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テーマ:とんぼ玉のこと(864)
カテゴリ:とんぼ玉のお道具
きゃあきゃあ、あっという間に次の日になっちゃったのだわ。。。
安直ですみませんが、用語集でお茶を濁させてください; →よく考えたら、用語ではなく、お道具だったので、カテゴリを移動します。 とんぼ玉を作るには、鉄の棒(鉄芯=シャフトとも言う)やステンレスの棒(ステンレス芯=シャフトとも言う)にガラスを溶かして、ぐるぐる巻き付けて、それを成形していくわけですが、そのまま巻いたのでは、ガラスと金属は熱するととてもくっつきやすくなりますので、好きよ~好きヨ~と(あほか、私は;)くっついてしまうんです。 離形剤は、鉄芯やステンレス芯にガラスがくっついてしまわないように、芯棒のとんぼ玉の穴になる部分に前もって塗りつけて、ガラスが芯にくっつかず玉離れが良くなるようにするための薬品(といっても柔らかい紙粘土とかマヨネーズみたいな感じ)です。 ![]() こういう感じ ![]() ここにガラスを巻き巻きします。 使い方は、まず、準備として、芯に離形剤をつけ、半日以上乾かします。 ものによっては、半乾きの時からバーナーの遠火であぶって乾かせばいいものもあるのですが、製作途中にモロモロと離形剤がはがれてしまうと、せっかく作った玉がぱぁなので、ココトンボ的にはおすすめではありません。(こんな失敗山ほどしました;製作はできないくせに失敗は達人ってどうなの?私) とんぼ玉を巻くときに、ガラスがおよそ巻ける大きさまで溶けてきたタイミングで、バーナーで遠火から、離形剤が赤くなってくるまで火にかけ、赤くなってきたら、一端ちょっと火から離して、それからガラスを巻いていきます。 ここで赤くなるまで熱するというのはちょっとポイントで、コレをやらないと離形剤からでたガスがとんぼ玉のガラスに入ってしまって、割れたり気泡入りになったりしてしまいます。 離形剤には、粉状のものが袋に入っていて、それを水で溶いて使うもの(割と価格はエコノミー)からポリの容器にすでに練られた状態で売られていて、そのまますぐ使えるタイプ(1500円くらい?)まで、色々あります。 白色の離形剤は、時間をかけて乾かさなくてはならない、茶色の離形剤は、 ステンレスに離形剤をつけてから炎ですぐに乾かすことが出来ますがやや高価など特徴がありますので、自分にあったものを探しましょう。 ちなみにココとんぼのは、東急ハンズで購入した袋入りのを自分で溶き溶きしたものです。もう1年ものですので、かなり馴染んで良い感じです。おいしそうです★ ※粉のものは、多めに水に溶いてしばらく置くと粉が下の方に沈みますので、そうしたら、上澄みをドドッと捨てます。これを数度繰り返して、上澄みがきれいになったら、ちょうど良い濃さに調節して、あとはしばらく馴染むように寝かせます。 ●離形剤の最適な濃さは、ゆるいマヨネーズ。濃さが適当でないと、火であぶったときに剥がれたり、芯から玉が 取れなくなったりします。水分が蒸発して濃くなったときは、水を入れて薄めます。(乾かして0.5mmくらいになる濃さ) ●使用前にはよく混ぜます。 ●粉状の離形剤は、2週間以上前から作り置いて、寝かせるととてもいいです。 強者になると、よりよい離形剤を求めて、MYブレンドなどやってみたりします。 砥の粉と、ベビーパウダーと液状のりでできるそうです。GUREさんのサイトの技術掲示板に載っていたので、興味ある方は、探してみてください。 【参考】 ![]() A3インターナショナルでは、たくさんの離形剤が売られています。 色や素材によって結構特徴があるようです。 いんや~、しかし。。。 簡単なネタでいくつもりが、離形剤でえらく語っちまいましたね;;; さすがに眠いです... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月26日 21時47分33秒
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