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六条 旭

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ここは、独断と偏見に基づいた酒のブログです。
日記は酒の空き瓶の「兵どもが夢の後」や、「刀剣類」等にカテゴリ分けしてあります。


~基礎~

・「等級」
コニャックブランデーやアルマニャックブランデーの表記にVSOPとかナポレオンとか書いてあると思います。
「VO(またはVS・スリースター)」→「VSO」→「VSOP」→「ナポレオン」→「XO」→「エクストラ」
上記の順番で高級に(右へ行く程熟成年数が長く)成って行きます。ただし、各等級ごとの熟成年数はメーカーによって違いが有ります。

・「入門編」
ブランデーを初めて飲む方は、値段の問題も有りますので「VSOP」クラスを飲むと良いのではないでしょうか。
「オタールVSOP」「カミュVSOP」「クルボアジェVSOP」「レミーマルタンVSOP」「ヘネシーVSOPプリビレッジ」「マーテルVSOP」辺りを試すと良いと思います。概ね2500円~3000円位で買えると思います。

・「飲み頃」
ブランデーの飲み頃は、実は開栓直後ではありません。多くの場合、開栓後一ヶ月から三ヶ月位が飲み頃と成ります。それと賞味期限ですが、冷暗所で保存しておけば開栓後一年間位は飲めると言われています。ただ、風味が変化してしまう為、個人的には開栓後半年位で飲んでしまった方が良いと思います。

・「ホストクラブのブランデー」
ホストクラブのブランデーは非常に高価で、「ルイ13世(レミーマルタン)」「ジュビリー(カミュ)」「リシャール(ヘネシー)」等がとても有名です。何故これらが高価なのかと良いますと、実は容器がとても高いのです。上記三種のボトルはバカラ製のクリスタルデキャンタです。ですから、ディスカウントで買っても5~10万円位に成ります。そこに更にクラブ価格で五倍十倍に成りますので、あれ程高価な酒となってしまいます。

・「コニャックとは」
コニャックブランデーとは、フランス西南部のコニャック地方で造られたブランデーで、生産地や原料品種、蒸留法等に厳しい規制が有ります。多くの場合、古い原酒と若い原酒をブレンドして製品化します。
アルマニャックブランデーとは、フランス南西部ガスコーニュ地方アルマニャック地区で造られるブランデーです。原料のブドウはコニャックと同様にサンテミリオン種が主力ですが、コニャックに比べ爽やかでフレッシュな味わいが特徴です。


~コニャック・ブランデー~

・A.E.ドール
 「A.E.ドール No.7 42% 700ml 140414」味は甘口、濃厚、甘味も渋味もギュッと詰まって居る。香りは力強く華やか、芳ばしい樽香、ランシオ香も中々、スパイシー。2015年購入品。ヴィエイユレゼルヴNo.7は40年以上の原酒のブレンドだそうだ。
 「A.E.ドール No.8 47% 700ml 140414」味は甘口、濃厚系、タンニンしっかりで力強い。香りは強く芳醇、スパイシー、はっきりしたランシオ香、ドライフルーツ、落ち着いた樽香。2015年購入品。ヴィエイユレゼルヴNo.8は45年以上の原酒のブレンドだそうだ、若くて45年とは、凄まじい。

・オタール
甘口で芯が強い、若干ヘヴィ(どっしり)。熟成年数のわりに価格が安く、コストパフォーマンスに優れていると言う評判を良く聞く。また、初心者に御奨め。
 「VSOP」は少し香りが弱く感じられるかも知れないが、「XO」以上のクラスに成ると味も香りも重厚でとても楽しめる。
 「VSOP ブランデー特級 40% 700ml」、味は甘口、なかなか濃厚、タンニンもなかなか、良い意味で重みの有る口当たり。香りは花のアロマの中に少しの香辛料、その後に果実、そして焦げた樽。ブランデー特級、つまりオールドボトルですので、当然のようにコルクは駄目に成っていました。
 「XO」の味は甘口で重厚、香りも甘くて芳醇、ボディがパワフル。XOの熟成年数は確か35年位で、その為樽の香りが確りと付いています。
 「バロン オタール VSOP 700ml 40%」味は強甘口、かなり強い甘味、刺激とタンニンはそれなり。香りはそれなりの樽香、そこにスパイス、ドライな印象。このVSOPもボトルデザインがスタイリッシュに成って居るが、XOよりも以前のボトルに近いフォルム。
 「バロン オタール XO ゴールド 700ml 40%」味は甘口、アルコールの刺激強め、スパイシー、樽のタンニン。香りは樽香強め、ウッディでスパイシー。ボトルデザインが大きく変わり、スタイリッシュに成った。味わいもスパイシーさが強くなったのは、ブランドイメージを変えようとしているからだろうか?

