【プレイ日記】モザイク会
「キックスターターの期待の新作が届いたからやろうぜー」とお誘いいただいたので期待に胸を膨らませて参加。そう、期待していたんだ……いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。●Mosaic: A Story of Civilization スタートプレイヤーマーカー。でけえw 本命のこれから。見て分かる通りの文明発展ゲー。手番ごとに資源生産したりさまざまなカード(都市建設とか徴税とか人口増加とか)買ったり軍隊置いたりワンダー建設したりする。軍隊はあるものの、得点計算時に有利になるだけで他プレイヤーを殴ったりはしない。都市もどこかを起点にして拡大していくのではなく、空き地にポンと飛び込めるので(村は自分の都市に隣接させないといけない)、どこかのエリアに封じ込められるようなことはほとんどない。このため、盤上がまだら模様になる……だから「モザイク」なのかw で、ゲーム開始時に用意された何枚かの(結構多い)目標タイルと、1種類の文明シンボルをたくさん集めるともらえる黄金時代タイルと、建設するともらえるワンダータイルの3つのうち2つが尽きるか、各カードの山(5つくらいある)の中に仕込まれてる中間得点計算カードが3回くらい出たらゲーム終了。いっぱい点取った人の勝ち。 見た目からマルチを想像していると肩すかしを食らうが、「テラフォーミングマーズ」みたいなゲームだと思えば悪くはない……中盤くらいまでは。だが、このゲームには致命的な欠点(というか欠陥)がある。なかなか終わらないのだw もうとにかく終わらない。目標/黄金時代/ワンダーの建設のうち2種が尽きるというのもかなり時間がかかるが、とにかく中間得点計算が起こらない。建物はみんな建てるのでそのカードの山からは比較的早く出るが、人口(リソースの一種)やお金は盤上のボーナスで得ることを目指すので、それらのカードを引くために1アクション使うのはそもそも手番損だ。だからなかなか実行されない。しかも徴税カードにはゲーム終了時の失点までついてくる。誰が引くんだそんなカードw 技術カードは建物と同じくらい獲得されるが、枚数が桁違いに多く、なかなか得点計算カードに到達しない。結局この日は半分協力ゲーみたいになって、全員でタイルを2種尽きさせて終わった。 ゲーム終了時の盤面。 私が得たカードだけでこれだけある。他プレイヤーもだいたいこれくらい得てるが、それでも得点計算は発生しなかった。多すぎんだろw やることがほとんどなくなり、ゲームの勝敗はほとんど見えているのに終わらない。これは楽しい体験を提供することが主要目的であるボドゲとしてほんとに致命的だよw 大枚はたいてこのゲームを支援した人には同情する。これ1回やる時間あるなら他の良ゲー3回やった方がずっといいわw●Take a Seat 詳しくはこちら↓ぼどめも:紙ペンゲーム【Flip-and-Write】の話 ※フリップ・アンド・ライトゲーとして紹介されているが、実際に何かをフリップすることはなく、パブリッシャはーシェア・アンド・ライトゲーと呼称している。 旅団長さんが早退されて、残りの3人でこれ。ルールは↑のリンクの通り。 使うチケットを両隣と共有し、マジョリティ争いもあるため、紙ペンにありがちな多人数ソロゲー感は完全に払拭されている。「なぜチケットを塗りつぶすのか」「同じ劇場で違う塗り方してマジョリティ争い? 量子的劇場か?」という、ルールとテーマの齟齬に関する疑問は尽きないが、その点を除けば簡単なルール、言語依存なしの短時間で終わる良ゲー。昨今の高級高価格ボドゲ路線に反してお値段もお安めなので文句なし。こういうのも日本語版出していこうぜ。