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2018.04.15
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カテゴリ:和訳

ボックスアート


 右下に燦然と輝く10周年記念表記……え、10年? もうそんなになるのか。「ホームステッダーズ」も10周年版が出るし、月日の経つのは早いのう……。

 「赤竜亭」(2007年)、「赤竜亭2」(2008年)、「赤竜亭3」(2011年)、「赤竜亭4」(2013年)、「赤竜亭5」(2015年)に続く第6弾。超大箱でストレージボックスを兼ねていた「赤竜亭5」を除き、「赤竜亭4」からは収録キャラにテーマを持たせる方向で行くつもりなのかな。「赤竜亭4」では、プレイヤーは「クリムゾン・ドレイク」号の船員となり、海を渡ってるあいだに船室で酒盛りしてた。この「赤竜亭6」では、プレイヤーはなんと冒険で倒される側の悪漢となり、グレイポート(「赤竜亭」シリーズの舞台である都市)の地下墓地にある「黒竜の奈落(Black Dragon Depth)」で酒盛りし、博打を打ち、喧嘩することになる……つまりやることは一緒だw

 ↑のボックスアートで卓を囲んでいるのがプレイヤーキャラ。中央奥で酒を運んでいるのが、いつも通りゲーム中最強の女中だ。まあゴルゴーン相手じゃそうそう悪さもできんなw



 この女中さん、キックスターターで出資募集してたときのコンテストでファンによって選ばれた。この中からならゴルゴーンかなあ……1人だけトーン貼ってあるしw

 さて、この「赤竜亭6」では新たな選択ルールがいくつか導入されているが、まずは熱烈な「赤竜亭」マニア(つまりすべてのボードゲーマー)向けに各キャラを簡単に紹介する。


 “精神破壊者”ダーレカ。種族はディープワンだが、この世界ではタコ人間みたいな感じらしく、ときどき墨を吐く。特殊ルールは何もないが、他人の心を読んだり、操ったりする能力を持っており、他プレイヤーのカードを見たり、破棄させたり、さらには自分のために使わせたりすることができる。方向性としては「赤竜亭2」のイブに近いが、彼女よりさらにユニークなカードが多い。



 カードの例。他プレイヤーのカードで博打を打ったり、他プレイヤーの気力を減らした上で、そのプレイヤーの手札からアクションカードを捨て札にさせることができたらまた別のプレイヤーの気力を減らしたり。やりたい放題w ところで、先日紹介したリッチキングを含め、悪漢キャラは全員が「悪事で何より大切なこと:」で始まるカードを持っており、それぞれが格言めいたことを述べている。リッチキングは「一番大きな呪文書を持つ」だったが、ダーレカは「脳は筋肉より強し」だ。



 ヴラズロ男爵。見ての通りの吸血鬼で、種族は人間。ヴラズロは最初にキャラクターカードを30枚しか持っておらず(通常は40枚)、その効果もあまりぱっとしないが、それとは別に、それぞれカード8枚からなるコウモリデックとオオカミデック(および、通常ゲームでは使わない怪物デック)を持っている。ヴラズロのカードの中には、プレイすると通常の効果に加えて血液トークンをもたらすものがある。手番開始時にいらないカードを捨て札にしたあと、新たなカードを引く前に、ヴラズロはこの血液トークンを支払ってコウモリカードやオオカミカードを手札に加えることができる。いったん獲得したカードは、以降は通常のキャラクターカードと同じように扱われる。



 カードの例。左上がコウモリカードで、下段左が怪物カード、右がオオカミカード。この画像では分からないと思うが、効果欄の地にうっすらとコウモリ、オオカミ、怪物が描かれてる(裏面でも見分けられる)。カードをプレイしたとき、そのカードの右下に示されてる数の血液トークンを得ることができる。上段中央のカードのように、プレイするときに血液トークンが必要になるものもある。ヴラズロにとって「悪事で何より大切なこと」は「空腹のまま戦わない」。

 コウモリカードには打ち消し/無視/賭博回避/支払い回避系が多く、逆にオオカミカードには他プレイヤーの気力を減らすものが多い。つまり、対戦相手や自分の状況によってキャラクターデックの中身を最適化できるわけだ。ついに「赤竜亭」にもデック構築の波がw



 呪われたアムンディ。エルフのマミー。何しろマミーなのでしわくちゃ(つーか骨と皮だけ)だが、たまにどこかから生気を吸い取っては往年の美しさをよみがえらせている。エルフが非常に長寿であることを考慮すると、薄目で見ればロリババアと言っていいのではなかろうか(どうでもいい)。

