留年候補生Ｗ２．０の部屋　

[東野圭吾さんの本] カテゴリの記事

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  「むかし僕が死んだ家」　東野圭吾

  「たぶん最後の御挨拶」のなかで、自信作なのに評価されなかったと書かれていたので、もう１度読み返してみた。自信作というだけのことはあって確かに面白い。登場人物は男と女の２人、舞台は山奥にある空き家。空き家にある日記などから、徐々に女の過去が明らかになっていく。描写は現在の東野圭吾の方が圧倒的に優れているが、話のつくりに関して言えば今の作品にも匹敵する出来だ。確かこの本は渋谷の文教堂で１０００部以上の売り上げていたと思う。（この書店には東野圭吾ファンがいたのだろうか。）

  2007年02月12日

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  たぶん最後の御挨拶

  東野圭吾氏の最新にして最後のエッセイ「たぶん最後の御挨拶」。東野氏が最後のエッセイというだけのことはあって、今までのエッセイとはちょっと違います。今までは名前が伏せられていたサラリーマン時代を過ごした会社名が実名で書かれていたり、経験を作品にどのようにいかしているのか？が書かれていたり、どのような信念を持って小説を書いているのか？が書かれていたり、酒場での話題作りの方法が書かれていたり、東野氏が全作品を自ら解説したりなどなど内容豊富な本です。東野圭吾の副読本にふさわしい１冊です。以前東野圭吾氏の本を選ぶ際、厚い本を買えばたぶんハズレはないと書いたことがありましたが、文藝春秋から出ている本のもハズレがないのではないかと、この本を読みながらふと思いました。

  2007年02月12日

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  使命と魂のリミット（東野圭吾最新作）

  お久しぶりです。最近、思いのほか就職活動などで忙しく、本もろくに読めませんでした。先月買った東野圭吾の最新作をやっと読み終わりました。心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。心の限界に挑む医学サスペンス。 （楽天ブックスより）＊感想＊やっぱり東野圭吾はいいです。天才です。読み始めたら止まりません。この作品の評価をつけるなら、３段階評価で３。５段階評価で４。１０段階評価で８。東野圭吾の作品をたくさん読んでいる人なら、けっこう先が読めちゃう点が満点をつけない理由です。考え方を変えれば、先を読めているのにも関わらず、読む手が止まらない方がすごいことなのかもしれないですね。

  2007年01月17日

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  赤い指

  直木賞受賞後第一作。構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場!　身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。ひとつの事件を中心に描き出されるさまざまな親子像。東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。『放課後』でのデビューから数えてちょうど60冊目にあたる記念碑的作品。（楽天ブックスより）＊＊感想＊＊以前、紹介したような気がしていましたが、まだ紹介してませんでしたね。５５０円で売却したとは書いてありましたが・・・。なんか上の紹介文には、違和感を感じます。確か６年前の短編小説を長編小説にした作品です。それを「構想６年」って表現するのはいかがなものかと・・・。直木賞受賞後の第１作ということで、期待しすぎてしまったのかもしれませんが、いまいちの作品でした。最後が途中で予想できてしまったのが、本当に残念。そうそう、あまり知られていないかもしれませんが、カバーの種類が実は３種類あります。最初に発行された、ひび割れているカバー。（ひび割れているにもかかわらず書店には、出版社から販売してください。という指示が出ていた。）ひび割れているカバーの交換用のカバー。（出版社から十分な数が送られてきていないので、交換を希望されたお客様のみに渡される。）後になって販売されたもののカバー。（ひび割れていた箇所の手のデザイン部分が小さくなって、カバーの折り目にかからないようになっている。）

  2006年10月22日

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  祝　このミステリーがすごい！　１位　東野圭吾「容疑者Xの献身」

