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今日もプレイミス

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2013.08.03
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カテゴリ:ボードゲーム

 キックの鬼であるところのいたるさんが、キックの虎であるところのひだりさんに「バックしたクソゲー遊ばせてくださいよ(意訳)」と声をかけ、「それじゃやりますか」という流れに。たる田さんも加わって日程詰めているのを細目で生暖かく見守っていたら、なぜかナチュラルにメンツに加えられていたため「平日夜じゃせわしないし、やるならたる田さん主催の重げ会に集まればいいんじゃないですかね」と提案。念願の初参加となった。

●ゴールデン・ホーン
20130803ゴールデン・ホーン.jpg
 11時ちょっと過ぎくらいに会場到着。さっそくひだりさんに誘っていただいて、手が空いていた参加者お2人を交えて4人でこれ。

 「横浜ゲーマーがコロビーニとブルクハルトを出してきたら用心せい」とはボドゲ界に古くから伝わる格言だが、これはそのコロビーニ作。なのでまったく期待してなかったが、予想外にもなかなかの佳作だった。

 プレイ人数に応じたマップタイルを一直線に並べる。両端がヴェネツィアとコンスタンティノープルになる。プレイヤーがやることは、一方の港から貨物駒を船に積みこみ、もう一方の港に運んで得点源(セットコレクション)にすることだけ。単純だが、1つ1つのルールがすべてゲームを面白くする方向に機能していた。各プレイヤーが船を3隻ずつ持ち、帆の色数に応じて移動しやすさが異なるところと、移動させやすい船は逆に狙った貨物を積みづらく、追加報酬のカードも手に入れにくいところは特にジレンマの発生に貢献している。

 貨物駒を6色揃えたプレイヤーが終了宣言し、最終ラウンドに突入。どうやっても6色目を揃えられないので負けたかなーと思ったが、得点計算してみると5色セットを数多く作ったおかげで勝利。2~4人用だが、道中でカード補充できる港が追加される4人プレイが一番面白いだろう。このゲーム、2013年オーストリアゲーム賞の大賞だそうだ。やるじゃん、コロビーニ。


●ポリス・プリーシンクト
20130803ポリス・プリーシンクト.jpg
 いたるさんも到着し、ついに本命のこれを4人で。

 協力ゲームで、治安の悪い現代のとある街が舞台。プレイヤーは正義に燃える警察官となり、街を脅かす悪の親玉を逮捕しようとする。そのためにそいつが犯した犯罪の証拠(凶器とか目撃者とか)を集めようとするのだが、なにせ治安が悪いので、通りにはストリートパンクスがはびこり、親玉以外が犯した犯罪もほぼ毎ラウンド発生する。パンクスを放置すると4人集まった時点で「パンクスたちが どんどん がったいしていく。なんと ギャングに なってしまった!」となって治安レベルが1悪化。緊急性の高い犯罪を未解決のまま放置し、さらに緊急犯罪が発生すると、やはり治安レベルが1悪化。当然悪化しきったら全員敗北。規定ラウンド内にボスを逮捕できなくても全員敗北。

 キックスターター発のゲームにしては面白かった。裏切り者ルールを採用し、1人は汚職警官になって他プレイヤーの邪魔をすることに。終始ひだりさんの動きが怪しく、他プレイヤーの捜査には「手札にろくなのないわー」といって手を貸さず、「2D6でピンゾロ以外で成功だな」ってところでピンゾロ出したりと、裏切り者臭がプンプンw しかし実際の裏切り者はいたるさん。終盤、他プレイヤーが全力で手を貸した聞き込み調査を失敗させ、見事にボスを逃がして裏切り者勝利。

 テーマをうまく再現しており、世紀末な街で奮闘する警察官の気分になれる。しかし細かいところが不出来で、「どんなメンバー相手でも自信を持って出せる」というゲームではない。内容物が多いのにルールブックが不親切で準備に時間がかかるし、役割に対して大きさが合っていない内容物があってプレイしづらい。単に能力値+1するだけのタイルなのに2センチ四方くらいの大きさとか、プレイヤーシート上に置いたらテキスト読めなくなるだろw

 テキスト依存性も高いので、日本語化すればプレイアビリティも多少上がるだろう。しかし協力ゲーには金字塔的作品が多いので、そこまでやるかと言われると難しいところだw


●マーズ・ニーズ・メカニックス
20130803マーズ・ニーズ・メカニクス.JPG
 続いてひだりさん持ち込みのこれ。もちろんキックスターター発w たる田さんが他の卓のお世話に回り、代わりにPHYさんに入ってもらって4人で。

 テーマはスチームパンクで、19世紀イギリスで火星探検計画が持ち上がったため、そのために必要な機械工を募集してるという設定。プレイヤーはその計画への参加を目指す機械工となり、部品を売買してトンデモ機械を作っていく。

 こう書くと「トンデモ機械をたくさん作るゲーム」のように思えるが、そうではない。重要なのは「部品の売買」の部分なのだ。勝利条件が「最もお金を稼いだプレイヤー」なので、部品を安く買って高く売り、その補助として特殊効果を持つトンデモ機械を作るだけ……これ株ゲーだよ! 部品=株券だよw