 アムンディはカード効果によって他プレイヤーにスカラベトークンを与えることができる。手番開始時にスカラベトークンを持っているプレイヤー(アムンディ自身を除く)は、アムンディにトークンを1枚返して気力を1失わなければならない。これはアクションカードによる効果と見なされるので、軽減/無視することができる(反撃はできない)。これだけ見るとあまり強くなさそうだが……何しろ「スカラベトークンを与える」効果を持つカードが尋常じゃなく多い! もうほとんど何をしてもばらまく感じ。ダメージを与えてはスカラベを与え、いかさましてはスカラベを与え、いかさまを見破ってはスカラベを与え……もうそこら中スカラベだらけw 遅延効果とはいえ、何をしても気力を1減らす効果がついてくると思うと相当強いな。



 カードの例。くしゃみをして全員にスカラベをばらまくのはもうホントにひどいw そしてもちろん、通常の効果とは別に、スカラベを持ってるプレイヤーにダメージを与えるカード効果もある。アムンディにとって「悪事で何より大切なこと」は「敵の防御を弱める」。



 最後にトーグレスナーフ・ダンクルトン。以前紹介した「赤竜亭:グレイポート防衛戦」にもボスキャラとして登場したゴブリンの王(自称)だ。この僭称している地位をどうやって守っているかというと、金をばらまいているのだw 今までいそうでいなかった、複数のパラメータを1つのパラメータで代用する系。「ガイアプロジェクト」でいうハッシュ・ホラ人。最初の所持金が2金多く、金さえあれば(そしてもちろんカードさえあれば)ダメージも酒も無視できるし、他プレイヤーの気力も減らせる。これだけだとあっという間に金が尽きて負けそうだが、支払いを無視したり、金を得たりするカードも豊富にある。

 また、トーグレスナーフは特殊な手下カードというものを持っている。これはプレイすると手元に残り、常動効果か、アクションフェイズごとに1回使える効果を持っている。後者の能力はキートのアーティファクトなどとは異なり、手番中にプレイした通常のアクションカードに加えて発動させることができるので、もうこれだけで破格に強い。ただし、手下はダメージを受けるたびに賃金を要求し、支払えない(または支払わない)と捨て札になってしまう。手下は範囲攻撃に巻き込まれるので、ずらりと並べてぶいぶいいわせてるときにアムンディがくしゃみしたりすると、それだけで10金近い支払いが発生して血反吐を吐くことになりかねないw



 カードの例。右のカードでは1金払えば2点、2金払えばなんと4点の気力を回復できる。左の「用心棒 ブリックス」は手番ごとに他プレイヤー1人の気力を2減らすことができるが、ダメージを受けるたびに2金の支払いを要求してくる。トーグレスナーフにとって「悪事で何より大切なこと」は「トロールを雇う」。身も蓋もないw


 続いて選択ルールを紹介しよう。1つ目はダンジョンイベント。これは「赤竜亭4」で追加された海イベントと本質的には同じもので、数手番ごとに1回ダンジョンイベントカードが公開され、それを適用するというもの。



 ダンジョンイベントカードの例。上の「意志力比べ」では全プレイヤーがアルコール量を賭けて競りをし、落札者はその分だけアルコール量を増やさなければならないが、手札が9枚になるまで補充することができる。下の「にらめっこ」では、各プレイヤーは1金を支払ってアルコール量を2減らすか、手札を山札の上に戻して“ゲーム外”にいる扱いになることができる。石化したってことだなw

 望むなら、このダンジョンイベントと海イベントを両方採用してプレイすることもできる(「赤竜亭5」のヨランのテレポート魔法が暴発したって設定らしいw)。両方を混ぜるのではなく、それぞれ独立したデックとして使うので、にらめっこしているあいだにリヴァイアサンに襲われたりする。カオスw


 そしてチーム戦ルール。各チーム内で気力とアルコール量を共有して、他チームと戦うことになる。この中にさらにいくつかヴァリアントがあり、「二頭のドラゴン」は一般的なペア戦だが、「ボス戦」は一対多戦になる。このとき、ボス側はボスカード(カード名の左右にドラゴンが描かれている強力カード)をデックに入れて使うことができる。ボスは手札枚数も増え、プレイできるアクションカードの枚数も増えるが、それでも多人数を相手に勝つのはなかなか難しいだろう。

 そのほか、ボスカード入りデックを使うプレイヤー1人+通常デックを使うプレイヤー1人でペアを組む「リーダーと追従者」、チーム戦ではなく、全員がボスカード入りデックを使って通常通りにプレイする「ボス対ボス」などがある。ボスカードはとにかく強力なので、激しい応酬を楽しみたいプレイヤーにお勧めだ。

 長々と紹介したが、まあ理由はどうでもいい。マストバイだ。すでに「赤竜亭7」(今度は酒場の従業員が閉店後に騒ぐ)や、スティーブジャクソンゲームズの「マンチキン」シリーズとコラボした「赤竜亭の仲間たち:スパイクとフラワー」も発売が決まっている。みんなどこまでもついて行こうぜ!

BGGの和訳ルール







Last updated  2018.04.27 12:38:36
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