【Summrer Navigation'06 NOAH特集】帝王・高山 見事復活ノーフィアー!健介も泣いた!
Summrer Navigation'06 第8試合 高山善廣 復帰戦 タッグマッチ 60分1本勝負 ○秋山 準 & 三沢光晴 vs 高山善廣× & 佐々木健介 22分30秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→体固め帝王高山復活リング!武道館揺れた =7/17 ニッカンスポーツ= 死ななかった。脳梗塞を患った人間が、頭部を何発も蹴られた。ノアのトップ三沢と秋山に遠慮はなかった。あまりの残酷な攻撃に、武道館の観衆が静まり返った。だが、高山に恐怖感はなかった。 「痛いだけだった。(記憶が)飛んでなかった」。痛さを感じることで、頭部の状態の良さを感じていた。 「生きてるよ―。生き残っている。続けないといけないな」。三沢とのエルボー合戦に真っ向から対抗した。秋山のひざ蹴りは何度も顔面に食らった。10分すぎには、リングから飛んできた三沢のエルボーを顔面に受け、場外で大の字になった。続けざまの秋山のDDTで後頭部を床に打ち付けた。それでも、立ち上がって、得意の高角度原爆固めを出した。試合には負けたものの、復帰の手応えはつかんだ。...[記事全文]高山、脳梗塞を克服し約2年ぶりの復帰! =7/17 サンスポ= 金髪をなびかせた高山が、トップロープをまたいでリングへ。脳梗塞を克服して、夢にまで見た帰還を果たした。三沢とエルボーで顔面をどつきあい、秋山のみぞおちを得意のひざでカチ上げた。「全力できてくれたからよかった」。闘う喜びがよみがえった。...[記事全文]【「新四天王」も壮絶!】新四天王対決は30分時間切れ引分け =7/17 Sports navi.com= セミファイナルではノアの“新四天王”との呼び声も高い、力皇猛&森嶋猛vs丸藤正道&KENTAの新世代タッグ対決が実現。「メーンイベントを食う」という意気込みに恥じない、息をもつかせず熱い戦いが繰り広げられた。 スーパーヘビー級の力皇、森嶋がパワーと体重を活かしたファイトでジュニヘビー級の2人を痛めつければ、丸藤とKENTAは、軽量級ならではのスピードと俊敏さでヘビー級の2人を翻弄。あっという間に25分が過ぎ去っていった。さらに、残り3分を切ったところで、森嶋のバックドロップを皮切りに、丸藤の不知火、力皇の無双、KENTAのブサイクへのヒザ蹴りという、それぞれの必殺技が一気に炸裂。メーンイベントにまったくヒケをとらないほどのハイレベルな攻防は、わずか30分では決着がつかないまま、時間切れ引き分けに終わった。...[記事全文]■やはりプロレス界の帝王は高山選手しかいない! 「G+」の中継が夜中の25:30~30:00と、観る側も非常に過酷な(笑)体力消耗合戦でした。私的に昨日16日朝から一睡もしておらずBlogを書いておりますので、誤字脱字はご容赦下さい。 いやぁ・・・高山選手の試合だけではなく、「みのるVS潮崎選手」「新四天王対決」と立て続けに鳥肌が立ちました。NOAHは昨年「小橋VS健介」で観客を魅了して、またこの「高山選手復帰戦」で日本武道館を16,000人余りを動員。いまや完全にプロレス界を背負って立つ団体になりました。 しかも出場選手の殆どがNOAHのプロパー選手というのが凄いところ。「GHCJrヘビーチャンピオン&キャバクラチャンピオン2冠王」の杉浦選手と「ノアJrのご意見番」の金丸選手が海外遠征していても、それが欠き消してしまうような試合は圧巻です。そういえばGHCJrタッグベルトも「ZERO1-MAX」に流出しているのに、一向に取り返す気配なし。現タッグチャンピオンでは「自分らのステータスが上がらない!」らしいです。まぁ余裕というか・・・でもそれもセミファイナルの試合を見れば思わず頷いてしまいます。