・カミュ
大手メーカー。冴えた辛口(甘口と思う人も居る様です)、香りを強調。
 「グランドVSOP グランマルキ ブランデー特級T5416 40% 700ml」は、味は辛口、ほんのりと甘味は感じるが、キレの良い辛口の印象の方が強い。そこそこの渋味。香りはスパイシー、樽香強め、少し薬っぽい、かすかにランシオ香。コルクは折れてしまいましたが、オールドボトルなのでしょうがないですね。
 「カミュ・XO・セラフィン」は、味は強甘口、砂糖の添加が多いのだろうか?香りの広がりは平凡、樽の香りは確り。
 「エクストラオルディネール」は味は中辛口、軽く舌を刺す。香りは確りした樽香、落ち着いていて柔らかい雰囲気である。華やかさや広がりには欠ける。
 「ジュビリー」はまろやかで濃厚、甘口。香りは少し重たい感じがした。何よりデキャンタが格好良い。
 「カミュ ナポレオン ブランデー特級T5416 No.359289 従価 40% 700ml」、味は甘口、アルコールの辛味も強め、タンニンそこそこ、酸味軽め、中々濃厚。香りは先ず香辛料、スパイシーさに続いてドライレーズン、樽香強め。
 「カミュ ナポレオン エクストラ グランマルキ AH No.072377」、味は弱甘口、なかなかの渋味、濃厚系、円やか、酸味も少々。香りは力強くスパイシー、ドライレーズン、樽香ハッキリ、ランシオ香も中々強め、余韻も長い。
 「カミュ セレブレーション グランマルキ No.077986 1000ml」、味は甘口、濃厚で柔らかく、少々の渋味。香りは少しドライ、スパイシー、樽香そこそこ、木質系の香り、乾燥レーズン。
 「カミュ オルダージュ(旧瓶 グランマルキ) 700ml」、味は弱甘口、強めのタンニン、若干の酸味、濃厚系、べた付きの無い綺麗な口当たり。香りはスパイシー、樽香力強く、しかし芳醇では無く、枯れた印象。
 「カミュ ヴィエイユレゼルヴ 樽形グリーンボトル 700ml」味は甘口、濃厚系、円やか、優しい渋味。香りはスパイシーだが柔らかく、木質の中に花の香りも少し、そしてほんのりランシオ。

・ギィ ピナール
 「ギィ ピナール ファンボア セレクション 42.5% 700ml 」味は辛口、甘味も有るが、度数以上の辛味を感じる。若い雰囲気ながらも、芯の有る味わい、濃厚系。香りは花の香り、若く勢いの有る花と果実、オードヴィードヴァン特有の棘もまだ残って居る。オーガニックの認証を受けたコニャック。

・クルボアジェ
大手メーカー。甘口、若干スパイシー。
 「VSOP」は、味は甘口だが刺激強し、辛味も混じる。香りは落ち着き気味な甘い香り、香りの強さはVSOPクラスの中ではまぁ強めと言える。
 「クルヴォアジェ VSOP ブランデー特級 40% 従価 700ml」は、味は甘口、濃厚系、軽い酸味とタンニン。香りはかなりスパイシー、落ち着いた樽香、控え目な花。
 「ナポレオン(NoKH0457)」は、味は弱甘口、スパイシー、ナポレオンクラスの中では濃厚系。香りは落ち着いたスパイシーな香り、樽香も中々強め。
 「クルヴォアジェ ナポレオン No.AW2660 ブランデー特級Y906 40% 700ml」は、味は甘口、柔らかい甘味、樽のタンニン、軽い酸味、どちらかと言えば濃厚系寄り。香りは木質系強め、スパイシー、樽香しっかり。
 「クルボアジェ XOインペリアル」は、味は甘口だが、アルコールの刺激を強く感じる為辛味も伴い、スパイシー。香りは甘く、少し重たい。

・クレージュ
 「クレージュ コニャック エクストラ」は、味は辛口でスパイシー、若干舌を刺す。香りは甘く、まろやか、若干重い。

・クロアーゼ
 「クロアーゼ ナポレオン 40% 700ml」は、味は弱甘口、中々濃厚、タンニンも中々、若干の酸味。香りは甘く華やか、花のブーケが前面、続いて香辛料。
 「クロアーゼ アージュアンコニュ No.S3300 40% 700ml」は、味は甘口、濃厚系でシッカリしたタンニン。香りは華やかで贅沢、ハッキリ分かるランシオ、強すぎない樽香、スパイシー、バランスが良く、力強く広がる。

・ジャック・デニス
 「ヴィエイユ・レゼルヴ」は、味は辛口で若干の酸味を感じる。濃厚系。香りはとても凝縮された樽香と、スパイシーな古いレーズン。華やかさと落ち着きが同居し、かつ重厚で優雅。

・シャトー・ポーレ
 「シャトー・ポーレ・ボルドリ」は非常に濃厚。香りは非常に強く、花の香りの中に爽やかさが垣間見える。味はコシがあり、甘くも辛くも無い中庸。ただ、口当たりは非常にパワフル。俺の場合、職場の後輩が集まってしまってあっと言う間に空に・・・。因みに、熟成年数は80年以上との事。

・シャモイ
 「シャモイ ナポレオン ブランデー特級T8346 40% 従価 700ml」は、味は甘口、濃厚で厚みが有る味わい、タンニン控え目。香りは甘く力強いドライレーズン、果実強め、樽香控え目。若く濃厚なコニャック。

・ジャン・フィユー
ここもかなり評判の良いメーカー、塩味を感じる人も居るとか。
 「レゼルブ・ファミリアル」は12000円~15000円位で購入出来、自分は之のストックを絶やさないようにして居る。味は甘くも無く辛くも無い中庸、香りも強くも弱くも無い中庸。若干の塩味を除けば、本当に真ん中と言う印象を受けました。熟成年数は45年以上らしい。
 「トレ ヴィュー(クリアボトル版)L/0711」の味は弱甘口、優しい口当たり、苦味は弱い。香りは華やか、中々スパイシーで、樽香はシッカリ。
 「トレ ヴィュー(フロスティボトル版)LotNo3210」の味は弱甘口、濃厚系。香りも濃厚で力強い、スパイシー、樽香シッカリ。
 「ジャンフィユー 1983」は、味は辛口で、舌への刺激は強め。香りは華やかで強め、樽香はそこそこ。塩っぽさは弱めだが、有る。
 「スター2000」は、味は弱甘口だが、辛味も同時に感じ、若干の塩味も。香りは強め、落ち着いた樽香とスパイシーな香りが共存。

・ジル・コッソン
 「グランドシャンパーニュXO」は、味は中甘口でそこそこ濃厚気味。香りは樽香が強めで、そこそこのスパイス。余り特徴の強いコニャックとは言えない。

