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2013.01.07
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カテゴリ:和訳

ボックスアート

マグヌム・サル:ムリアボックスアート.jpg

 ポーランドの塩鉱山という、ちょっと珍しいところが舞台のゲーム「マグヌム・サル」。BGGランク575位と、パブリッシャーであるGry Leonardoのゲームでは唯一1000位以内に入ってる(2000位以内でもこれだけだw)。日本でもいくつかのショップが扱ったので、プレイした人も多いだろう。ちょっと道具カードの能力が強力すぎる嫌いもあるが、勝利点であるお金を支払って買わなきゃならないのでゲームが壊れるというほどではなく、なかなかの佳作だった。今回紹介する「マグヌム・サル:ムリア」はその拡張だ。

 “ムリア(muria)”とはラテン語で塩水という意味。基本ゲームは、すでに開発済みの塩鉱山でいかに効率よく塩を採掘するかというものだったが、この拡張では新たな塩鉱山を一から開発することになる。

 まずは5人プレイ用の追加駒類(金色)と、追加の道具カードが2種6枚。拡張として最初に思いつくのはこれだろう。5人プレイ時の詳しいルールが書かれていないのだが、BGGのフォーラムによると、4人プレイ時とセットアップは変わらないそうだ。雇用人数も勅命タイルの枚数も変わらないとなると、相当熾烈なゲームになりそうだがw

 新しい道具は「製塩所特権」と「馬引き滑車」の2種類(訳は適当)。「製塩所特権」は新たな建物「製塩所」で使う(後述)。「馬引き滑車」は、なんと今自分の鉱夫駒があるタイル上ではなく、その真下にある1階層下のタイルから塩駒を採掘できるというトンデモ能力w これを持ってるプレイヤーが自分の真上に鉱夫駒を置いてる場合、さっさと採掘しておかないとかっさらわれるだろうw

マグヌム・サル:ムリア道具カード.jpg
 「製塩所特権」(左)と「馬引き滑車」(右)。ルールブックからの切り出しなので画像が粗いのはご容赦を。

 そして監督駒。いわばグレート鉱夫駒。鉱山内で働いてる限り、通常の鉱夫駒2個分の働きをするすごい奴。しかも監督は鉱夫の尊敬を集めてるので、塩駒の輸送時に自分の鉱夫駒がないスペースを通る場合、そこに監督駒があったら問答無用でそのプレイヤーに通行料を支払わなければならない。要所に置いておけばがっぽがっぽ儲かるだろうw 1人1個しかないので、もちろん使いどころが重要。建物に助手として置いちゃうと鉱夫駒と同じ働きしかしないので要注意w

マグヌム・サル:ムリア監督駒.jpg
 紫が緑駒3個を運ぶとき、1では緑と橙に振り分けて通行料を支払うことができるが、2では監督駒を置いている橙に3金全額を支払わなければならない。まあ監督が睨みきかせてたらそうなるよなw

 新たな2つの建物の追加と、「鉱山の建設」に関するルールがこの拡張の目玉。まずは「製塩所」。基本ゲームでは、タイル上にある水駒は採掘の邪魔物でしかなく、単に取り除くべきものだった。しかし考えてみれば、塩鉱山の湧き水なんだから、塩分が含まれてるに決まってる。そこでこの水から塩を抽出するために「製塩所」作られたというわけだ。

