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2013.10.13
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カテゴリ:ボードゲーム

ボックスアート
プロスペリティボックスアート.jpg

ゲームボードと初期技術タイル
プロスペリティ初期配置.jpg

 デザイナーはSebastian Bleasdaleと名前だけ出てるReiner Knizia。去年「キーフラワー」(Richard Breeseとの共作)と「ウィ・ウィル・ウォック・ユー」でブレイクした、今注目のデザイナーの1人だ。くにちあ? いえ、知らない子ですね。パブリッシャーは「蟻の国」「スパイリウム」と連続ヒットを飛ばしているYstari Games。今作もなかなか期待できそうで、いよいよ完全復活といった感がある。

 1970年代~2030年代の世界各国が舞台。各プレイヤーは一国を率いて発展させる。ただし近現代~近未来ものの常として、発展には環境汚染がつきものなので、それをうまく抑制しながらお金と繁栄点を稼がなきゃならない。このテーマはVladimír Suchýの傑作「20世紀」によく似ている。

 ルールはかなり簡単な部類で、ラウンドといった概念はなく、ゲームが始まったら時計回りに1手番ずつプレイしていくだけ。プレイヤーは手番ごとにタイルを引き、その効果を適用したあと2アクションを実行する。最後のタイルが引かれた手番でゲーム終了。タイルは36枚あり、プレイ人数によって増減しないので、4人プレイなら1人9手番(18アクション)、3人プレイなら1人12手番(24アクション)、2人プレイなら1人18手番(36アクション)となる。

 まずはタイルを山から1枚引く。年代順に出てくるように準備されてるので、終盤ほど強力なタイルが出てくる。“全”プレイヤーはそのタイル上にある“白枠”のアイコンを確認し、そのアイコンが自分の個人ボード上にいくつあるかを数える。

プロスペリティタイル.jpg
 タイルの例。裏面(左側)には年代が書かれており、表面にはいくつかのアイコンとイラスト、そのタイルがどの種類の何レベル技術かを示す数字がある。数字が右下に書かれてる場合は環境保護系技術(この「軌道エレベーター」だと、それでも環境が1悪化するが)、左下に書かれてる場合はエネルギー系技術となる。このタイルだと下段にある繁栄シンボルの1つが白枠なので、各プレイヤーは自分の繁栄シンボルを数える。

プロスペリティ個人ボード.jpg
 個人ボード(とその上に置かれた100クレジット紙幣)。右側が技術タイルを置くスペースで、いくつかのスペースには印刷済みの初期技術がある。真ん中あたりにあるのは汚染トラックで、環境が汚染されるとこの上に汚染ディスクを置いていくことになる。左にあるのがエネルギートラックと環境トラック。この2つのパラメーターは頻繁に変化し、マイナスの値になることもあるので、簡便化のためにトラック上でシンボル数を管理する。

 数えたシンボルの数に応じて、プレイヤー“全員”が影響を受ける。手番プレイヤーだけではないし、お互いの数を比較するわけでもない。各プレイヤーの手番開始時に、さまざまなシンボルについての決算が行われるのだと考えればいいだろう。エネルギーシンボルが多ければお金を得ることができるが、マイナスになってると逆に支払わなきゃならない(または環境を汚染しなきゃならない。発電所を無理矢理稼働させてるんだろう)。環境シンボルが多ければ汚染ディスクを取り除けるが、マイナスだと逆に増やすことになる。資本シンボルなら1つごとに100クレジットが得られ、研究シンボルならその数分だけ研究トラック(ゲームボード上にある2つのトラック)でマーカーを進め、繁栄シンボルならその数だけ繁栄点を得る。ただし、汚染トラックの最終スペースに汚染ディスクがある場合、その国はあまりにも汚すぎるので繁栄点を得られない。繁栄点を得るのがゲームの大目的なんだから、何としてもこれだけは避けないと駄目だろう。

 そのあと、手番プレイヤーは引いたタイルをゲームボードの対応する場所(レベルと種類が一致する場所)に置き、2アクションを実行する。アクションは4種類あるが、そのうち「収入」(100クレジットを得る)「浄化」(汚染ディスクを1枚除去)「研究」(研究トラック1つでマーカーを1スペース進める)は非常に簡単な、いわば補助アクションに過ぎない。メインとなるのは「タイルの購入」アクションだ。

 各プレイヤーはゲームボード上で、エネルギー系研究レベルと環境保護系研究レベルを記録している(マーカーの位置で示す)。自分の研究レベルと同じレベルのタイルを取る場合、100クレジット。低いレベルのタイルを取る場合、どんだけ低くても一律50クレジットで購入できる。しかし高いレベルのタイルを取る場合、1レベル高いごとに100クレジットを余分に支払わなきゃならない。

プロスペリティタイルの購入例.jpg
 この図だと、黄は1アクション目で「研究」アクションを実行し、環境レベルトラックのマーカーを1スペース進めてレベルを2から3に上げ、2アクション目でレベル4の環境保護系タイル「水素自動車」を購入してる。タイルの方が1レベル高いので、100+100で200クレジットかかる。

 購入したタイルは個人ボード上に置くが、色が一致する空きスペースか、既存のタイル上に置かなきゃならない。スペースには限りがあるので、不要になった(あるいは効率の悪い)タイルはどんどん塗りつぶしていくことになるだろう。当然、塗りつぶされたタイルのアイコンを数に入れることはできなくなる。また、左下2つのインフラ基盤スペースにタイルを置くためには、まずは1段上の(線でつながってる)輸送機関スペースに何らかのタイルを置く必要がある。

 これをタイルの山がなくなるまで繰り返したらゲーム終了。最後に全シンボルについて1回か2回決算し(シンボルごとに回数は決まってる)、所持金からも繁栄点を得て、最多得点プレイヤーの勝ち。


 ルールは極めて簡単で、判断に迷うようなところは1つもない。手番ごとのシンボル計数はちょっと面倒そうだが、たぶんエネルギーと環境シンボル以外はあまりたくさん持てるものではなさそうだし、見分けやすくもなっているので、さほど大変でもないだろう。

 ちょっとソロプレイ感が強いんじゃないかなーという懸念はある。なにしろ、他プレイヤーとの絡みは「どのタイルを買うか」しかない。しかも手番ごとに新たなタイルが1枚ずつ追加されるわけだから、絞れるとしてもせいぜい下家プレイヤーくらいだろう。上家が欲しそうなタイルを2枚買ったところで、そのプレイヤーの手番までには新たなタイルが3枚追加されてるわけだし(4人プレイの場合)、その中に1枚くらいは欲しいものがあるだろうしね。なので、他プレイヤーがどうこうというよりは、いかに自分の個人ボード上で発展と汚染のバランスを取るかというゲームになるはずだ。

 パズルチックなゲームっぽいので、好き嫌いはあるだろう。しかし、同じテーマでインタラクションの塊みたいなゲームだった「20世紀」を、優れたデザイナーであるBleasdaleが知らないわけはない。その上でこういったゲームを作ったわけだから、きっと他プレイヤーを気にしてる暇などないくらいに汚染のマネジメントが大変で、それに注力するだけで精一杯なゲームに違いない。最近だと「アウグストゥス」に似てるところがあるんじゃないかな。あれが好きならこれもいけると思うよ。







Last updated  2013.12.01 13:03:02
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