【プレイ日記】友人宅ゲーム会
定例会。ssk、まるみ屋、hamachi、私の4人。●ラクリモーサ 詳しくはこちら↓note:034: ラクリモーサ モーツアルトの死後、未完のレクイエムを他の作曲家に完成させようとするパトロンとなって、なぜか他の曲を作ったりその曲を売ったり旅したりする。1ラウンド4アクションで5ラウンドやったら終了。いっぱい点取った人の勝ち。 手番ごとに4枚(4手番目は3枚)の手札から2枚選び、1枚はアクション、1枚はラウンド終了時ボーナスのために選ぶというところが面白い。次ラウンドにやりたいことのためにラウンド終了時ボーナスとして選んだカードのアクションは、そのラウンドでは実行できないわけだ。ここにちょっとした悩ましさがある。 ゲーム終了時の盤面と私の個人ボード。この日はまるみ屋が(意図せず)作曲プレイ、sskがレクイエムプレイで進めて、sskが超接戦を制した。都市ボーナス点が大事だと勘違いした私とhamachiは振るわず。 ゲームとしては確かに面白いが、細かいところが鼻につく。まず準備がめんどくさいw 4人ゲームだったから一番ましな部類だったが、3人以下だと細々としたものを取り除かなきゃならないのでさらにめんどくさいだろう。 また、テーマと得点要素の重要さが噛み合ってない。確かに今回はレクイエム重視のsskが勝ったが、3ラウンド目くらいから明らかに作曲(および曲の売却)の方が得点効率がいい。レクイエムをガン無視で勝つことはできても、作曲をガン無視で勝つことはまず無理だろう。レクイエムを完成させるっていうテーマのゲームなのになw 最後に、そしてこれが一番問題だが、ルールの構成が悪すぎる! 翻訳にはまったく問題ないが、ゲームの流れを説明している中で知るべきコンポーネントの説明がなく、ルールブックの後半にまとめてある。「手札のカードは個人ボードに左から右の順でプレイする」程度のことさえ、後ろの方を見ないと書いていないのだ。ルールライティングなんてもうとんでもない量の経験が蓄積されてるんだから、奇をてらわずに既存のゲームと同じ書き方しておけばいいのに、なぜ変にひねろうとするのか……。 あとルールブック中のフレーバーテキストを読むと、モーツァルトが生きているのか死んでいるのか分からんw どうなっとるんだw ということで、このテーマが好きで、得点効率がテーマから少しずれていることを許容できて、ルールを読まずにすむ(経験者と同卓するとか)ならプレイしてもいいだろう。繰り返すが、ゲームとしてはよくできてるだけに実に惜しい。同じシステムでリテーマして作り直して欲しい。