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2017.08.04
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カテゴリ:ボードゲーム

 いたるさんから「キックスターターの大物案件『第七大陸』が届いたからやりましょう」とお誘いいただいたので参加。「他にもいくつか短時間ゲーがあるんで、それもやりましょう」という話で、気楽にプレイを開始した我々だったが、それがあのような悲劇に終わるとは……。いたるさん、一味さん、私の3人。


●第七大陸(The 7th Continent)

 時は20世紀初頭。プレイヤーは冒険家であり、最近発見された第七大陸での調査探険から帰ってきたばかりだ。しかしそれ以来、探検隊に参加していた他のメンバーが次々に不審な死を遂げ、自らも恐ろしい悪夢に毎夜悩まされることとなった。この忌まわしき呪いを断ち切るため、プレイヤーは再び第七大陸へと向かうのであった……。

 まったく前情報を仕入れていなかったので、てっきりSFゲームだとばかり思ってたが(小川一水の「第六大陸」の影響)、第七大陸と言ったら約2300万年前に沈んだと考えられているジーランディアを指すようだ。これは実際にはニュージーランド付近にあるようだが、このゲームではさらに南極寄りにあるということになってる。南極……呪い……これいつものコズミックホラーじゃねーか!

 プレイヤー全員で共通の目的の達成を目指す協力ゲー。「呪いの原因は第七大陸にある○○であろうと推測されるので、そいつを××して助かろう」というのが、最初にプレイすることを推奨されてるシナリオの目的。なお、このゲームでは複数の目的を同時に用意して、複数のシナリオを同時にプレイできることになってる……なってるが、絶対やらない方がいいよw 

 プレイヤーを示すコマなどを除くと、コンポーネントはカードしかない。マップカードをプレイエリアにどんどん置いていって探険を進め、判定が必要なときなどは判定カードを使う。判定カードは同時にプレイヤーの手札にもなり、いざというときに使ったり、アイテムを作成して恒久的効果を得たりすることができる。できるだけたくさん判定カードを引いていいカードを手札に入れたいが、これがパーティー全体の体力も表しているのでそうもいかない。判定カードの山が1回尽きたあと、リシャッフルしてゲームを続けるのだが、そこで呪いカードを引いたら即ゲームオーバー。なのでリシャッフル直後に詰む可能性がある。これはゲームとしてどうなんだw


 プレイエリアはこんな感じになる。奥にあるのがソートされたカードの束だが……


 ……めっちゃ大量にある。これでまだ全部じゃないところがすごいw


 初期配置。自分がいるカード上に示されている方向に、示されている種類のカードを裏向きで置き、アクションを消費してそっちに行くことができる。


 各プレイヤーキャラは特殊能力を持ってる。私は「ハワード・P・ラヴクラフト」を担当。先生こんなところで何やってるんすかw 能力は「判定中に特定の種類のカードを捨て札にすると、呪いを成功にすることができる」が固有で、「移動先にすでに他キャラがいるか、焚き火が焚かれてるならアクションコストを1減らす」が全キャラ共通。あとキャラ固有カードの能力で「判定中に呪いカードが出ると体力が回復する」などがある。先生すでに向こう側に堕ちかけているのでは……w

 設定上、大量のカードを使ってマップを徐々に作っていくわけだが、本質的にはゲームブックであり、「ニア・アンド・ファー」にかなり近い。あちらが「ファンタジー世界で既知の広い世界を探検する」ゲームなら、こちらは「コズミックホラー世界で未知の世界を切り開いていく」ゲームだ。

 さて、ここまで読んだ読者諸兄は「なんだこれ超面白そーじゃん! アー○○イトが完全日本語版出さねーかなー」と思ったことだろう。確かに、このゲームは面白い。それは間違いない。だが恐ろしくハードルが高いことだけは注意していただきたい。

 まず移動。前述のようにカードからカードへと移動するのだが、なんと初めての移動先に行くときにはランダムエンカウンターが発生する。そして十中八九ろくでもないことが起こる。最初のうちはたいしたことないが、マップの奥に進むにつれてどんどんきつくなる。これが新カードへと移動するたびに毎回だ。正直だるいw

 「そうは言っても、マップの広さが5×5としてせいぜい24回だろ? ……いや、やっぱ24回は多いな……もうちょっと狭いか? 4×4で15回くらい?」と思われるだろうか。その想像は3割ほど正しい。マップの広さは、残念ながら5×5くらいだ……シナリオ第1部ではなw ここまででもかなり難しく、ようやく謎(そう、謎があるのだ)を解いたときにはかなりの達成感があったが、そのあとシナリオの第2部が始まったときにはちょっとぐったりした。しかもこちらのマップの大きさと来たら、何と10×10はあるw まあシナリオクリアのためにマップをしらみつぶしにする必要はないが(ランダムエンカウンターの強さからいって、露骨に推奨されていない)、それでも広い。これ初回推奨のシナリオじゃないの? 普通そういうシナリオってチュートリアルで、すぐ終わるもんだろ。何でいきなりこんな大ボリュームなんだよw

 しかも謎がかなりむずい。カードを使った謎解きゲーと言えば「アンロック!」だが、あちらと決定的に違うのは、謎に詰まったときにヒントをくれるアプリがないということだ。つまり詰んだらクリア不可能で終了だw

 敗北条件もとても適正とは思えない。普通に第1部だけで判定デック1周したから、ルールに従って「呪いが出たら負け」でプレイしてたら、第2部をクリアするどころか、マップをちょっと探険することすらできないw この日は敗北条件を完全に無視した無敵モード(何回も判定デックをリシャッフルする)でプレイした。さすがにこのボリュームのシナリオを1からやり直す気になれんしな。一応、道中で食料を手に入れれば捨て札を何枚か判定デックに戻すことができるので、非常にうまくやればクリアできるかもしれない。我こそはというゲーマーは挑戦してみるのもいいだろう。

 この日は最終目的地には(ずるをして)到達したものの、必要なアイテムを揃えられずに終了。BGGのネタバレスレで確認したところ、実は第3部とも呼ぶべきさらなるマップがあり、そこで見つけなければならないらしい……どんだけ広いテーブルを想定してるのかw

 このように、1つのシナリオをプレイするだけでも巨大なテーブル、くじけない意志、運、謎を解く能力のすべてが必要だ。もし複数のシナリオを同時にプレイする場合、組み合わせによってはさらに大量のカードが展開されることになる。もうほんとにお勧めできないw

 英語直読みプレイで7時間くらいかかっただろうか。母国語のように英語を読める精鋭メンバーでやるのでなければ、誰か1人が犠牲になって全カードを翻訳するか、どこかのパブリッシャーやショップが日本語版出すのを何年でも待った方がいいだろう。ここ数年で最高にハードル高いゲームの1つだよ。






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Last updated  2017.08.25 11:44:05
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