多くのボドゲは大なり小なり現実世界を模しているため、たいていは何をするにもお金(またはそれに準ずる基礎資源)が必要だ。まずはお金を得る手段を用意して、得たお金を使ってアクションを実行し、さらにお金や勝利点を得る手段を用意し……とプレイしていくことになる。それをまったく逆にした画期的なゲームが、2011年に発表された「遺言」だ(実際には表現を逆にしただけの拡大再生産なので、さほど画期的でもないがw)。今作はその拡張で、ただでさえなかなか減らない所持金がより減らなくなるハイパーマゾ仕様となっているw デザイナーとパブリッシャーは変わらず、Vladimír Suchý(ルール内ジョークが少なめの、いい方のチェコ人デザイナー)とCzech Games Edition。