  昨日発売されたこのミステリーがすごい！（2006年版）の１位に東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」が選ばれました。この本は私がはじめて（唯一）ＰＯＰを書いた作品であり、東野圭吾作品の中でも特に気に入っているものなので、本当に嬉しいです。○「容疑者Ｘの献身」の雑学私の日記に以前、この本は指紋がつきやすいと書きましたが、重版されているものはカバーの材質がが違っていて、初版と比べてずいぶん指紋は付きにくくなっています。○「容疑者Ｘの献身」と一緒に読みたい東野作品・予知夢・探偵ガリレオいずれも「容疑者Ｘの献身」と同様、湯川学シリーズです。（「予知夢」、「探偵ガリレオ」は短編です。）

  2005年12月09日

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  「時生　トキオ」　東野圭吾

  昨日は東野圭吾さんの単行本の最新刊「容疑者Ｘの献身」を紹介したので、今日は文庫での最新作「時生」を紹介します。＜あらすじ＞（楽天ブックスより）不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。 ＜感想＞私が東野圭吾作品で唯一泣いた作品です。（ファミレスで読んでいて、目を潤ませて鼻を啜りながら読んでいたのはちょっと恥ずかしかった・・・）この作品は主人公の拓実が、未来の自分の息子「トキオ」と共に、様々な出来事を通して、大人になっていく過程が描かれています。どこで泣いたのかは、ネタバレになってしまうので詳しくは書きません。あいまいに書くと、帯に書かれている問いの答えが１つ１つ分かってきたところです。そして、この作品を読んでから自分の親に少し感謝するようになった気がします。東野圭吾の作品をいくつかに分類するとすれば、「秘密」と同じ分類になると思います。

  2005年08月29日

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  「容疑者Xの献身」　東野圭吾

  　　この本の帯にはこんなことが書かれている。（表）運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。（裏）これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。男がどこまで深く女を愛せるのか。どれほど大きな犠牲を払えるのか―。＜感想＞帯を見ると恋愛の感情描写が多そうにも見えますが、数学のようなスタイリッシュな小説だと私は思う。ミステリー小説は数学に似ている・・・１．矛盾が生じてはいけない点。２．証明されているもの（証拠）を基にして、問題を解く（推理する）という点。３．すべてが頭の中で、つながったときの感動。「容疑者Ｘの献身」はそんなことを考えながら読んでいた。１つ１つの推理の重なりが、事件の真相につながっていくのが感じられた。そして、思い描いていたラストは覆された。容疑者の作った罠に警察とともに、見事にはめれてしまったようだ。おそらく、私自身ほとんどの東野作品を読んだが、ここまで騙された（やられた）と思われたことはなかった。ミステリーをよく読む人ほど、騙されてしまうのではないだろうか・・・。それと、この本のカバーに沢山の指紋を採られます。本屋さんでブックカバーをかけてもらうか、カバーを外して読むことをお勧めします（笑）

  2005年08月28日

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• 「ゲームの名は誘拐」　　東野圭吾

  今月に文庫で発売した東野圭吾さんの「ゲームの名は誘拐」（雑誌連載時「青春のデスマスク」）を紹介します。なお、あとがきは藤木直人さんが書いています。＃＃あらすじ＃＃敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”と自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー！　（裏表紙より）果たして、誘拐ゲームに勝つのは誰だ！物語はそれだけでは終わらない・・・・・。　（留年候補生より）＃＃感想＃＃　　映画化もされた「ゲームの名は誘拐」がついに文庫化しました。ハードカバーの時に一度読んだにもかかわらず、読み始めたら読み終わるまで、手が止まりませんでした。　さて、幅広いジャンルのミステリーを書く東野さんですが、この作品を改めて読み直してみると、近年の他の作品と比べて、違うテイストで書かれているように感じました。東野作品は近年、人物の感情描写やキャラクターをより鮮明に（中心に）描いた作品が多いなかで、この作品はトリックにもインパクトがある作品ではないかと思います。　　もちろんそれは、感情描写やキャラクターをないがしろにしている、というわけではありません。随所に人物のキャラクター性を窺（うかが）える描写があります。　例えば、主人公の佐久間がタバコについて述べたセリフ「それ以上に、時間の無駄だと思うからさ。一本を吸うのに約三分かかるとして、一日に一箱吸う人間は、二十四時間のうち一時間をただ煙を吐くことに費やしている計算になる。（以下省略）」からだけでも、この人物がいかに無駄を嫌い、クールな人物であるかが窺えます。　主人公は狂言誘拐のシナリオは葛城や警察の動きを緻密な計算し組み立てていきます。ここには東野さんらしいテイストが凝縮されています。　つまり、緻密な描写の積み重ねがインパクトのあるトリックを作り上げている作品であるということです。　そして、それだけで終わらないのが東野作品、最後のどんでん返しに息を呑むこと間違い無しです。

