世にも奇妙な携帯小説短編小説ー【自己啓発編】4-2
2023年ー世界は非暴力の世界になっていた。--[第二章]サイキックウォーズ--世界は遂に非暴力を実現した。しかし…戦争は未だ続いていた。世界非暴力協定により、国であれ個人であろうが武器や暴力を使用すれば、即「死刑」を宣告される。そこでは言葉やイメージという目に見えない攻防が繰り広げられていた。もちろん暴力的表現は使用してはならない。だが、それが更に精神的攻防を深くしてしまい、解決を遠ざけていたのだった。いつの時代でも、精鋭部隊は存在するものだ。これはある部隊での出来事である。隊長「健一!今回の敵は手強いぞ。十分気をつけろ。」健一「はい隊長十分わかっています。しかし既に…」隊長「遅かったか…大丈夫か!?健一!けんいち!」健一「ぅ…、だめだ…、もぅいやだ…、どうにかなりそ…」バタッ!!!健一は意識を失ってしまった。隊長「健一!しっかりしろ!!気をしっかり持て!!!けんいち、けんい~~~…」……なた…あなた…あなた、起きて!妻「仕事の時間よ!」健一「ん?あ、ぁあ…そうか…おはよう、今起きるよ。」妻「どうしたの?何か凄くうなされていたようだけど。」健一「う~ん、何か夢を見ていたらしい…でも、思い出せない…」健一は特に気にすることもなく、いつものように仕事に向かった。(死にたい…)(俺は誰なんだ?) (もぅ…イヤダ…)健一(?)「何か聞こえたような気がしたが…気のせいか…。」健一はまだ気がついていなかった、何気ない日常の中で、恐るべき攻撃を受けていたことを… …つづく