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2009年07月21日
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カテゴリ:  他 物語
 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
わあ、暖かい。ここ、何本ぐらい指が入るんだろうね?
彼は、一本、二本と数えながら、私の蜜の奥へ指を挿入しはじめた。
私は電脳娼婦。罪を犯し、刑罰として、電脳空間で客をとらされているのである。
ねえ、お姉さんが殺した男はね、実は、ぼくの兄だったんだ…。
すごくエッチでちょっぴりせつない、エロティックSF傑作集。


あとがきが一番面白かったです。
はい。SFについてとか、エロに関しての語りがとても面白かったです。

しかし肝心の小説のほうは、どれも正直いまひとつ…
退屈するほどではありませんが、読ませられるほど夢中になれるわけでもなく。
SFについても、エロに関してもどうにも夢中になれず、惜しい印象でした。
特にこれらってそれ系の雑誌に「官能小説」として掲載されたそうなのですが、
何度読んでも、ええー…これって官能小説なのですか??と正直思ってしまうわけで。
ちなみにどれが一番よかったかと言うと、やっぱりタイトルの「電脳娼婦」ですかねぇ。
主人公についての設定がよかったです。ネタバレになってしまいますけど。

「少女狩り」を読んでアン・ライスの「眠り姫」シリーズを思い出しました。
貧しさのために売られた男女と、奴隷化された姫に王子と、
その生い立ちと成長の環境は全く異なるものの、
こうして現在権力者の戯れとして行われている内容は似たものがあるかと。
でも激しさとかえげつなさとかでは「眠り姫」の方が圧倒的なんですけどね。
   


       





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最終更新日  2009年07月21日 22時03分12秒
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