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2013.09.17
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カテゴリ:和訳

ボックスアート
雲南省ボックスアート.jpg

ゲームボード(クリックで拡大)
雲南省ゲームボード.jpg

 デザイナーはドイツのAaron Haagで、これがデビュー作。パブリッシャーは「ハンザ・テウトニカ」や「コニーアイランド」を出してるArgentum Verlag。ここのゲームは概してルールブックの地の色が濃くて読みづらく、構成もいまいち(ここに限ったことじゃないが、ルールブック全ページに渡って両サイドにサマリー書くのはやめて欲しい。別紙にするなり最後のページにまとめるなりして、本文中は必要なことをもう少し詳しく書けばいいのに)なので敬遠してたが、今回は少し珍しいテーマだったので注目してみた。

 舞台は主要な輸送手段が徒歩か馬だったころの中国雲南省~チベット付近。このあたりでは1000年以上前からプーアル茶の交易が行われており、そのための輸送ルートが“茶馬古道”と呼ばれていたそうだ(Wikipediaより)。プレイヤーは数人の茶商人を率いて交易を行い、遠くに茶を運んだり、交易所を建てたり、交易先の地域から贈り物をもらったり、堕落してる(たぶん)役人を茶室でもてなして難を逃れたりして勝利点を稼ぐ。誰かが規定得点に達するか、贈り物がなくなったらゲーム終了。最終得点計算を行い、最多得点プレイヤーの勝ち。

 ゲームは大きく2フェイズに分かれていて、まずは競りフェイズ。ボード左下にある5つの建物に商人駒を1個ずつ置き、対応する利益を得ようとする。競りと言ってもアンダービッド(他プレイヤーより低い値での入札)が許されるので、一般的な競りとはずいぶん違う。ただし、5金/7金スペースに置けるのは、最高値プレイヤーになれる場合に限られる。で、のちにより高値で他プレイヤーに入札された場合、5/7金スペースからは商人駒が取り除かれるが、それ以上のスペースからは取り除かれない。たとえば9金スペースに商人駒を置いていたら、あとから他プレイヤーが12金や15金で入札してきてももう安泰なのだ。競り終了時に駒を置いていれば効果を利用できるので、できれば安くすませたいが、5/7金では安泰ではないということだ。

 5つの建物以外に、プーアル地域の市場に商人駒を置くこともできる。次の輸送フェイズ中、ここから商人駒を移動させて茶を輸送し、お金や勝利点を稼ぐことになるので、最初のうちはいくつかの商人駒をここに置く必要があるだろう(ゲームが進めば商人駒も増え、それまでに配達に行ってる商人駒や建設した交易所だけで稼ぐこともできる)。

 最後に銀行。資金繰りがにっちもさっちもいかなくなったらここに置く。結構なお金を稼げるが、そのラウンド中に建物に置いた商人駒は全部プーアル市場行きになり、次ラウンドまで建物に商人駒を置けなくなる。お金は輸送フェイズ中に稼げるので、できれば置かずにすませたいところだ。しかし銀行で得られる金額は5つの建物での総入札額に対応しているので、これが高騰している場合はあえて行くのもありだろう。

雲南省競りの例.jpg
 こんな感じで置いていく。銀行(左上の小さな建物)に置いた黄と紫は、右側の5つの建物には置けない。5つの建物での総入札額が75元なので、得点トラックのスペース75に対応しているお金アイコンを確認し、黄と紫はそこに示されているお金を得る(商人駒を先に置いた黄は24元、あとに置いた紫は14元)。

 全員が商人駒を置き終わるか、パスしたら、建物の効果を解決する。建物に応じて商人駒を増やしたり、輸送フェイズ中に通過できる関所の数を増やしたり、より遠くの地域まで行けるようにしたり、建設できる建物駒を取ったりする。中でも「影響力を増やす」というアクションが肝で、これが次の輸送フェイズ中に他プレイヤーとの強いインタラクションをもたらす。

 これが終わったら輸送フェイズ。ここでは競りフェイズとは手番順が逆になるが、機能的な手番順トラックによって分かりやすくなっている。

雲南省手番順トラック.jpg
 こんな感じ。緑のトラックが競りフェイズの手番順で、パスしたらマーカーを黒いスペースに移動させ、輸送フェイズに入ったら茶色のトラックに移動させる。ゲームの流れがこのエリアにすべてアイコンで示されている。

