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カテゴリ: ライトノベル+ファンタジー
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「あたしはカイの魔人で力。あなたの敵は、あたしがやっつける」 魔人・フジシロユイカは、カイに笑ってそう告げた。 「今すぐ理解して欲しいのは、あたしは、あなたのものだってこと」 この世界にはロードリーという、敵がいる。 異形の彼らに対抗する適性が認められ、ターヴィス学院に強制入学させられた、 英雄の末裔の少女・カイ。戦うために、彼女は別の世界の魔人と契約した。 光と共に現れた自分の魔人を見て、カイは思う。人を殺す敵に立ち向かうなんて、こわい。 本当は逃げたい。ここよりマシなどこかへ行きたい。でも、できることがあるなら。 -それをやるしかない。これは、世界に立ち向かう方法が見つからない、少女たちの物語。 今更マルタを読破しまして、 ついでに購入したのがこの天使から百年シリーズ1冊目。 後書きからしっかり、3巻完結のお仕事もらったの!と提示されているので、 ああ、そうかこれはちゃんと3冊で終わるのか。ってことはちゃんと出すのか富士見。 と思っていたら、、、2巻はすぐに出ているのですが、 3巻はそれから1年経っても音沙汰なし……??? うわー嫌な予感ーーーー…… ファンタジー世界で、家を離れて学園に入学すことになった女の子、カイが主人公。 (なんとなく名前で男の子と考えていたので、ちょっとびっくり。) で、そこは実は人類の敵、ロードリーと戦う人材育成の学校でしたという、ね。 ちなみにこのロードリーというのは、ふらりと異空間(異世界?)からやってきて、 人を傷つけ殺して血を見ることを「癒し」とする生物なのです。 人間のような外見で、力が強いものは美形で、でも確実に人とは違う生物という。 なんとなく、クレセントノイズの「来訪者」を思い出しました。 あちらは名前の元ネタは聖書に登場する天使らしいです。 ちなみにロードリーは人が戦争中に作り出した天使という生物兵器です。 他国より強い兵器を…と研究しすぎるあまり、とんでもなくやばいものになってしまって、 慌てて戦争やめてこれら天使を異空間に押し込めることにしたものの、 そこの環境がよくないので天使たちがちょこちょこ出てきて、 「癒される」ために殺戮しているというなんだか自業自得な有様です。 まあ、普通の人はそんな過去のことも知らないのでひたすらに気の毒というか。。 そのまま普通にファンタジー世界だと思って読んでいたら、 呼び出された「魔人」にびっくり仰天。凄い設定です。 だってこの「魔人」ってどう見ても現代日本の女子高生なんですもの! 本でもゲームでもよく異世界トリップものとして、普通の女の子が魔法世界に入り込んで、 巫女になったり戦ったり恋したりしていますが、それの逆視点だとは……面白いなぁ。 が、ここでも野梨原さんなので呼ばれた「魔人」の少女はきょとんとするわけでもなく、 1から10まで全てわかっててご主人様大好き状態で、非常によく出来た「魔人」状態。 普通に現代日本で暮らしてて、いきなり呼ばれました。超能力もありません。 でも転送中に全て把握して力も得ちゃって、すぐにでも戦闘オッケーな無敵状態です♪ これかなりすごい。まるマのユーリもびっくりだよー ユイカがさっぱりしすぎで可愛すぎなのでついそっち贔屓になって、 ユイカに冷たいカイに苛々しちゃうこともありましたが、 3冊でどうまとまるのだろうとわくわく読みました。 そしたら最後の最後でユイカの世界(現代日本)にカイがトリップとな。 え、なにそのマルタ・サギー。 気になりすぎて、ひょっとすると未完なのかも……と思いながらも、 2巻買っちゃった。絶対読んでもすっきりしないってわかってるのに買っちゃった。。 あーあ、マルタ新シリーズで出ないかなあ。。 そういえばクレセントノイズも未完だよね。。 (一応、第一部完ではあるけれども) 2巻→ クレセントノイズ→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月06日 16時50分56秒
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