バーナー その1
とんぼ玉製作にまず必要なのは、バーナーワークの名の通り、ガラスを溶かすバーナーです。これは、家庭用のカセットコンロなどでは、だめです×一般的なのは、エアガスバーナーですが、簡易型のカセットボンベ式バーナーや灯油バーナーなどもあります。(いっぱいあります♪)大きな特徴は、ガスバーナーは、炎の種類やメーカーなど、種類もいくつか選べて、扱いやすく、灯油バーナーは、燃費が良いのでプロに好まれやすい、簡易式は、価格が安価で、ちょっと始めたい人には買いやすいけれども、ガス口と火力が小さいので大きな玉やソーダガラスには向かないこととススが入りやすいことです。灯油式は種類も限られていますし、本体自体はまあまあ高価なので、初心者さん向けの「極楽とんぼの~」では、詳しく述べません;(あんまり知らないし。(^^;)ご興味のある方は、お店やメーカーに聞いてみると良いと思います。さて、ガスバーナーを選ぶときの最初のポイントは、ずばり3つ!どんな大きさ・種類のとんぼ玉を作るか?ガス口が小さく火力の弱いバーナーを選ぶと小さい玉しか作れませんが、ガス口の大きなバーナーで火力が十分なものであれば、ソーダガラスも使えますし、2cmとかの大きなとんぼ玉を作ることもできます。使用するガスの種類は何か?バーナーワークで使用するバーナーには、都市ガス用とプロパンガス用があり、バーナーを購入する時点でどちらにするのか指定しなければなりません。自宅が都市ガス使用で、キッチンや部屋のガス口からガスを引っ張ってこれる場合は、都市ガスを使用した方が、ススも入りにくく、コストパフォーマンスは良いです。でも、オール電化住宅や都市ガスが通っていない環境で使用する場合は、プロパンガス用を購入します。プロパンガス使用の場合は、ボンベごと持ち運べば、移動ができるというメリットがあります。予算一般的なエアバーナーはバーナー本体にガスと空気を置くって燃焼させますので、バーナー本体の他にエアポンプが必要です。バーナーが4万くらいから20万くらいまで。(人気のもので7万くらい?)ポンプもピンキリですが、1万円くらいから5万円くらいですので、10万前後の出費は覚悟したほうがいいでしょう。エアポンプ内蔵型(ヨシナガテクニカのTB-03〔4万円前後〕やキナリバーナー〔2万円強〕)だとエアポンプを別に買う必要はありません。また、カセットボンベ式(ヨシナガテクニカTB-02〔3.5万円程度〕)や簡易ガスボンベ式(佐竹ガラス〔とんぼ玉キットとしてガラス棒などセットで1万円弱〕)など、初心者さんにはうれしい価格のものもあります。簡易バーナーは、ココとんぼも持っていて、お手軽ですが、とにかくススが入ります。本体は安いですが、アウトドア用のガスボンベを使いますので、これが結構燃費としては高くつきます。500円のボンベ1つで2,3時間しか燃えないので、せっせと作っているとガス代だけで月に1万円超えた!ってこともざらではありません。そして、火力が小さいので、安全といえばそうですが、普通のバーナーを使うときに、その火力の違いから、ガラスの溶ける早さにあたふたしてしまい、慣れるまで時間が掛かったりしますので、ずっと続けて行きたい方は、ちょっと予算を掛けても、キナリとかヨシナガテクニカのTB-03くらいは購入した方がいいかもしれませんね。ココとんぼは、今回親切にして頂いているトンバー(=とんぼ玉製作を趣味または職業として行っている人のこと。命名byココとんぼ♪)さんのオススメで、ヨシナガテクニカのTB-03を思い切って購入することにしました。これ、結構良いそうです。キナリのバーナーは趣味として、大変コストパフォーマンスに優れていると思います。(最初はこれを買うつもりでしたし。)良いエアバーナーを使用しているプロの方などには、やっぱり火力が小さいとかススが入りやすいという評価もあるようです。ココトンボが教室で使用した感じでは、全然怖いくらいで、充分だと思っていたので、初心者なら、何にも心配は無いと思いますが、このあたりは、個人の好みと予算の問題だと思います。(エアバーナーを使用するときにはエアポンプも一緒に購入しなければなりませんので、こちらの予算をお忘れ無く。)上手になったら、絶対良いものが欲しくなるものですので、気負わず、ステップアップしていったらいいのではないでしょうか♪ロペットコバタのBWA-1(A/P)や佐竹ガラスの職家、A3インターナショナルのB8またはB10などが人気のようで、評判も良いです。