  2005年06月20日

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• 「ブルータスの心臓　完全犯罪殺人リレー」　東野圭吾

  先輩のお見舞いについて、日記を書いているうちに朝になってしまいました。さて、本日は東野圭吾さんの作品の紹介もします。久しぶりになりますね。今まで読んだことのない東野作品であったため、最近購入した本しました。本日読み終わりました。ご紹介するのは『ブルータスの心臓　完全犯罪殺人リレー』です。　★出版年★１９８９年（文庫本は１９９３年）私がまだ小学１年生のころの本とは信じられないですね。★あらすじ★産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける末永拓也。将来を嘱望される彼は、オーナーの末娘・星子の婿養子候補になるが、恋人・康子の妊娠を知り、困惑する。そんな矢先、星子の腹違いの兄・直樹から、同僚の橋本とともに、共同で康子を殺害する計画を打ち明けられ…。大阪・名古屋・東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーがスタートした。傑作長編推理。（楽天ブックスより） ★感想★ミステリーとしてはかなり面白かったです。話のテンポも良く、途中で退屈することもありません。この時期までに発表された作品の中ではトップクラスの作品と言えるのではないでしょうか。３１歳（３０歳かも）でこれだけの作品はなかなか書けるものではありません。東野作品全般に言えることは、刑事が優秀です。この作品も刑事の行動が書かれているがいいですね。ただ、今回の作品に関して言えば、優秀すぎる気もします（刑事の想像力が豊かすぎます）。点数をつけるとすれば１０点満点中７点ぐらいですね。私としては、骨組みがしっかりしているので、もうページ数を増やして描写を細かくして欲しかったです。それは、最近の東野作品で緻密な描写に慣れているからでしょう。たぶん、最近の作品から東野作品を読んでいる人はちょっと物足りなさを感じてしまうと思います。なぜなら、この作品が発売されてから１５年経ち、東野圭吾はかなりのレベルアップをしているからです。

  2005年05月17日

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• 「危険な若葉」 東野圭吾

  ケータイからの更新方法がやっと理解できました。今日は引き続き「天使の耳」から『危険な若葉』をご紹介します。まず、話のあらすじは《男は雨上がりの道路で、福原映子の運転する車をあおった。それが原因で映子はハンドル操作を誤る。男もそれを避けきれずに接触するが、その場から走り去ってしまう。病院で映子は警察に、ある日から自分は命を狙われている、と証言する。果たして男は映子の命を狙っていたのか……。》といった感じです。辛口評価 ☆☆☆★★ポイントは、初心者があおられた時、どんな気分かです。

