごく普通の役所の公務員
何もとりえが無いのがとりえだと 自負していた彼は
普段の退屈な日常に、刺激を与えるため
最近、急速に普及しつつあるインターネットにハマりつつある以外
別に変わったことも無く、無難に生きていた。

ところがある日、いつもの様に
気ままにネットサーフィンをしていると
とても奇妙なサイトに行き着いた。

そこには、ただ一言
【世界を滅ぼす権利を手にいれませんか?】
と、その下に
yes or no と書かれているだけ。

真田はくだらないと思いつつも、少し興味を覚え
適当にyesを選択してみたのだった。
すると次のページは、 
存在しなかった…。

真田(なんなんだ ここの管理者)
と思いつつも、特に気にすることなく
その日は眠りについた。


何事も無い日常の朝が始まる…
はずだったのに…

真田は目を覚まし驚愕した。

真田「ここは…何処だ…?」

真田は自分の目を疑いつつも、辺りをユックリと見回した…。

            
[第二章スイッチ]

真田は辺りをユックリ見回した。

真田「誰か、誰かいないのか!ここは何処だ?」

シーーーン…

真田「明日も仕事があるんだ。帰してくれ!」



…返事は無かった。

(会社の上司が心配しているのではないだろうか。
友人や家族は連絡が取れないとわかって、
捜索願いを出しているのだろうか…)

色々な想いとはうらはらに、時は無常にも
過ぎていき、彼はもぅそんなことも、
どうでもよくなりつつあった。


ただ、1つ気になるのは、目の前の青いスイッチだけ。


それから一ヶ月たった今

真田は精神的に既に限界にきていた。


と、その時  彼は何を思ったのか
突然立ち上がり、青いスイッチを押した!!!!

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   世界は滅亡した。


[第三章 滅亡] 
          
世界は滅亡した‥。
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    「はっ!」
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  真田は目を覚ました。


真田「なんだ 夢か‥
   しかし、なんて夢だ‥」


真田はいつものように自分の部屋のベットで、目を覚ました。

真田「!もぅこんな時間か」

真田は時計を見るといつものように、会社への支度を
まだ寝ぼけまなこを擦りながら、いそいそと始めた。

着替えながら、TVのスイッチをつけると…

ニュースキャスター「本日の重大ニュースです…。本日…は…しました」


真田「?重大…ん、何がどうしたって?」

真田は興味が沸いてきて、ボリュームを大きくした。

すると…

ニュースキャスター「繰り返します。本日銀河系 だい108番惑星
地球が滅亡いたしました。」


真田「!!ま…まさか…そんなことが…あるはずが…」



[最終章:仕事]


真田「ま・まさか!俺が…。いや、いったいどうなっているんだ!」

真田はもう一度確認するように、自分の部屋の中を
注意深く見回した…・。

よく見ると部屋の出口が無い!

いつもの出入り口になっているドアの場所には、
代わりに説明書きがあいてあり、その下には
また、「ボタン」があった。


ー説明書ー
【真実の記憶を呼び覚ましますか?注)精神的ダメージにお気をつけ下さい】



真田(精神的ダメージ?)





真田は訝しく思いながらも、迷い無くボタンを押したーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…・・




真田「!!お・・思い出したぞぉ!!」



真田は全て思い出した。



彼のいる星はかなり文明が発達していて
部屋から一歩も出なくても、生活可能なことや

自分自身が、お金に大変困っていて、かなり高額な「仕事」を
見つけることが出来たこと…‥等など。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


□■仕事内容■□

宇宙の害になる星を滅ぼす。

メリット:ボタンひとつ押すだけの簡単なお仕事です。高額保障有り。

デメリット:精神的ダメージが大きい

アフター:記憶操作により心理的改善が出来ますので、安心です。


高額・簡単・安心のお仕事探しは、是非当社で!




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            ~劇終~


[番外章:罪と罰]


真田は気が狂いそうな心境になった。


当然だ自分の手で滅ぼしてしまったのだ…
そぅ、かけがえのないものを…


真田(こんな世界どうかしてる!)


真田は発狂寸前まで追い詰められ、
いてもたってもいられなくなり
壁を無理やり叩き壊し、外へ出たのであった。


すると…


外には、何もない闇の空間が、永遠に広がっているだけであった。
その中で、自分の家と自分の姿だけが、
ポツリと立っているだけであったのだ。




真田(な・・なんだここは、いったいどうなっているんだぁあぁああ!!)
真田は気を失って倒れてしまった…。





真っ暗な闇の中で、機械的な声が響いてきた。


声 【【無期懲役囚人015715番 真田 誠 27回目の発狂】】






翌朝…
彼は目を覚ました。

真田の、いつもと変わらぬ朝が始まる…。





           世界編第一章へつづく






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Last updated  2007年10月29日 21時45分49秒
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