【プレイ日記】アフターマス会
「えらい人のリークで日本語版出ることが確定的に明らかになっちゃったから早めに英語版の『アフターマス』やろうぜ」と誘われたので参加。いたるさん、一味さん、私の3人。●Aftermath すでに発売されている「どうぶつの戦場」と同じ世界観を持つキャンペーンゲーム。各ゲーム開始時にシナリオカードを1枚公開し、それに従ってプレイしていく。このカードが20枚だか30枚だかあるのだが、ゲーム全体の勝利条件は「全キャラクターの個人目標をすべて達成すること」で、うまくプレイしていればキャンペーン途中に勝ち確になることもあり得る(その場合も、望むならそのままキャンペーンを最後までプレイしていいことになっている。まあ普通はそうするだろうw)。 やることは豪華なマップ(見開きの片面にマップ、もう一面にマップ内のさまざまなエリアの解説が書かれているバインダー)を使って移動や探索や交渉や戦闘を行う多人数ゲームブックだ。BGGによれば、すでに発売されている1作目の「ヌイグルミ騎士団と少女の夢」、2作目の「Comanauts」のreimplement(直訳すると「再実装」。リメイクとほぼ同義だろう)ということになってるので、これらとほぼ同じシステムなんだろう(「ヌイグルミ騎士団と少女の夢」は全7章と比較的短めのキャンペーンのようだが)。 舞台は人類が謎の消失を遂げたポストアポカリプス世界。残された動物たち(知性がある)は集落を作って生き延びていた。その中には危険な集落の外へと出ていき、人類が残したものを漁って集落に持ち帰るという非常に誉れ高い仕事をする者たちがいるが、その見習いがプレイヤーキャラたちであり、1シナリオ目では初の任務に赴くことになる。 同作者の「マイス&ミスティクス」と比較すると、このゲームのマップの1見開き分が「マイス&ミスティクス」のタイル1枚分くらいの情報量。こちらも1シナリオ目からまったくチュートリアルとは言えない難易度で、途中で普通に死にそうになるわ、とてもじゃないけど達成できなさそうな課題を提示されるわでどえらい目に遭ったw キャラクターの特殊能力を駆使して何とか早期にクリアできたものの、別キャラ選んでたら時間切れ必至だったな。 クリア後のパラグラフを読んだら物語が大きく動き出し……というのはキャンペーン/レガシーものにありがちではあるが、やはりわくわくするね。次がやりたくなるよう練り込まれた導入になってて好印象。 そしてこのゲームでは、クリア後に集落にいる人たちに食料を供給しなければならず、貯めこんだ技術力的なものを使って特殊能力を持つ建物を建てたりできる。選択肢の数や規模は大きく異なるが、「キングダム・デス:モンスター」の発展フェイズみたいな感じだ。これもやはり楽しい。 残念ながらルールに曖昧なところが多いが、シナリオ重視の協力型キャンペーンゲームなので、そのあたりは各グループでゆるーく判断しちゃってかまわないだろう。最重要なのは物語を楽しむことだからね。で、その物語は充分におもしろそうだ。「ヌイグルミ騎士団と少女の夢」よりは難しいかもしれないが、小学生高学年くらいなら理解できるレベルだろうし、日本語版が出たら買っちゃっていいと思うよ。●裏切り者レガシー 第10章 前回のプレイ記録はこちら。 隙あらばこれ。ついに2桁、10回目。あと3回! がんばってるな俺たち! この日のシナリオは大当たりの部類。序盤の展開はかなり英雄側有利だったにもかかわらず、ピンポイントで必要なものだけないという不運。さらにそのうち1つを裏切り者に奪われ、なすすべもなく裏切り者の一味さん勝利で終了。 10回もやってやっと気づいたが、これ英雄という呼び名に惑わされがちだけど、英雄側も勝つために非倫理的な行動をがんがんやるべきだね。自分が自分の陣営の味方なのは明らかなんだから、敵か味方か分からんプレイヤーはとりあえずぶっ殺してから考えるとか、害をなすNPCはたとえ人間であっても容赦なくぶっ殺すとかした方が絶対いいわw 次回からはいよいよ現代と呼べる年代へ。これがシナリオにどう影響するか、今から楽しみだ。