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2015.01.07
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カテゴリ:和訳

ボックスアート(通常版)

ミソトピアボックスアート.jpg

ゲームボード
ミソトピアゲームボード.jpg

 昨年末に紹介した「オンワード・トゥ・ヴィーナス」と同じく、ワレス御大の“なんちゃって2014年に出るよゲーム”第2弾。まあ海の向こうではぎりぎり2014年内に届いた人もいるらしいがw

 2011年に出した2人専用ゲーム「数エーカーの雪原」で使われていたデック構築システムをもとに、4人までプレイできるようにしたマルチゲーム。舞台はオリジナルのファンタジー世界となっているが、たまに竜が出てきたり、カード効果に魔法っぽいテイストが乗せてある程度なので、ファンタジー嫌いでも問題ない。私は大好きなのでなお結構。

 “裂離”と呼ばれる大洪水が起こった世界。プレイヤーはその水が引いたあとの領主たちとなる。この洪水のおかげで領地が散り散りになってしまっているのだが……地面が動いたってことか? さすがファンタジー世界、とんでもないなw きっと「ドラゴンランス戦記」の大変動並みの天変地異だったんだろう。それにしても、どうしてそこが元の領地だと分かったのかは謎だ……「ほらここ見ろよ! 全壊して原形とどめてないけど、俺が子供のころ描いた落書きだって! ここ俺の城に間違いないって!」とか無理矢理主張してるのかもしれんw

 いずれにせよ、マップ上の地域をいくつかランダムに支配し、対応する地域カードを持つ。これを初期カード4枚と混ぜて自分のデックとし、5枚引いて手札にする。どのゲームでも使う固定勝利点カード3枚に加え、ゲームごとに変わる変動勝利点カードを10枚の中から4枚選んだらゲーム開始。

 基本システムはほぼ同じなので「数エーカーの雪原」を知っていればスムーズにプレイできるだろう。他のデック構築ゲームと比べると、「アクション数が手番ごとに2回に固定されてる」点と、「手番終了時に残っている手札は捨て札にならず、残したままで手札上限まで補充する」点が大きく異なる。

 最終的に最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利するが、得点手段は主に「地域を支配する(どこでも3点)」「都市/城/道路を建設する」「変動勝利点カードの条件を満たすの3通り。当然、地域は他プレイヤーが支配しているところを奪うこともでき、そうした場合、相手は3点失うことになる。都市/城/道路を建設した場合、対応する固定勝利点カードから勝利点カウンターを取り、示されている勝利点を得る。枚数はプレイ人数によって決まっているので早い者勝ちだ。これは変動勝利点カードの条件を満たした場合も同じ。こうしてカード上から勝利点カウンターがなくなっていき、4枚以上のカードが空になったら終了フラグが立つ。

ミソトピア固定勝利点カード.jpg
 固定勝利点カード。どのゲームでも必ず使われ、こんな感じで勝利点カウンターが置かれてる。一度取ってしまえば失うことのない勝利点なので、地域の勝利点と同じくらい重要だろう。

ミソトピア変動勝利点カード.jpg
 変動勝利点カードの例。「砦(左)」が出たら、ゲーム開始時に自分の町1つを砦に置き換える。他プレイヤーの砦がある地域を奪ったら勝利点を得られるが、このカード上には3点のカウンターが1枚しか置かれない。「王国の守護者(中央)」では、他プレイヤーの攻撃から自分の地域を守ったときに勝利点を得られる(1点が6枚)。「飾られた都市(右)」からは、都市建設時に追加の1金を支払うと勝利点を得られる(1点が4枚)。条件、勝利点カウンターの枚数、戦闘が関係する場合は他プレイヤーの地域との位置関係など、さまざまな要素を考慮に入れて、条件達成を目指すかどうかを決めることになるだろう。

 建設や進軍など、さまざまなアクションにはさまざまなリソースが必要になるが、そのすべてがカードで表されている。たとえばある地域に攻め込む場合、「進軍元となる地域の地域カード」「進軍先に軍隊をいくつ置くかを示すカード」「軍隊に与える食料を示すカード」が最低限必要になる。さらに海越えしようと思ったら「船カード」が必要になる。手札は5枚なので、攻めるだけで一苦労なのが分かるだろうw 建設も似たようなもので、建設場所を示す地域カードのほか、各材料を示すカードが最低1枚ずつは必要だ。

 繰り返すが、これだけのカードを手札に揃えるのは難しい。不要な手札を捨てるのにもアクションがかかるシステムなのでなおさらだ。そこで、他のデック構築ゲームにはない「リザーブ」というものがある。今はいらないけど先々必要なカードを脇によけて置けるのだ。リザーブに置くためにはアクションを消費しなければならないが、すでにリザーブにあるカードはフリーアクションで使うことができるし、手札として数えないので補充の邪魔にもならない。このリザーブをどれだけうまく使うかが勝利の鍵となるだろう。また、ゲーム中に購入できる改良カードの中には、リザーブに置いているあいだだけ効果を発揮するものもある。

ミソトピア改良カード.jpg
 改良カードの例。左上の「防壁」は、リザーブに置いておけば地域の防御時に軍事力を+1することができる。強力だが、リザーブにおける枚数には限りがあるので、最初から最後まで置きっ放しというわけにもいかないだろう。右上の「将軍」は、建設や侵略時に任意の地域カードとして使うことができる。デックをうまく圧縮して回転速度を上げれば、これも相当強力なカードだ。

 そんな感じで勝利点を積み上げていき、7枚ある勝利点カードのうち4枚以上が空になったら、ゲームは終了に向かう。プレイヤーは「ゲームの終了」というアクションを実行できるようになり、その時点で起こっている戦闘をすべて解決してもなお勝っているプレイヤーだけがこのアクションを実行できる。必然的に、このアクションを実行したプレイヤーが勝利することになる。


 さて。元となった「数エーカーの雪原」がよくできたゲームで、いくつかの賞を取ったりノミネートされたりしてるくらいなので、その多人数対応版とも言える「ミソトピア」が面白いことは想像に難くない。しかし……残念ながら、「数エーカーの雪原」の欠点も引き継いでしまっているようだ。間違いなく長いのだw それもただ長いのではなく、終了間際にだらだらと続いてしまうだろう。そりゃそうだ、勝ってる奴が勝ってる状態でないとゲーム終わらないんだから、他プレイヤーはその状態を崩しに行くに決まってるわな。初見でデック構築がうまくいっていないと「トッププレイヤーの地域を攻めに行きたいのに必要なカードがない」ということもあるだろうが、全員が熟練するほどに終わらなくなるだろう。

 これは海外でも問題視されているようで、BGGでいくつかスレが立って、代替となる終了条件案が検討されている。やがていい案が出てくるだろうから、何度かプレイしたあとはそれを採用してみてはどうだろうか。

 これも先行予約限定版では、タイル類が木製駒になっている。こちらは「オンワード・トゥ・ヴィーナス」とは異なり、プレイアビリティを大きく損なっていないので、手に入れられるなら(今からは難しいだろうが)こちらの方がいいだろう。

ミソトピアプレイ風景1.jpg

ミソトピアプレイ風景2.jpg
 上が通常版、下が限定版。タイルも美麗なので、通常版でもまったく問題はないが。

 新しさはなさそうだが、安心できるワレスゲー。信者ならマストバイ。信者でなくとも是非ワンプレイを。

BGGの和訳ルール






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Last updated  2015.01.19 12:06:09
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