・ダニエル・ブージュ
概ね『非常に濃厚』で、甘口。アルコール度数60%のコニャックを販売する等、特徴的である。また、カラメル無添加を謳っている。
 「プルミエ アロマ 45% 700ml」は、味は弱甘口、アルコールの刺激強め、渋味は弱い。香りは花畑、華やかで広がりがある、微かに蜂蜜。ユニブラン100%だそうだ。
 「15年ロイヤル」は濃厚で辛口な味わい。香りは甘く、樽の香りが強い。アルコールが強烈でパンチが有り、とてもパワフル。酒1:水1の割合で加水して見た所、とてもまろやかに成り、若干甘口に感じられた。
 「エンペラー・XO」は、味はスパイシーだが、同時に甘味も有る。濃厚系。香りは程好い樽の香りに、甘く柔らかな花の香りがする。
 「ダニエル・ブージュ・トレヴィユー40年カスク」は、墨汁でも入れたんじゃ無いかって位色が濃く、香りも味も甘口、また香りと味双方共に強い。度数の強さは気に成らなかった。

・ダルチモン
 「ダルチモン ナポレオン 700ml」、味は甘辛、ビリッと来るスパイシーさの後に濃厚なレーズンの甘味、タンニンもしっかり、濃厚系。香りはスパイシー、木質系の後に花が香る、力強く芳醇。度数の記載は無し。

・タレフォート
 「タレフォート ナポレオン 40% 700ml」、味は甘口、濃厚系、タンニンなかなか、重みが有る。香りはスパイシー、樽香しっかり、甘い花が少し。

・テセロン
英吉利のチャーチル卿が好んだ事で有名なブランド
 「テセロンLOT29」は、1929年蒸留のコニャックを中心にブレンド、味は甘く口当たりは柔らか、香りは甘さの中に柔らかなスパイシー感が有る。アルコールのキツさは殆ど無い。落ち着いた印象を受ける。

・デュカイ
 「デュカイ ランシオ 63779707 N30」の味は弱弱甘口、しっかりしたタンニンに、少しの酸味を感じる。香りはスパイシー、強い樽香に、熟したレーズン。そしてランシオがしっかり。成る程、確かに「ランシオ香の教科書」と言う売り文句は伊達ではない。一万円以下のコニャックでは、飛び抜けて熟成感のある一本。

・デラマン
評判の良いブランド、最も安価なXOはサッパリとしたタイプのコニャックだが、それ以外の物は総じて濃厚系でマイルドな味わい。
 「レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ」は、味は甘口で濃厚、シッカリと樽のタンニン。
香りは重厚かつ華やか、力強いランシオ香。力強さ、バランス、深み、どれをとっても一級品。
 「デラマン XO ペール&ドライ」は、とてもバランスが良い。味はほんのり甘口でドライ、香りは柔らかく甘く、芳醇ながらも落ち着きを見せ、樽香も程良い。全体的にはライトな仕上がりで、濃厚さには欠けるが飲みやすい。このXOはデラマン社の商品では最低クラスだが、それでも25年以上の熟成を経ているそうだ。
 「デラマン ペール&ドライ(旧ボトル 金網) 40% 700ml」、味は弱甘口、軽めの渋味・酸味、円やかで優しい。香りは柔らかい花とスパイス、樽香も柔らかく、優しく広がるアロマ、ほんのり柑橘、僅かにランシオ香。
 「デラマン1983(BBR社)」は少し濃い目でホンノリ甘口、香りは少しシャープで有りつつも、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
 「デラマン1982(landed1985-bottled2009・41,2%・ジャパンインポートシステム輸入品)」は、イングランドで熟成されたランデッド品。味は中甘口で、まろやか、濃厚。香りは花の香りとスパイスの香りが6(花):4(香辛料)と言ったところで、柔らかく芳醇。但し、抜栓直後は味も香りも堅くそっけないので、真価を発揮するのは抜栓後4~6週間経った頃だった。オールドボトルに成ればこの点は改善されるかもしれない。
 「デラマン ナポレオン(年代不明) 40% 700ml」味は甘口、柔らかく濃厚な味わい、タンニンも強く優しい。香りは柔らかく芳醇、花・果実・香辛料の全てが感じられ、ランシオ香もはっきり力強く感じられる。余韻も長い。

・ハイン
味がぼやけているとか酷評される事も有るが、とてもライトで飲みやすい。葉巻と一緒に愉しむ為の「シガーリザーブ」等も出している。
 「ハイン XO 40% 700ml」(年代不明)、味は甘口、濃厚系、アルコールの刺激そこそこ、タンニンもそこそこ。香りは力強く芳醇、香辛料の中に少し花、ランシオも少し感じられる。古いボトルらしく、コルクは駄目だった。
 「ハイン・XO・アンティーク」は、味は中辛口、アルコールの刺激も強く感じる。香りはまろやかで樽香は中強めだが、そこまで華やかではなく、落ち着き気味。
 「ハイン1984(BBR社)」は切れ味の良い中辛口、ライトでシャープな香り。
 「ハイン1991(ジャパンインポートシステム)」の味は弱甘口、若いせいか少々硬い印象を受ける。香りは若々しく華やかだがあまりフルーティとは言えない。ほのかな樽の香りと共に、僅かに潮の香りを感じた。
 「ハイン・エクストラ」はまろやかコニャック。味は程好く甘く、それを渋みが引き立てる。香りも甘く柔らかだが、ほんのりスパイシーな雰囲気も漂う。決して派手ではなく、落ち着いている。アルコールの主張も控えめで呑みやすい。後味は力強いが、しかしあくまでも柔らか。

・ハーディー
 「ハーディー ナポレオン 40% 750ml」、味は甘口、しっかりした甘味、そしてアルコールの辛味、濃いめのタンニン、濃厚系。香りは先ず木質系、樽香が強く、その後葡萄の甘い香り。

・ピエール フェラン
 「ピエール フェラン 1840 グランシャンパーニュ 45% 700ml」、味は甘口、どっしりした甘味と軽い酸味、その後からタンニン。香りは甘く柔らか、力強い、樽香も感じられる。6年~15年熟成のブレンド、「カクテルにも使える」がコンセプトだそうだ。