 輸送フェイズ中には、茶馬古道や建設した橋駒沿いに、商人駒を何個でも好きなだけ移動させることができる。ただし関所を1回通過するたびに通行証が1つ必要になるので、遠くに行こうとするなら(または多くの商人駒を移動させようとするなら)数回の競りフェイズを通じて通行証レベルを上げておかないとならない。また、どこまで遠くに行けるかも制限されているので、同時にこれも競りフェイズ中に上げておかなければならない。輸送フェイズ中には競りフェイズで手に入れた建物駒を地域に置くこともできるが、これも到達可能な地域にしか置けない。

 輸送フェイズの肝は「追い出し」ルール。商人駒の移動先に他プレイヤーの商人駒がある場合、そのプレイヤーより影響力が大きい場合に限り、その商人駒を隣の地域に追っ払うことができるのだ。極めて後手番が有利なルールなので、先手プレイヤーは充分に影響力を上げておかないと、最終的に自分の商人駒がどの地域に行くことになるのかまったく分からなくなるだろうw

 全員の移動が終わったら、堕落した監察官がプレイヤーをいじめに来るw なぜか最も高い影響力を持つプレイヤーの商人駒1個を、最も儲かる地域から追放してプーアル市場に戻してしまうのだ。なぜそんなことをするのかはよく分からない……たぶん影響力が高いのが目障りなんだろう。ただし影響力が充分に高い(4以上)と監察官は手が出せなくなる。きっと監察官よりえらくなったんだろうw または、その地域に茶室を建設し、監察官をもてなして懐柔して難を逃れることもできる。お代官と越後屋みたいなもんだなw

 ここで地域に贈り物タイルが残っていれば、商人駒を置いているプレイヤーはそれを得ることができる。ルールは細かいので割愛。最終得点に直結してるので、できるだけ多く得たい。

 ここまでやったらようやく収入。各地域にある商人駒と交易所駒は茶を販売して利益を上げる。ただし、すべての駒はプーアル地域から自分の商人駒/交易所駒でつながっていなければならず、隙間があるとその分利益が減ってしまう(つながっていない交易所駒は利益をまったくもたらさなくなる)。この厳しいルールのため、他プレイヤーによる追い出しや監察官駒による追放で連鎖が途切れるとひどい目に遭う。当然遠くの地域ほど大きな利益をもたらすが、連鎖が途切れやすいので手番順や影響力と相談する必要があるだろう。

 利益は現金と勝利点に1:1の比率で分配する。「スチーム」で使われてたルールに似てるかな。序盤はお金、終盤に勝利点にするのがセオリーだろう。

 これを繰り返し、誰かが80点に達するか、ボード上から贈り物タイルがなくなったらゲーム終了。所持金、贈り物タイル、通行証レベル、影響力、建設した茶室駒から得点を得て、最多得点プレイヤーの勝ち。


 うーむ。ちょっとプレイしてみないと分からないルールが多い印象。特に競りフェイズのルールがどのように面白さにつながっているのかが想像できない。逆に輸送フェイズは分かりやすい。影響力が高ければ、追い出しによる直接攻撃で他プレイヤーの連鎖を切って収入を減らす。影響力が低ければ、追い出されることを前提にして、それでも連鎖が途切れないように交易所駒や橋駒を置いたり、同じ地域に複数の商人駒を置いたりするんだろう。一見影響力の高いプレイヤーが有利に見えるが(実際ある程度有利だろう)、監察官駒があるため、対策を取っていないとあまり遠くの地域に行けないというところが地味に効いているんじゃないかな……ちょっとシステム先行で、監察官というフレーバーは後付けな気もするがw

 目新しいところはあまりないが、その分手堅いとも言える。交易所駒は1人2個しかないとか、茶室駒は全員で1地域ごとに1個しか建設できないといった厳しい制限がプレイを悩ましいものにしている感じだ。テーマとアートワークに引かれた人は、プレイしてみて失敗することはないだろう。

BGGの和訳ルール







Last updated  2013.12.06 09:30:41
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