  2005年02月25日

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• 「天使の耳」Part2　『分離帯』　　　東野圭吾

  ＃＃作品紹介＃＃今日は東野圭吾さんの短編『分離帯』（講談社文庫「天使の耳」より）を紹介します。あらすじは・・・あれ、東野さんのページにも載ってないぞ！！ということはコピペできない・・・。ということで、私があらすじを書いてみました。いたらない点もあると思いますが、お許しください。「雨上がりの夜、１台のトラックが転倒する事故が発生。不運にも分離帯を乗り越えた運転席に対向車が衝突し、運転手は死亡。被害者は偶然にも事故原因の調査に当たる警察官が、高校時代想いを告げられずにいた女性の夫。事故原因の調査から浮上する１台の乗用車。そして、明らかになる予想外の事実――法律の矛盾とそれを取り巻く人間模様を描いた作品」こんな感じでいかがでしょうか？？（ やっぱりうまくは書けませんでした　ﾍﾟｺﾘ ）○私の印象に残ったセリフ「規則とは諸刃の剣なんだよ。自分を守ってくれるはずのものが、ある突然しっぺ返しをする。だからその剣を使うことが重要になるね。無能な木偶の坊だと、ただそれを型どおりに振り回すだけだということになる」＃＃日記＃＃（起床後すでに２７時間が経過のため思考が停止中。大変つまらない文章になっております）今日は新宿にお買い物＆お食事に行ってまいりました。○まずは紀伊国屋で本を４冊購入。ＨＰ作りの勉強のために「HTMLタグ辞典第5版 」ねじを捲きつづける羊男さんに紹介していただいた「カンガルー日和」（楽天さんには売っていないようだ）その他に村上春樹さんの短編集を２冊○友達と合流して、東急ハンズに行く。ウインドウショッピングと、花粉症のコーナーで「苦丁茶」（東急ハンズ価格３９８０円）を試飲してみる（苦い!!）。そこのお姉さんのお話によると、ロンブーの淳がご愛飲の品らしい（そうだったのか・・）。○夕飯を食べに行く。歌舞伎町のモ～モ～パラダイス（１文字目を伏字にすると絶対誤解されるな）で食いまくりました（しゃぶしゃぶ食べ放題９０分）。後半はだんだん同じ味に飽きてしまい、食事を終える。○気分を変えてドトールにコーヒーを飲みに行く。私は「クリスタルブレンド」を注文。ライブドアの話で盛り上がる。○締めは再び紀伊国屋、さらに２冊の本を購入。（終わりです）

  2005年02月21日

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  「天使の耳」　東野圭吾

  ＃＃日記＃＃（作品の紹介は日記の下です）今日はおそらく生まれてから一番長い時間寝たと思う。どれぐらい寝てたかも思い出せないぐらい。たぶん、途中に何度か起きてたと思うんだけど、ほとんど覚えてない。みなさんは本当に１日のほとんどを寝てたことってありますか？私だけかもしれないけど、長く寝てると、本当に起きてとき何してたか思い出せないんですよね。覚えてることだけを箇条書きにすると、こんな感じ。・ＨＰの更新（内容は覚えてない）・ネットサーフィン（たぶんいつもチェックしているページ）・シャワーを浴びた・風邪をひいてたから、マスクをして食事を買いに出かける。ちょっと気になってたコンビニ店員の左の薬指に指輪が・・・ショックを受ける。・食べたもの・・・クリームソースのパスタ、買ってきた味噌カツ弁当（たぶん食事がもう１回あったはずだが、思い出せない）・村上春樹の小説を少し読んだなんかの本でドクター中松が言ってた気がする「寝すぎると、脳が駄目になる」って、本当にダメになってきたかも。だって、夢のほうが現実で、現実のほうが夢なんじゃないかなって少し思ってる自分がいるし。＃＃東野圭吾さんの作品紹介＃＃本日ご紹介するのは、東野圭吾さんの短編小説です。ハードカバー「交通警察の夜」、文庫「天使の耳」に載っている『天使の耳』をご紹介します。最近、分単位でも行動できていない私ですが、この『天使の耳』のストーリーは事故の証言を秒単位で検証する警察官のお話です。「深夜の交差点で衝突事故発生。信号を無視したのはどちらの車か!?死んだドライバーの妹が同情していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は警察官も経験したことがないような驚く方法で兄の正当性を証明した。」（文庫「天使の耳」の裏表紙より）とにかく、この小説は短編とは思えないぐらい巧妙に作られています。この設定であれば、長編小説でもかけてしまうのではないでしょうか。話のポイントは「信号の青、黄、赤のサイクル」と「ラジオから流れる松任谷由美『リフレインが叫んでる』」です。そして、最後に明らかになる疑いたくなる真相とは・・・。松任谷由美さんのＣＤとストップウォッチがあれば、さらに楽しめるかもしれませんね。松任谷由実/ノイエ・ムジーク（『リフレインが叫んでる』はＤＩＳＫ２に収録されてます）ストップウォッチ