・ビスキー
 「ビスキー VSOP ブランデー特級K5666 従価 40% 700ml」、味は甘口、口にした時はあまり甘く無いが徐々に甘味が強まる、濃厚系、タンニン強め。香りは先ず香辛料、次に花、華やかで力強い、木質系。

・ブラスタッド
 「バイ ブラスタッド カクテル エディション 45% 700ml 」、味は甘口、広がる甘味とジワリと来る辛味、タンニンもある程度、45%の濃厚さだろうか。香りは華やか、少しの花と強めの香辛料、樽香もある程度。リカルドプラスタッド氏により、カクテル用にブレンドされたコニャックで、砂糖無添加とのこと。

・フラパン
一時は消えたブランドだが、復活。そこそこ評判は良く、5000円~6000円で買える「シャトー・ド・フォンピノ」等はコストパフォーマンスも良いと思う。ただ、昔のボトルよりも味が落ちた。
 「フラパン VSOP 40% 700ml」、味は甘口、しかしベタつかない甘さ、若い筈だが中々濃厚。香りは芳醇、素直、シンプルで癖のない果実の香り、そして柔らかな花。安価だが、十分に美味いコスパの良いコニャック。
 「フラパン1984(BBR社)」は、丸みを帯びた柔らかい香り、香りは強くも弱くも無い。抜栓直後は舌をチリチリと刺す刺激を感じたが、抜栓の一月後にはそれは消えた。香りは甘く、味は辛口。端麗な印象を受ける。
 「フラパン VSOP L24100 40% 700ml」、味は甘口、円やか、少し酸味を感じ、タンニンはそれなり。香りは花、花のブーケが強く、その後にそれなりの樽香、調和のとれた若く華やかなバランス。

・フランソワ ヴォワイエ
 「テール ド グランド シャンパーニュ」味は甘口かつスパイシー、渋味も少々。濃くも薄くもない。香りは干し葡萄、明るい花、樽香そこそこ、香辛料少々。ユニブラン100%とのこと。

・フランソワ ペイロー
 「フランソワ ペイロー セレクション 40% 700ml」 味はスパイシーな甘口、スパイシーだがどこか優しい口当たりで、その中にシッカリした甘さが感じられる。タンニンも少し。香りはスパイシーな花、どこか夏っぽい花の香りに、軽めの樽香が加わる。ジャルナック村産で、グランシャンパーニュ規格品。
 「フランソワペイロー XO 40% 700ml」、味は弱甘口、綺麗でスッキリした口当たり、ジワジワと上品な甘味が広がる。タンニンも後から来る。香りは優しく柔らかく、綺麗な香辛料に控え目のレーズン、僅かにランシオも感じられる。熟成年数は25年以上、グランシャンパーニュ規格。

・ヘネシー
大手メーカー。かなり甘口、若干アルコールの香りが強い。ホストクラブ等で消費される「リシャール」もこのメーカー。
 「ヘネシーVS 700ml 40%」、味は甘口、かなり砂糖多目の重めの甘さ。香りは弱目だが、花の香りと樽香少々。なお、VSはvery specialの略の様だ・・・全然specialでは無い安価なコニャックなんですがね。
 「フィーヌ ド コニャック」は、味は甘口で軽め、まろやかな口当たり。香りも甘く落ち着いて居り、良く燻したナッツの様な風味。浅く若い感じでは有るが、落ち着いて居り飲み易い。
 「ヘネシー・カン・ロマン」は、味は甘口で濃厚、まろやか。香りは樽香が強く、スパイシー系。後味で、若干の柑橘系が香って来る。
 「ヘネシー・イザンバール」は、味は弱甘口で濃厚、このクラスにしてはタンニンが少々強く、弱苦め。香りはスパイシーだが、少々弱い。樽香は中々強い。
 「ヘネシー ナポレオン ブラスドール 40% 350ml」、味は弱甘口、刺激そこそこ、渋味控え目、濃くも薄くもないタイプ。香りは、花、次に果実、香辛料は控え目、樽香少し、スッキリとした余韻。

・ポリニャック
 「ポリニャック スリースター ブランデー特級Y5696 40% 700ml」、味はスパイシーな甘口、強いアルコールの刺激の後に、骨太の甘味が感じられる。香りはドライレーズン、良く干されて濃縮された葡萄の香り、樽香等木質系の香りはほぼしない。オールドボトルの枯れた落ち着きと、若々しさが同居する面白い一本。
 「ポリニャック XO ローヤル 40% 700ml」、味は甘口、濃厚系、詰まったドライレーズン、酸味僅か、タンニン軽く。香りは力強く甘い香り、ドライフルーツ、香辛料も中々、少しだけ花。
 「ポリニャック ダイナスティー」は、味は辛口で渋みが強め、そして鋭い。香りは樽の香りがとても強く、鋭くスパイシー。長期熟成らしい濃厚さを持つが、決してしつこくは無くサラリとした飲み口。