 テーマはかぶせてあるだけだが、ゲーム自体はこれまた面白かった。株ゲーだが、同じ部品カードを3枚集めないと売却できない(ゲーム終了時の手札は紙くず)ので、全8枚ある各種部品があと何枚山にあるかを把握してないといけない。トンデモ機械はどれもそれなりに役立つが、その製造のために使った部品は売却できない(機械を解体すれば再び手札に戻るので売却チャンスはある)。そして部品の値動きルールが独特で、ラウンドごとに早めに買われた部品は値下がりしやすいというのがミソ。値上がりさせるならあとで買うべきだが、そうするとそれを欲しがっている他プレイヤーに買われてしまうかもしれないのだ。これらのルールにソフトパスルールがうまく噛み合い、各自の思惑が交差する非常にいやらしいゲームに仕上がっている。

 この日の私の戦略は、現実の株取引では絶対許されない「1種類の部品と心中」戦略。失敗したら素寒貧だw 値上がりが見込めるタイミングでひたすら磁石を買い込み、売却価格を上げる「ロケットブースター」と、手番中に(部品価格が変動する前に)売却できる「階差機関」を作って売り抜け。1ラウンド目に「エーテル駆動機」を作って磁石の購入価格を上げ、他プレイヤーの購入意欲を削いでおいて、次手番で即解体→通常価格で磁石購入の流れが決まったのがあとあとまで影響し、20金ちょっと差をつけてトップ。

 シンプルなルールなので、運の要素が大きいかも。だが株取引ってのはそういうもんだし、プレイ時間も短いので、繰り返しプレイすればいいんじゃないかな。製造可能なトンデモ機械は4種類しかなく、ゲームごとに組み合わせを変えられるので、その点でも繰り返しプレイに耐えるだろう。


●ロボトリノ
20130803ロボトリノ.JPG
 もうすぐひだりさんの帰宅時間ということで、時間調整にこれを4人で。やはり3人プレイに比べると各段に読めなくなり(というか無理w)、パーティーゲーム寄りになるね。真価を発揮するのは3人プレイだろうけど、読めない展開を楽しむゲームと考えてプレイする分には、4人でも充分に面白い。


●タマニー・ホール
20130803タマニー・ホール.JPG
 和訳ルールはこちら

 ひだりさんが帰宅されたので、残りの3人でこれ。夜9時半までプレイ可能だと、夕方から重いゲームをプレイできるのが非常にありがたい。

 「タマニー・ホール」とは200年近くに渡ってニューヨーク市政に影響を及ぼした政治団体。このゲームでは1850~1870年の時代を扱う。4回の市長選を戦うという選挙がテーマのゲームだが、やることは大きく分けて2種類のリソースで区画を奪い合う陣取りだ。

 いやー、これはほんときついゲームだった。もう直接の殴り合いしかない陣取り。初対面の相手とはとてもプレイできない類w 何をするにもメリットとデメリットの両面があるってのもつらい。ジレンマのないアクションなどいっさいないw 1点2点を争うゲームで、市長になれば3点得られる。しかしそうすると他プレイヤーに副市長とか議会議長とかの役職を割り振らなければならず、これがまたとんでもなく強力な能力を持ってる。中傷アクションでは他プレイヤーの駒を除去できるが、そのためには移民に対する影響力チップを支払わなければならない。これは選挙の票数にもなるし、ゲーム終了時の最多ボーナスにも関わってくるので、できるだけ貯め込みたい。選挙は握り競りなので、相手より1票だけ多ければ最高なのだが、そのラインを見極め損ねると選挙に負けるわ握ったチップは全部失うわでえらい目にw

 4ラウンド制なので奇数ラウンドにしゃがむのがセオリーと判断したが、得点の高い区画にこだわりすぎたため、2ラウンド目にフルボッコにw 3ラウンド目には市長になれたが、資産も能力もない状態で最終ラウンドに挑んで勝てるわけもなく。見かけの得点は僅差だったが、1ラウンド目から完全にゲームを支配していたPHYさんの貫禄勝ちとなった。

 ディベロップにワレスが関わっており、ルールブックもワレス色が前面に押し出された作りになってる。そんなゲームがつまらないはずないな! しかし3人ゲーはガチ過ぎてお勧めできないw プレイ時間を気にしないなら5人プレイもありだろうけど、総合的には4人でやるのが一番よさそうだ。


●ポテトマン
20130803ポテトマン.jpg
 もう時間もなかったので、軽いのってことでこれ。ブルクハルトのマストノットフォローのトリックテイク。「コロビーニとブルクハルトには(ry

 つまんなかったけど、まあ3人でやること自体が間違いだった。「カードをプレイできないプレイヤーがいたら即終了」ルールがあまり機能しない。4人でなら真価を発揮するだろう。それで面白いかどうかは分からないが。


●ピックス
20130803ピックス.JPG
 最後にこれ。3人だったのでルールをガン無視して、お題に合わせて作った作品を他プレイヤーに評価してもらう感じで。

 この遊び方だと使ったピース少ない方が優先権を得るルールとか、得点計算周りのルールが機能しないけど、まあパーティーゲームだからどうでもいいw 作るのも難しいが当てるのも難しいな。上の写真は自信作だが、これだけピース使えばそれなりのものはできるわな。いたるさんができるだけ少ないピースで作るように努力してたが、その分当てるのも大変だったよw


 重げ会は初参加でしたが、参加費は安いのに快適な会場で、まったくストレスなくゲームだけに集中できました。主催のお二人が精力的にインストして回り、参加者に楽しんでもらおうとしていたのには頭が下がりました。お弁当の手配までしてくれるボドゲ会はそんなにないんじゃないかな。普段は秋葉でやってるクローズ会と日程がかぶりがちでなかなか参加できませんが、チャンスがあればまた行きたいと思います。







Last updated  2013.08.08 11:49:04
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