  2005年02月18日

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• 「放課後」　東野圭吾

  ＃＃日記＃＃　　今日はなぜか朝早くに目が覚め、やることも、お金もないので、とりあえず家にある本でも読むことに。せっかくならＨＰで紹介する本を読み直してみようかなと思い、東野圭吾さんの作品「放課後」を読んだ。　私がこの本を前に読んだのは、たしか４年ほど前で、ちょうど小説の中に出てくる高校生と同じくらいの年だった。同じ小説であるにもかかわらず、読んだ印象がずいぶん違うように感じた。大きく違ったのは、犯行動機。昔は共感できたが、今は「そんなものなのかな」ぐらいの共感しかできない。それは自分が変わった（大人になった?）のを感じ、嬉しいような、なんとなく悲しいような気がした。＃＃作品紹介＃＃　今日は東野圭吾さんのデビュー作「放課後」の紹介をします。　話のあらすじは「校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を２人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第２の殺人が……。乱歩賞受賞の青春推理小説。（東野圭吾さん公式ＨＰより） 」というもの。　この作品を例えるなら、難解な迷路といったところだろうか。正しい道と思って進んでも行き止まりで、やっと見つけた隠し通路さえも行き止まりに。と、いろいろなことが複雑に絡み合っている。しかし、迷路に迷うことが苦にならない。これが東野圭吾さんの構成力のすごさではないだろうか。私が推理小説のベスト５を選ぶとすれば、この作品ははずすことのできない１つである。　○「放課後」の注目ポイント ○・なぜ、主人公は命を狙われる？・生徒にとって大切なものって何？　・密室トリック・犯行動機に共感できるか←特に注目！！＋α　フルネームで登場するのにストーリーに関係がほとんどない人物がいる？

  2005年02月15日

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• 「仮面山荘殺人事件」 　東野圭吾

  　近頃、本当に生活が乱れまくってます。今日の起床時間が６時半・・・。　それって早起きじゃない、と言われそうですが、それが朝ならそうかもしれませんが夕方の６時半ですから、残念というか切腹ものですね（苦笑）　　さてさて、昨日も予告したように東野圭吾さんの作品を紹介していきますね。　　今日おすすめする作品は、私が初めて読んだ東野作品である「仮面山荘殺人事件」です。　内容は大雑把にいうと「山荘での８人の集まりに逃亡中の銀行強盗２人が侵入する。そこでついに殺人事件が、しかし、犯人は強盗ではないのは明らかであった。そんな状況下で明かされる犯人の正体と、２年前の事故の真相とは・・」　これだけ読むとありがちな話のように聞こえますが、最後に大どんでん返し（死語？）があります。さらに事故の真相に思わず涙するかもしれません。　私が注目して読んで欲しいポイント。　第１章に出てくる「さて、これでようやく役者が揃ったな」というありがちな台詞が物語るものとは・・・。　『仮面』は東野さんの作品を語る上での１つのキーワードなるといっても過言ではないかもしれません。　そこでトリビアを１つ。「ｇ＠ｍｅ」というタイトルで藤木直人が主演の映画の原作は、東野さんの作品である「ゲームの名は誘拐」だが、この作品の雑誌連載時のタイトルは「青春のデスマスク」である。このトリビアって意外に使えません・・？　　というわけで、まだ読んだこともない人はぜひ読んでみてくださいね。また、読んだことのある人はぜひ感想を聞かせてください。お待ちしてまーす。　　p.s.　明日はちょっと自己紹介したいなぁ・・・。

  2005年02月13日

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