・ポール・ジロー
香りは高く、繊細であるが、シャープと言うか薄い味わいであり、かなり評価の分かれるブランド。自分は好きですけどね。また、カラメル無添加を前面に押し出して居る。モルト好きに好まれる傾向が有るっぽいです。
 「ポール・ジロー・ジュース2009」は、ポール=ジロー氏栽培の葡萄を絞ったジュースで、酒の材料だけど酒ではない、因みに炭酸入り。味は激甘、これでもかと言う位の甘さ。香りも葡萄葡萄しているが、生で食べられてる葡萄と言うよりは、菓子等に使う干し葡萄の香り。強い甘味と言い、鼻に残る香りと言い、カクテル用に使ってくれと言わんばかりのジュース。
 「オー・ド・ヴィー・ド・ヴァン 2009年 71% L10701」の味は甘口、甘いがアルコールがガツンと来る。良く開かせないとストレートではキツい。香りはとても癖の強い香り、どこか泡盛的な雰囲気の中に、極僅かなチョコレート。
 「ポール・ジロー15年(正規輸入品・2007年版)」は、味は僅かに甘く、まろやか。若い割には濃厚。香りは甘く華やか、15年熟成にしては落ち着いた印象を受けた。それもそのはず、ラベルをよく読んだ所、20年~25年を中心にブレンドしてあるらしい。ポールジロー独特の癖は健在。
 「ポール・ジロー15年(ジャパンインポートシステム輸入品・2009年版・L09207)」は、味は中甘口で濃厚。香りはとても華やかで、草花の香りが強・フレッシュなフルーツが中。15年表記だが、これも20年~25年中心のブレンド。ポールジロー独特の癖は健在。
 「ポール・ジロー25年(正規輸入品・2007年版)」は、味は辛口だが、まろやかで中々濃厚。香りは甘く華やぎ、力強い広がりを見せる。樽香も十分に付いている。
 「ポール・ジロー25年(ジャパンインポートシステム輸入品・2009年版・L09204)」は、味は中甘口で濃厚系、樽のタンニンが力強い。香りも力強く華やか、豊潤な花の香りと力強いスパイスが踊る。ポールジロー独特の癖は強め。
 「ベネラブル(2005年)」はポールジロー独特の癖の有る香りが強く、味は端麗辛口。深みも無く、余りコストパフォーマンスが良いとは言えない。なお開栓後一月過ぎると、癖の強い香りが少し落ち着き、熟した果実の様な甘い香りに変わった。
 「ポールジロー ツール・デュ・ジャポン」は、味は若干甘口で口当たりはまろやか、開栓直後は少し尖っているが、空気に慣らせてやれば棘は全く無くなる。香りも甘く華やか、良く広がる。強いて言えば端麗系に近いが、殆ど中庸。ただ、ポールジロー独特の癖は健在であり、毎度の如く好みが分かれるのではないかと思う。
 「ポールジロー・オリジナル」は、味は端麗辛口。香りは甘く果実味に満ち、かつ力強く華やかで、広がりも良い。独特の癖は少々弱めだった。
 「トレ・ラール(35年)」は、味は端麗辛口であるが、香りは非常に高く、花畑の様な華やかな雰囲気と、深い森の様な落ち着いた雰囲気が共存する。独特の癖は強く出ている。
 「トレラール 35年(1996年瓶詰) 40% 700ml L98401」味は甘口、シッカリした甘味にアルコールの刺激、そしてタンニン、濃厚系。香りは芳醇で華やか、力強いスパイスにポールジローらしい独特のクセ、樽香もシッカリ。余韻に柔らかな花の香り。瓶詰が1996年で35年以上の熟成と言う事なので、55年以上昔の酒と言う事に成りますね。
 「TOPETTE NO79(45°)」は、味は弱甘口、濃厚。香りは強めで、樽香シッカリ・花とフルーツがそれなり、スパイス香が強い。熟成は30年程度だが、芯のシッカリとした香りをしている。独特の癖は健在。因みにコレはポール・ジロー氏の来日記念ボトルで、1979年ヴィンテージ品を無加水で瓶詰めした物だそうです。
 「ビオディナミ・レユシー 51.5% CASK-DYN 98-2 1998年」は、味は甘口だが最初はパンチの強さ・アルコールの辛さが目立つので、時間をかけて開かせた方が良い。開いた後は程良い甘さとまろやかさがとても良い。香りは若く、軽く、花の香りと果実の香り。樽香は殆ど無い。なお、無農薬有機農法の原料から作られたコニャックである。

・ポールボー
 「オルダージュ 43% 700ml lotNo.090803」、味は弱甘口だが刺激も強め、濃厚でスパイシー、タンニン、後味に酸味。香りは骨太のスパイス、樽香シッカリ、余韻が心地良く熟成長めな印象だが、ランシオを湛える程ではない。あまり聞かない銘柄だが、グランシャンパーニュのコニャック。

・マーテル
大手メーカー。辛口の傾向が有り、芳醇でコシの有るボルドリ産の原酒を多く使う事でも有名。
 「マーテル VS」の味は甘口、渋みはほんのり。香りは少し弱いが華やか、花の香り。
 「マーテル・ナポレオン」は、味は辛口で甘味を抑えて居て、口当たりは軽め。香りはナポレオンクラスにしてはかなり華やか。また、ボルドリらしく力強さと、少し枯れた花香の余韻を引く。
 「マーテル アーティーズ 40% 350ml」味は甘口、軽い渋味、濃くも薄くも無い、アルコールの刺激は強め、スパイシー。香りは甘く柔らかく、優しく広がる花、柑橘系の果実、控え目のスパイス、樽もそれなり。
 「マーテル・コルドンブルー」の知名度は凄まじく、この香りは「すみれの花の香り」と例えられる。味、香り共に甘口、力強い印象を受けるコニャック。
 「XO」は辛口で芳醇、味わいに厚みが有るが、そこまで派手な感じはしない。

・メルレ
 「メルレ ブラザーズ ブレンド VSOP 40% 700ml」味は甘口、刺激強め、軽い酸味、軽いタンニン。香りはスパイシー、樽香と花、落ち着いた印象。加水すると華やかな印象に。

・モネ
 「モネ ナポレオン 40% 700ml」味は弱甘口、澄んだ甘味、辛味も中々、タンニンも中々、濃くも薄くも無い口当たり。香りは綺麗で華やか、スパイシー、甘く柔らかな花。
 「モネ ナポレオン(オールドボトル・詳細不明)」味は甘口。甘口だが、ベタつきの無いスッキリした甘さ。そして濃厚系。渋味も有り。香りは華やか、スパイスの香りに確かな樽香。現代のナポレオン級とは明らかに別格。