さて、何しろ注目は「脳梗塞」から奇跡の生還、そしてリングに復帰した高山選手。何しろスポーツ選手では、プロ・アマ問わず「脳」に重症を負った後に、現役に復帰した選手は見当たらないという「非常識で我がまま帝王」が再降臨。それも、過酷なガチンコリング「NOAH」マットを復帰初戦にしたことは、半分自殺行為に等しい選択です。テーマ曲である「DESTRUCTIVE POWER」が流れると日本武道館は勿論、小生も朝方だというのにテンションはアゲアゲ!。いつもの「トップロープまたぎ」も右足が引っかかったのはご愛嬌(笑) 「嫌がらせか?もっとユルくしとけよ!」。いつもの通りのツラ構えで三沢・秋山組を睨みつける眼光も衰えていませんでした。試合開始後、三沢選手にいきなり”あの日”動かなくなった右足を高々と上げてケリをブッコんで、悶絶させた時、これは高山選手も本気(マジ)で戦う気なんだと感じました。その姿や攻撃を受けて、NOAH四天王の二人も黙っていません。ここは「NOAH」のマットだ!とばかり、現GHCヘビー級チャンプ秋山選手のJ鶴田選手直伝の「ジャンピングニー」、三沢選手の「エルボー」そして先日Blogに書きましたが、まさか本当にやるとは思わなかった「エメラルドフロウジョン」と、容赦のない必殺技のオンパレード。さすがの高山選手も頭を打ち、巨体が崩れ落ちて行きます。特に試合10分過ぎには、三沢選手のエルボー・スイシーダーを浴びると、もんどりうって場外ファンスを飛び越え大の字になった時は、正直にヤバいと思いました。どうにかパートナーの健介が抱き起こして復活。今度は秋山選手をコーナーに追いつめ「コバシぃ~!」と叫んでマシンガンチョップ18連発!!もう時代劇で、親の敵(からき)を獲っているような・・・(涙)。そして2年ぶりの芸術品の摩天楼ブリッジ「エベレストジャーマン(高角度原爆固め)」も!右足のケリは勿論「ジャンピンングニー」要所要所に立て続けに披露!充分お腹一杯です!試合はご承知のとおり、フォールは秋山選手の必殺技「リストクラッチ式エクスプロイダー」 炸裂!もうNOAHの二人は鬼神ですわぁ・・・そんなNOHAリングで戦うことができれば、もう他の団体のリング怖くない、そう高山選手は思っていることでしょう。 試合後は健介の肩を借りながら退場していきました。”あの日”は控え室から自分の脚で帰れず、タンカに乗せられてそのまま救急車に乗って両国国技館を去った高山選手。その病床前に新日本リングで戦った相手は奇しくも健介選手・・・。高山選手の病気は、全く健介選手との試合内容とは関係ないのですが、心なしか健介選手も興奮気味で眼にはうっすらと涙を貯めていたように見えました。それにしても、小橋選手が元気でリングに上がれていたら、こんなタッグはなかったのですから、本当に不思議な巡り会わせです。さて、一度控え室に戻りアイシングを施して、再び健介選手と一緒に顔を出した高山選手は、元気にインタビューに答えてくれました。「試合に勝てなかったから100点満点の5点。2年間、さぼっていたので、かなわないよ(笑)2年間、本当に待たせたな。これからもプロレス界を駆け抜けていくぞ! ノーフィアー!」。これで役者でもない、タレントでもない、プロレスラー高山がリングに帰ってきた!★試合後の談話◆三沢選手「やっぱり気持ちが途切れていなかった。一発の重さもあった。あとはコンディションを戻して欲しい」◆秋山選手「2年休んでいる人間に負けるわけにはいかなかった。一番いい技で復帰祝いをしたかった。最後、立ってくれたんでホッとしています。(高山選手の)気持ちはめげてなかったし、後はスタミナだけ。体調が戻ればシングルも」 ◆健介夫人 北斗 晶「(米国行きを)キャンセルしてもこれから行けるけど、高山さんの復帰戦はコレだけですもの。(リングに)上がらせても貰って健介は幸せものです。」※文中の写真はTVからの撮影ですのでお見苦しい点はご容赦下さい