マグヌム・サル:ムリア拡張ボード.jpg

 基本ボードの左側に置かれる追加ボード。下が「製塩所」で、上が「監督宿舎」(後述)。

 新たな採掘現場タイルが表向けられるたびに、ストックから1個ずつ水駒が「製塩所」に置かれる。また、「揚水施設」で汲み上げられた水駒もすべて「製塩所」に置かれることになる。
 こうしてどんどん水駒が「製塩所」にたまっていく。プレイヤーは1アクションとして、鉱夫駒を何個でも「製塩所」に置くことができる。次の手番開始時、プレイヤーはアクションの前に「製塩所」にある自分の鉱夫駒をすべて回収し、それと共に同数の水駒も回収する。これは青色の塩駒となるのだ。これは他の色の塩駒と交換することができるが、残念ながら塩水から塩を抽出する技術が未熟なため、やや効率が悪い(最高級の白駒1個を得るには青駒が6個も必要になる)。とはいえ、何しろ青駒は数が多いし、輸送コストもかからない。さらに、新たに追加された勅命タイルには青駒そのものを必要とするものもあるので、うまく利用すれば充分に役立てることができるだろう。
 通常は鉱夫駒と青駒を回収するのは1手番後なのだが、道具カード「製塩所特権」を使えば即座に鉱夫駒(と青駒)を2個まで回収できる。基本ゲームの「商業特権」や「国王の特権」同様、他プレイヤーの計画を邪魔するのに役立つだろう。

マグヌム・サル:ムリア勅命タイル.jpg
 新しい勅命タイル。青駒自体が必要なので、常に他の塩駒に交換すればいいってものでもない。

 最後に「鉱山の建設」ルールと「監督宿舎」。新たな鉱山は1階層目のタイル2枚分しか掘り進められていないので、プレイヤー自身の力でどんどん拡張していかなければならない。新たなタイルを表向けるたびに、その左右の空いているところに新たなタイルが置かれる。なので、掘り進み方によっては、鉱山が左右対称にならないこともある(というか、まずならない)。
 そして下の階層に進むには、まず「監督宿舎」を訪れて坑道を掘る権利を得なければならない。これには5金という大金がかかるが、そこを掘った過程で出た水から抽出した塩(青駒1個)を得ることができる。さらに、その坑道は掘ったプレイヤーのものとなり、他プレイヤーはそこを通過するたびに、そのプレイヤーの鉱夫駒があるかのようにお金を支払わなければならない(もちろん、自分の鉱夫駒を置いて無料で通過することは可能だが)。フェイズごとに掘れる坑道の数は決まっているので、早く下の階層で効率よく掘るために坑道を作りたいところだが、そのためには5金を用意しなければならないので、ある程度は現在の階層で塩を掘らなければならない。基本ゲームでは序盤から最深層まで進み、後半になると上の階層で余った塩を採掘する展開になりがちだったので、これは実に優れた変更じゃないだろうか。

マグヌム・サル:ムリア坑道の建設.jpg
 こんな感じで掘り進んでいく。2と4が坑道タイル。緑と紫は、それぞれが建設した坑道に所有権マーカーを置いている。誰かがそこを通って塩駒を運ぶたびに、鉱夫駒を置いているかのように通行料を取ることが(そのプレイヤーがその坑道上に自分の鉱夫駒を置いていない限り)できる。この図ではたまたま左右対称な形になってるが、もちろんそうならないことも多いだろう。


 たいていのゲームでは「拡張≒追加」だと思うが、この拡張では、純粋な追加要素は「製塩所」くらいだ。道具カードは2種類増えたが、各ゲームではそのうち7種類しか使わないので、基本ゲームと変わらない。監督駒はゲーム開始時に鉱夫駒2個と置き換えられるので、使い方に多少変化はあるが、序盤の採掘能力は変わらない。鉱山の建設ルールは完全に置き換えで、基本ゲームの長い坑道タイルは使わなくなってしまう。これだけ置き換えたらもう別ゲーじゃないのかw
 たぶん、ユーザーからの「面白いんだけど、あそこがちょっとなあ……」といった不満の声を汲んで修正したのがこの拡張なんだろう。その意味では、この拡張を入れてこそ「マグヌム・サル」は完成したゲームになると言えそうだ。全ルールを同時に採用することが強く採用されてることからもそれがうかがえる。特に坑道の建設ルールによって、がらっと変わったゲームになることは間違いないので、基本ゲームが好きだった人はもちろん、いまいちだと思った人も一度はこの拡張を入れてプレイしてみる価値があるんじゃないかな。

BGGの和訳ルール

基本ゲームの和訳ルール






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Last updated  2013.01.07 09:57:10
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