・ラーセン
 「シップボトル 度数容量記載無し」味は強甘口、濃厚、タンニン強め、少しスパイシー。香りは先ずスパイス、ドライな樽香、軽めの果実、ランシオもほんのり。

・ラニョー・サボラン
 「グランドシャンパーニュNo.4」は、味は端麗辛口で、若々しい。香りも若々しく力強い。華やかな花の香り。ただし少々浅い。フレッシュで若いコニャック。
 「レゼルヴスペシャルNo.20」は味は弱辛口で、まろやか。香りは華やかであるが、落ち着いた樽香も十分。勿論香りの強さも十分。バランス良く、素直に美味しいと思えた。
 「ラニョーサボラン No.35 フォンヴィエイユ」味は綺麗な辛口、濃厚でタンニンがシッカリ。香りは超芳醇、樽の香りにスパイスの香り、そしてランシオ香もふわりと。

・ルイエ・ギレ
 「太陽の馬 40% 750ml」、味は弱甘口、濃厚系、滑らかな口当たり、タンニンそこそこ。香りは花が強くフローラル、若干スパイシー。色合いに比して樽香弱め、綺麗な香り。

・ルイ ロワイエ
 「ルイ ロワイエ ナポレオン ブランデー特級Y3586 40%従価 700ml」、味は甘口、スパイシー、濃厚系、厚いタンニン。香りはスパイシー、樽香力強くドライ、余韻でドライレーズンの甘い香りも感じる。オールドボトルらしく、コルクの状態はいつも通り。

・ルレー(ROULLET)
 「ルレーNo29」はボルドリ産の葡萄で1929年蒸留との事。ボルドリらしく非常に力強い、香りは強くて甘く、味は若干辛め。コニャックで有りながらアルマニャック的な男性的個性を持つ酒。

・レイモンド・ラニョー
 「エクストラ・ヴュー(LotNo,506402)」は、味は端麗で辛口、鋭さが有る。香りは甘く繊細で華やか、広がりが有り、樽の香りも確り、全体的にサッパリとした印象を受けた。バランスは良好。
 「レイモンドラニョー ヴィエイユレゼルヴ 41% 700ml」味は甘口、中々濃厚。香りはスパイシー、樽香も中々のもの。安価だが確かなクウォリティ。
 「レイモンドラニョー セレクション 40% 700ml lot102101」味は甘口だが、アルコールの刺激も強め。香りはピカイチ、豊かで華やかな花の香り、若い酒とは思えないほどの力強さ、ソレで居てフレッシュな軽快さも失って居ない。コストパフォーマンスが非常に高い低価格コニャックだ。

・レオポルド・グルメル
シャープでライトで上品、マイルドさに欠けるが、香りは十分、そしてフルーティ。欧州に於いてはかなり評判が良いらしいが、日本ではそんなに見かけない。また、ここもカラメル無添加。
 「プチ・グルメル」は、味は弱甘口、香りはフルーティで若々しく、軽快。樽香は弱い。
 「ジョセフチャールズ・シンフォニーXO」はとてもライト、味は甘めだが少々舌を刺し、香りは若々しく力強いが少し浅い。
 「アージュ・デュ・フリュイ」は、味は端麗辛口、香りは若々しく華やかで、正に果物の香り。とても良く出来たコニャックで有ると居える。ただ、年数が若い為か軽く、深みは足りない。
 「レオポルド グルメル ビオ アティテュード LotNo BIO-5BC 2005年蒸留-2010瓶詰 42%」は、自然農法のオーガニックコニャック。味は中甘口で、若干のタンニン。香りは華やかな花、尖り気味の酸味。全体的に痩せた感じと言うか、鋭い印象を受けた。

・レミーマルタン
大手メーカー。若干辛口だが芯が強い、樽香が確り付いている。「ルイ13世」は余りにも有名。
 「SEALINE」は、味は甘口で、若干苦味を感じる。香りも甘いが、地味な香りであり、癖が抑えられていると感じる。・・・兎に角甘い。
 「TREK」は味は甘口であり、スパイシーな舌触り。香りはズシッとした甘い香りと厚い樽香。鈍重な印象を受けた。
 「レミーマルタン 1738 40% 700ml」味は辛口、舌を刺すアルコール、薄目の口当たり、後から甘味が追いかけてくる。香りは花、弱めのスパイス、樽香軽め。色合いはとても濃いが、全体的に薄い印象を受ける。
 「レミーマルタン ナポレオン エクストラオールド 700ml」、味は辛口、甘味も感じられるが、刺激強め、そこそこの酸味、そこそこの渋味。香りは、木質系、鋭くスパイシー、少し甘い花。
 「レミーマルタンXO」は、味はかなりの甘口、恐らくかなりのシュガーを添加しているのだろう。開栓直後は舌を刺す辛味も目立つが、開栓後二月も待てばかなり改善する。香りは強めでとても華やか、樽香はとても確り。濃厚系。
 「レミーマルタン エクストラ L16242 40% 350ml」、味は辛口、辛味が強く、キレが有る。タンニンも中々で、甘味は後味で強くなる。香りは甘くスパイシー、ドライレーズンの甘い香りに強めの樽香、どこか鋭さが有る。

・ロア・デ・ロア
 「ロア デ ロア エクストラ」は、味は甘口、若干の苦味は有るがまろやか、スムーズで飲み易い。香りは樽香シッカリ、華やかでスパイスの香り。

・ロイ・レーヌ
 「ロイ レーヌ XO クリスタル デキャンタ」は、味は甘口、アルコールの主張は程々。香りは良く熟成されていて、樽の香りが前面に出て柔らか、そしてそこそこスパイシー。
 「ロイ レーヌ ダイヤモンドクラウン (ブランデー特級) 40% 700ml」は、味は弱辛口、濃厚系、酸味、渋味、旨味、少し枯れたドライさ。香りはとてもスパイシー、そこに華やかな花、ランシオ香もそこそこ、心地良い余韻。コルクは折れてしまったが、オールドボトルなので仕方がない。


