【プレイ日記】真アメゲー会
前回のゲーム会に間に合わなかったゲームのど本命をやろう、ということになり、喜んで参加。いたるさん、タムラさん、私の3人で。●アージェント・ザ・コンソーシアム Today's MASTERPIECE!! 「バトルコン:インディーンズの闘い」や「ピクセル・タクティクス」で有名なLevel99 Gamesの最新作。デザイナーはTrey Chambersで、パブリッシャーから出したゲームとしてはこれがデビュー作。Level99 Gamesのゲームはこれまで(程度の差はあれ)どれも良作ばかりだったが、こいつは良作ではなかった。大傑作です。 バトルコンと同じ世界観を持ち、テーマはアージェント(=銀白)魔法大学の総長選挙。プレイヤーは立候補者の1人となり、当然票を集めて総長になることを目指す。 基本的なシステムは、全員がワーカーを置ききったあとに規定の順番で配置場所の効果を解決していく「ケイラス」式ワーカープレイスメント。さまざまな効果でさらに弟子(ワーカー)を増やしたり、呪文や魔法道具や協力者を得たり、それらを得るために必要な知識や金を得たりする。規定ラウンドプレイして、12人の有権者ごとに、その有権者が求める条件(「影響力が一番高い」とか「魔法道具を最も多く持っている」とか)を満たした1人が1票を得て、最も多くの票を得たプレイヤーの勝利。 ワーカーを置く場所タイルの1枚。同じ場所でもワーカーを置いたスペースによって効果が異なる。こういったタイルを人数に応じた枚数だけランダムに並べて配置するので、ゲームごとに異なる場所が出てきて、異なる順番で処理されることになる(推奨配置もある)。 ここまでならよくあるゲームに過ぎないが、いろいろと面白い仕掛けがある。まず12人の有権者のうち、2人は常に固定でゲーム開始時から公開されてるが、他の10人はブラインド。なので何をすれば得票できるか分からないから、ゲーム中にアクションを実行して1人ずつ秘密裏に確認していくことになる。当然、条件を多く知れば知るほど有利だが、その分他のアクションが実行しづらくなるわけだ。 媚びるべき有権者たち。もうこの人たちが立候補すればいいんじゃないかなw そしてワーカー。アメゲーの最右翼であるLevel99 Gamesが普通のワープレ出すわけがなかった。なんとすべてのワーカーに特殊能力がついてるw 「呪文の影響を受けない」「呪文を使ったあとでフリーアクションで置ける」なんてのは有用だが可愛い方で、「すでに置かれてる他プレイヤーのワーカーをぶん殴って押し出す」というのまである! まさにアメリトラッシュw ワーカーの効果一覧。 ワーカーの色は特殊能力を表しており、プレイヤーとは結びついていないため、こうやって土台に自分の紋章タイルを差し込んで見分ける。 言うまでもなく、呪文、魔法道具、協力者の効果は強烈かつ多彩だ。特に魔法大学が舞台なだけあり、呪文のデザインにはかなり力が入ってる。 呪文カード。こいつがでかくて、10センチ×15センチくらいあるw 最初に学ぶときには本が必要で、1レベルの効果が使えるようになる。その後、巻物を使えばレベル2、レベル3とグレードアップしていくことができるが、消費マナも増える(低レベルの効果を使うこともできる)。 協力者は基本使い捨てだが入手が容易。魔法道具は入手に金がかかり、使い捨てのもあれば何回も使えるのもある。 これらを多く集めた方が有利なのは確かだが、手番ごとに1アクションしか実行できず、「ワーカーの配置」も1アクションなので、あまりカードを使ってばかりいるとワーカーの配置が遅れてしまう。また、「3枚あるラウンド終了カードのうち1枚を取る」というアクションもあり、これがなくなったら即座にラウンド終了なので、下手するとワーカーを1個も置かないうちにラウンドが終わってしまうこともあり得るw このため、どの呪文/魔法道具/協力者を取り、どの順番でアクションを実行するかが肝要だ。 そして立候補者たるプレイヤーキャラクター。ここに特殊能力をつけない理由がないわなw 今回私が担当したEXHUFERN LE MARIGRAS、通称マリグラスたん。画像には写ってないが、マナを支払って場所1つに置かれたワーカーの位置を入れ替えることができる「大地の力」という能力を持つ。 特殊能力×特殊能力×特殊能力! もうキング・オブ・アメゲーと言っていい風格。それでいて決してバカゲーではなく、戦略もあり、ちゃんと勝敗を競える出来になってる。繰り返すが、こいつはほんとに傑作だ。 この日はタムラさんが3時間超の熱戦を制して勝利。4票差でいたるさんが2位、さらに4票差で私が僅差の3位だった(問1:私の得票数を求めよ。ただし総票数は12票とする)。 こんだけ要素があれば、バランスなど完全に取ることは不可能だ。ラウンドごとに要素がどんどん増えていくから、プレイ時間はどんどん長くなる。4人や5人プレイでは6時間弱はいくかもしれんw 何より相当でかいテーブルでないとスペース的に厳しい(池袋イエサブのテーブルで3人プレイがギリギリか)。かように欠点もあるし、プレイのハードルは高いが、「あー今日は油ギットギトの豚骨ラーメン背脂マシマシ揚げ角煮乗せみたいなボドゲして、思う存分胃もたれしたいなー」ってときには超お勧めだ。●ノイシュヴァンシュタイン城 詳しくはこちら↓ある元心理カウンセラーのボードゲーム日記:ボードゲーム ノイシュヴァンシュタイン城 リプレイ! 続いてこれ。紙幅も尽きたし、もう有名なゲームなので詳しくは書かないが、この日のメンバーがいくつものゲームを用意した中、「もう時間もないし、せっかく『アージェント』が良ゲーだったのだから、クソゲー候補ではなく面白い鉄板ゲーをやろう」ということでこれが選ばれた。そしてその判断は間違いではなかった。「サバービア」と似て異なる、両方持っていて問題ない良ゲー。 最終的な私の城。悪くはなかったが、隠し得点にほとんど絡めなかったため惨敗。 とはいえ、「サバービア」に比べれば緩和されたものの、やはり隠し得点の強弱問題は残っている。また、すべてがヘクスタイルだった「サバービア」とは異なり、円形のタイルなどがあるため、「このタイルは本当にここに置けるのか?」問題が発生するようになった。コンピューターゲームならこんな問題は起こり得ないから、むしろそっちでプレイした方がいいかもしれない。