カテゴリ:私も一言
問題の本質的な『幹』や『根っ子』から、論点をそらした、『枝葉』の論議があまりに多い事に、もう、ウンザリしました。
制度に守られた『官』、知恵と努力と工夫によってしか存続し得ない『民』。 もちろん、『官』のやるべきことは沢山あります。 おそらく、我が国に於いて、最も優秀な頭脳集団であるはずの『官僚』。 利潤追求を至上命題とする『民間企業』では、道路や港湾整備、福祉や義務教育、さらには国防などを担うものは無いし、任す事も出来ません。 こうした、国の有るべき基本的な部分は、『官』にやって貰うしか有りません。 問題は本来、国民の★公僕★であるべき『議員』と『官僚』が、考えられない程の特別な『優遇』を受け続け、いつのまにか『殿様』的に、国民全体の資産を巧みな操作でピンハネする。 所謂『族議員』と一部(あくまで一部)の『高級官僚』との癒着の排除が、今一番急を要する国家的大問題なのに、その当事者の『族議員』のきれい事論議がまかり通っていることへの腹立たしさは、私だけなのでしょうか? この『族議員』と一部(あくまで一部)の『高級官僚』にとって『蜜の山』である、決算公開すら必要のない(内部資料はおそらくしっかりしているのでしょう)、340兆円といわれる『郵貯』と『簡保』の、民営化による資料公開(ここにも茶々を入れる人が出るのでしょうが)に反対する人達の本音が何処にあるのか、私にはよく分かりません。 極論すれば、効率の悪い公共工事(ピンハネ水増しを含め)の生み出す『赤字国債』を全て、『郵貯』に肩代わりさせても、誰も文句は言わないし『郵貯』の資産額も目減りは絶対に無い訳ですから(若者の将来の税金で『郵貯』に返済するだけ)。 『官僚の首を斬りさえすればいい。』 『官僚には、命令さえすればいい。』 、と暴論を吐くどこかの党首がいますが、本当にそれが一朝一夕に出来るのなら、あの豪腕・真紀子さんはテレビカメラの前で涙を流さなくて済んだ筈。 今私たちが『不正の温床』は放置しない。との強い決意を国民総意として示す事のほうが先決と私は感じています。(ここにも揶揄が入りそう) また、郵便局の在り方について、私自身は6月9日の日記で、民営化反対論を書いていました。 http://plaza.rakuten.co.jp/codama/diary/200506090000/ しかし、いろんな方のお話を聞くうち、急激なIT化が進み電子メールや携帯メールの普及に伴い、『官』の制度に守られているのではなく、縛られている郵便局業務が、今は黒字でも、近い将来手のつけようのない大赤字に陥る事は、緩い私の頭でも想像できます。 他に比べるものがない程の、全国津々浦々に張り巡らされた、郵便局ネットワーク。 『官』の制度に縛られたこのネットワークが、制度から解き放られた時、優秀な人達の知恵と努力と工夫によって、この強力なメリットが生かされない筈がない。 『田舎の郵便局を守ろう。』と、涙ながらに声を張り上げる方々に、なぜか『族議員』が多く見えるのも不思議です。 やるべき仕事が決められている現状を変えると、単に私の思いつきだけでも、 ■現在飛躍的に普及しつつあるテレビ電話網を各郵便局に完備し、郵便局を地域のたまり場として活性化する。(今すぐ出来るとケチを付ける人がいるかも) ■コンビニ的な性格の地域拠点に。(物品販売が可能になる) ■現在の郵パックは郵送料のみの収入だけど、地域の特産物の産直販売元にもなれる。 (JAから横ヤリが?) 等々。乏しい私の思いつきです。 若い優秀な人達が、知恵と工夫と努力で、生まれ変わらせて欲しいものです。 どなたかが、従来は『政治・宗教・野球』論議はネットでは『タブー』だった筈。と、おっしゃっていましたが、まさに私もそう思っています。 もう、このテーマには二度と触れないつもりです。 投票日まであと一週間。将来ある皆さんが、今後の国のあるべき姿をよく考えて、良識有る判断をされる事を切に願うだけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月03日 12時48分04秒
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