~アルマニャック・ブランデー~


・シャトー・ド・ラケーズ
 「シャトー・ド・ラケーズ1982」は派手では無いプラムの重たい香、アルコールの刺激では無いピリッとしたスパイシーな味。
口の中を回すと熟成感のある樽香とほのかな甘味が感じられる。
色は濃い目だけどカラメルの甘さはあまり感じない。

・シャトー ド ロバート
 「シャトー ド ロバート エクストラ オルダージュ クリスタルボトル 40% 750ml」の味は弱甘口、強いアルコールの刺激、濃厚系、骨太のタンニン。香りは力強く芳醇、スパイシーな樽香が広がる、そして微かにランシオ。アルマニャックらしい力強いブランデー。

・ジャノー
 「シルバーエクストラ」は銀色の瓶。味はスパイシーであるが、苦味とほのかな甘味も確りとしている辛口。香りは強めの樽香、力強くしかし落ち着きも見せるスパイスやプラム、そして若干の花の香り。

・シャボー
 「XO」はほんの少し辛口、若干スパイシー。でも、フルーティな甘味も有る。香りは少し軽めの甘い香り。
 「シャボー ナポレオン(オールドボトル ブランデー特級3586 No.23366)」味は甘口、オールドボトルだがアルコールの刺激は残って居り、パンチが有る。渋味も少々。香りは甘く芳醇、力強い。樽香はかなり強め。
 「シャボー エクストラ No.18337L 40% 700ml」、味は辛口、先ずガツンと来て、程良いタンニン、濃厚系、後味にドライレーズンの甘味。香りは甘く力強い、レーズン感が強め、エクストラにしては樽香弱め。
 「シャボー エクストラ スペシャル DFS 40% 700ml」、味は甘口、スパイシー、濃厚系、タンニンそこそこ。香りは甘く華やか、力強いレーズン、広がる香辛料、パワフル。DFSと言う事は、duty-free shop(免税店)仕様のボトルなのでしょう。
 「シャボー VSOP 40% 50ml(ミニボトル)」、味は辛口、甘味も感じるが、辛さが前面に出て居る、若いが濃厚、パワフル、若干のタンニン。香りはやはり若い、オードヴィーの荒さが残る、フレッシュ、甘い果実に若干の樽香。
 「シャボー ナポレオン 40% 50ml(ミニボトル)」、味は甘辛、濃厚、力強くタンニンも中々、骨が有る。香りは花、広がりの有る甘い香り、樽は弱め。
 「シャボー XO 40% 50ml(ミニボトル)」、味は弱甘口、濃厚系、タンニンしっかり、落ち着いた口当たり。香りは甘く華やか、中々スパイシー、しかし重くは無い。

・ジュラス社
 「ドメーヌ ド シャルロット 1970-2010 46% 700ml」味は弱甘口、アルコールの刺激強め、タンニンもガツンと、さらりとして居ながらに濃厚。香りは力強い樽香、40年でも失われぬレーズン、そしてランシオ。シンプルなボトルにシンプルなラベル、シッカリしたコルクにシッカリした替え栓、そして中身は極上のアルマニャック・・・ジャパンインポートシステム、また良い仕事をして居るなぁ・・・。

・デュカスタン
 「デュカスタン デュック ダキテーヌ 」は口を蝋(ロウ)で密閉してあって、空けるのに苦労した(湯で温めました)。また、栓がワインの栓の様に成って居るので、デキャンタか空きボトルを用意した方が良いと思います。味はかなり甘口だが、若干スパイシーでもある。香りも甘い。

・ド・カステルフォール
 「ド・カステルフォール’65(40%)」はやわらかい花の香と、ごくかすかなクリーム・バニラの香。 口に含むとアルマニャックらしい猛々しくスパイシーな(胡椒のイメージ)刺激。 口の中で回すと複雑な樽香が感じられる。 次第に柔らかい口当たりに変わり、嚥下後は香で感じたかすかなクリーム・バニラの味が口中で長く続く。
 「ド・カステルフォール 1965年 enFevrier2006 40% L6506034DC」、味はベタ付きのないスッキリした甘口、濃厚で確かなタンニン、時代を感じる。香りは力強く芳醇、しかし繊細では無く豪快。アルマニャックらしいパンチの効いた樽香だ。
 「ド・カステルフォール 1979 40% 700ml L7906034DC」 味は辛口、若干の甘味は有るがとてもスパイシー、樽のタンニンもシッカリ、濃厚では無いがパンチ力有り。香りは先ずスパイス、その後に花、樽と続く。力強い香り。またもやコルクがご臨終、2006年のボトリングだから、開封までに十年しか経ってないんだけどなぁ・・・。

・ド モンタル
 「ド モンタル ナポレオン 40% 700ml ブランデー特級(従価)」、味は甘口、円やか、どっしりしたタンニン、濃厚系。香りは力強く、先ずスパイス、次に花、僅かだがランシオ香も感じられる。


~その他のブランデー~


・アンジュ・ジアール
 「アンジュ・ジアール・アップル50%/洋梨50%」は、林檎と洋ナシを半々に使ったカルヴァドス、無添加らしい。味は相当の辛口だが、香りはとても甘い。しかし、余り強い香りでは無い。熟成は若めの様で、樽香は殆ど感じない。

・ゴーティエ社 
 「アイビスXO 700ml 40%」、味は弱甘口、薄口、渋味ほんのり。香りは果実、弱めの花、少し薬っぽい。

・シェンドール
 「シェンドールXO 40% 700ml 」味は強甘口、刺激強め、度数以上にスパイシー。香りはドライレーズン、少々薬っぽい。

・シャトー・ド・ブルイユ
 「レゼルブ・ド・セニュラス X.O 20年」はカルヴァドスで、味はカルヴァドスらしく辛口、41%と言う度数以上に強く感じる。渋みと酸味のバランスが中々良い。香りは芳醇、良く熟した林檎の香りに、確りとした樽香が感じられ、年月を思わせる。

