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<女子W杯:日本2-1イングランド>◇準決勝◇1日◇エドモントン (写真は日刊スポーツから) イングランドにとっては悪夢のような幕切れだった。 後半ロスタイム。川澄のクロスをセンターバックのバセットが滑り込んでクリアしようと試みたが、 ボールはクロスバーに当たって無情にもゴールの内側ではねて決勝点を許した。 試合終了の笛がなると、泣き崩れるバセットをイレブンが慰めた。 サンプソン監督は 「彼女はまじめに練習を積み、人格も素晴らしい。あの一瞬は恐ろしい瞬間だったが、 彼女がいなければ4強にも来られなかった」と悲運のDFをかばった 〔なでしこ劇的オウンゴールで2連覇王手/準決勝詳細(日刊スポーツ)〕 あらゆる球技の中で興味があるスポーツは野球のみのアオエです。 なでしこジャンパンも特に関心があるわけではありません。 ふだん、特に応援をしていないのに、世界大会に出ているからといって 突然、「勝ってほしいです。応援します」などというのもなんだか図々しい気がしてしまうわけでして。 薄氷の勝利を得たなでしこジャンパンの蔭には、悪夢ような悲劇もあったと。 バセット選手はやるべきことを当然のようにしながら、 ほんのわずかなタイミングのずれか力配分の加減かで 自軍のゴールに入れてしまったというわけであり…。 ニュースを見ても直ぐには分かりませんでした。 スローモーションの映像を見ながら解説を聞いて、 ああ、なるほどと分かった次第です。 勝者があれば敗者あり。 それがスポーツであり、ルール上、まったく問題はなく、 誰に苦情を言うことも許されない結果は、ある意味非情です。 なでしこジャンパンが勝ってよかった。次はアメリカだ…などと簡単に心を移せないのは やはり、さほどサッカーに関心がなかったからなのでしょう。 だからこそ、イングランドの悲運の選手のことが、いつまでも心に残るわけで…。 素直じゃないといえば確かにそうなのでしょうけど、 客観的に見つめることができたという意味では、 ある意味、特に日本チームをひいきにして見ていなかったことが 幸いしたということもいえるかも知れません。 イングランドチームの監督は立派だと思いました。 監督はさらにこんなふうにもおっしゃっています。 「(オウンゴールの)バセットは悲しみのふちにいるが、 明日の朝には仲間とここまで達成してきたことを共有できるだろう」 なでしこジャンパンの勝利は素晴らしい。 しかし、一方で、バセット選手の悲劇を忘れてしまうのは 何か罪深いような気がするアオエなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.07.03 04:32:53
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