・シャトー・ド・ラ・ヴェル
 「Chateau DE LA Velleオルダージュ 42%」はブルゴーニュ産のマール。味は弱甘口、アルコールの刺激強め、ほのかな酸味。香りは力強く、マールらしい癖の有る華やかな香り、重めの樽香とキャラメルの気配。

・ジャン ゴヤール
 「ジャン ゴヤール ヴィユー マール ド シャンパーニュ 700ml 40%」味は甘口、スパイシーさと甘味が共存して居る。軽めの渋味。香りは華やかで甘酸っぱい香り、どこかブルーベリー、しかし少々軽い。

・M.シャプティエ社
 「フィーヌ シャプティエ 42%」、味は辛口、濃厚で渋味強め。香りは力強く、フィーヌらしい癖が前面、控えめに甘い香りが漂う。ラベルに点字が打たれて居る珍しいボトルデザイン。

・デュポン
 「デュポン 1982年 lotNo.07146 44% 700ml」、味は甘く辛く、力強いタンニン、濃厚でパワフル。香りは甘く華やか、強く芳醇な林檎、焦げた様なビターな香りがアクセント。信濃屋が輸入したカルヴァドス、全部で180本生産されたらしい。限定生産の為にもう手に入らない事が悔やまれる。

・ピエール・ユエ
 「ピエール・ユエ ヴュー」はカルヴァドス。味は辛口、中々刺激が強く、酸味も感じられる。淡麗タイプでスマートな印象。香りは甘く華やかだが、少々棘が有り、時間をかけて開かせた方が良いだろう。樽香は強くも弱くも無く、林檎の香りと調和している。

・ブラー
 「カルヴァドス ブラー」は味は中甘口で、少々酸味を感じる。苦味はほとんど無い。香りは甘く華やかだが、力強さが足りず、軽量級。ブラーのスタンダード品。

・ペール・マグロワール
 「ヴィエイユ・リザーヴ」は、カルヴァドスで、林檎のブランデー。味は端麗辛口、飲み口は薄め。香りはスキッとしていて鋭く、若さを感じさせられた。

・本坊酒造株式会社
 「マルスブランデー 宝剣 16年 2000-2016 375ml 58%」、味は辛口、度数が高く舌にビリッと来る、若干の甘味、カルヴァドスの様な酸味、濃厚系。香りは力強い樽香、軽い花に骨の有る香辛料。

・マスネ
 「マスネ・オード・ヴィ・ポワール・ウィリアムズ・V.E.P」は、味は弱辛口、開栓後直ぐは若干の苦味が有るが、一月置くとまろやかに成る。香りは至極華やかで、洋ナシの甘い香りが広がる。熟成の為か、大分香りも落ち着いている。
 「マスネ・ポワール・ウィリアムス」は、洋ナシのブランデーで、果実が丸々一個入っている。味は中甘口なのだが、アルコールが舌を強く刺す為辛口と感じる人も多いだろう。香りは非常に強烈、洋ナシの甘い香りが力強く広がる。

・ミッシェル・ユアール家
 「ユアール1987」はカルヴァドス。味は辛口で若干の渋みと酸味。香りは林檎らしく甘く、それは力強い。樽の香りは感じるが、弱め。加水すると香りが柔らかく変化する。

・モエ & シャンドン
 「マール ド シャンパーニュ 40% 700ml 00682711」味は中辛口、スッキリして居て尚且つアルコールのパンチ強め。香りは酸味を意識するタイプの軽快さ、ブルゴーニュのマールとは全くの別物、シャンパーニュらしく軽やかで鋭い主張。ドンペリ等の有名シャンパーニュを生産して居るメーカーのマール。中々美味いのに「用途:製菓原料用に限る」とか注意書きが有る、不思議だ。

・モラン
 「モラン・オルダージュ15年」はカルヴァドス。味は弱甘口で、そこに苦味も同居する。香りはそこそこ落ち着いていて、林檎の中に樽香も若干、ただし余り強い香りではない。

・ルイ バロン
 「ルイ バロン ナポレオン 40% 700ml」、味は強甘口、スパイシーでほんのり渋い。香りはどこかマールに近い雰囲気、甘く熟したドライフルーツ、ただし弱めの香り。元英国王室海軍の指定ブランデーだそうだ。

・ルイ ラトゥール
 「マール ド コルトン グランセィ オー ド ヴィー 41%」味は弱甘口、若い割には濃厚系。香りは甘く、重めのドライレーズン。勿論マール独特の癖はしっかり。ブルゴーニュ産のマール。

・ルモントン
 「ルモントン レゼルヴ 40% 700ml」味は弱辛口、結構な渋味を感じる。香りは甘く華やか、前面に洋ナシ・後衛に林檎。ただし、若い為か強さや複雑さは無い。
 「ルモントン 15年 40% 700ml lot52」味は辛口、パンチ強くスパイシー。香りは甘く芳醇、林檎以上に洋梨が力強く香る。生クリーム系菓子との相性は抜群だ。

・ロジェグルー
 「エイジドールXO L10103 Avril.10 caskNo.103 41%」は30年以上の原酒をブレンド。味は淡麗辛口で、渋みが中々、酸味が少々。香りはフレッシュで華やかな林檎、甘酸っぱい香りが広がる。
 「ドイヤン ダージュ 700ml 41% L.1126 4433」味は辛口、スパイシー、骨太の渋味。香りは力強く華やか、果実の甘い香りに、スパイシーで樽香シッカリ、長期熟成の濃厚さ。つまみは無し、チェイサーのみで時間をかけてチビチビ飲みたい一本。



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