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2018.09.07
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カテゴリ:ボードゲーム

 前々から「やりましょう」「やりたいです」と言って持ってきてもらっては、いろんな都合でプレイできずにいたこのゲーム。しかしいよいよ「裏切り者レガシー」の足音も聞こえてきたので、その発売前になんとしても一度プレイしておきたいとお願いし、万難排して準備を整えてもらった。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。


●Betrayal at Baldur's Gate Today's MASTERPIECE!!


 元ゲーである「丘の上の裏切り者の館」についての詳細はこちら↓
ある元心理カウンセラーのボードゲーム日記:ボードゲーム 丘の上の裏切りの館(Betrayal at House on the Hill) リプレイ!

 舞台は「D&D」の背景世界として人気のフォーゴトン・レルムにある都市、バルダーズ・ゲート。邪悪な神、バアルがこの町に力を及ぼしており、モンスターや信奉者たちが跳梁跋扈している。プレイヤーは冒険者となり、これらの敵の拠点と思われる館に潜入・探索して、この邪悪を滅ぼそうとする……しかし、プレイヤーのうち1人は裏切り者だ!(必ずしも利己的な理由で裏切ってるわけじゃなく、何らかの理由で残りのプレイヤー全員と敵対するだけなんだけど、便宜上“裏切り者”と呼ぶ)。

 大まかなところは元ゲーと変わっていない。序盤は各プレイヤーが手番順に館の中を探索していき、必要ならタイルをめくって配置し、さらに必要ならカードを引く。

 カードの中には前兆カードと呼ばれるものがあり、これを何枚か引いていくと、いずれ“怪異”と呼ばれる現象が発生する。このとき、最後に引いた前兆カードの名前と、その前兆カードを引くことになったタイル(部屋)の名前を表で参照し、示されているページを読む。すると何が起こったかが書かれており、条件を満たした1人(最後の前兆カードを引いたプレイヤーとは限らない)が裏切り者となる。

 ここで裏切り者は裏切り者用シナリオを読み、他の全員は冒険者用シナリオを読む。それぞれ新たにできることや追加ルール、そして何より個別の勝利条件が書かれているので、ここからはそれぞれが勝利を目指して対立していくことになる。言うまでもなく、裏切り者の方が強力になるよう設定されてるので(じゃなきゃ一対多で不利すぎるしな)、冒険者側は裏切り者の弱点(もしあれば)などを推測しつつ、うまく連携する必要がある。



 私の担当キャラ。人間の吟遊詩人(31歳女性)で、ある程度近くにいる他プレイヤーに歌を聴かせ、そのプレイヤーの士気を上げることができる(そのプレイヤーは非怪異ロールの出目に1回+1できる)。完全支援キャラなので、いったん怪異が始まれば頼もしい味方となるだろう……こいつが裏切らない限りはw

 私は元ゲーやったことないんだが、そりゃあこんなの面白いに決まってるだろ! ダンジョンクロールしてアイテム手に入れてイベント起こって、来たるべき怪異にだんだん近づいていき、ついにその瞬間が訪れる……もうたまらんw



 最終盤面。シナリオを詳しく話せないので、このゲームの魅力を充分に伝えられないのが残念だ。この日は怪異が起こった時点では裏切り者が決まらないタイプのシナリオだったのでなおさら盛り上がった。冒険者たちが1人減り2人減り、最後には一味さんとのタイマンを制した裏切り者の旅団長さんが勝利。

 元ゲーは2004年オリジンズゲームショウを受賞してるくらいのゲームなのだが、さすがに少々古いので(それでも2000年代だが)、こちらではいくつかのルールが改善されており、各段にプレイしやすくなっていると思う。

 たとえば、元ゲーでは怪異ロールの際に常にダイスを6個振り、それまでに引かれた前兆カードの枚数以下の目が出たら怪異発生だった。このゲームのダイスの目は0か1か2なので、1枚目の前兆カードでいきなり怪異が発生する可能性が(かなり低いが)あった。こちらでは「それまでに引かれた前兆カード枚数分ダイスを振り、出目が6以上だったら怪異発生」となったので、少なくとも3枚引かれるまでは発生しなくなり、必ずある程度は館が大きくなるようになっている。

 また、部屋タイルは階層別にまとめられるようになったので引き直しは(めったに)発生しないし、各冒険者には特殊能力がつくようになった……などなど、細かいところに修正が入っている。

 もちろん、現状ではプレイのハードルは高い。なにしろ裏切り者と冒険者たちは別々の冊子を読まなきゃならないので、冒険者たちは誰か1人が英語を読めればまあ何とかなるが、裏切り者は1人で英語をある程度読める必要がある。そして誰が裏切り者になるかは誰にも分からないw

 事前に全部翻訳すればこの問題は解決するが、当然翻訳者の楽しみは大幅に失われる。この問題を解決する手段は1つだけだ……日本のパブリッシャーの皆さん、分かりますよね? ヨロシクオナシャス!


●テンポラル・オデッセイ


 続いていたるさん所有のこれ。アメゲーパブリッシャー四天王の一つ、Level 99 Gamesの新作。

 デザイナーは異なるが、おおざっぱに言うとチーム戦を行う簡易「ピクセル・タクティクス」だ。前衛と後衛の2段だけで陣形を組み、相手チームと殴り合う。一定数のユニットを除去すると相手チームにダメージが入り、3ダメージ与えたら勝ち。

 特殊能力もりもりカードゲーム。つまり私の好きなタイプだし、この手のカードゲームでこんなこと言うのは実に素人臭くて恥ずかしいのだが……あまりにも一部のカードが強力すぎるw だってさあ、通常手段だとがんばって敵殴ってやっとユニット除去して、これを2回繰り返したらようやく相手チームに1ダメージ入るのよ。なのにコスト払って手札から出すだけで1ダメージ入るカードとかぶっ壊れすぎるだろ! 3ダメージで敗北なのに、こんなカードを相手チームに2枚引かれたら勝てるわけねーw

 全体として決して悪くはなかったが、まあこれやるなら「ピクセル・タクティクス」やりたいかな……当たり前だが、Level 99もデザイナー次第だな。


●Root


 ここで旅団長さんが早退され、残りの3人でこれ。びっくりするほど非対称で知られる「ヴァスト」で一躍有名になったLeder Gamesの新作。

 プレイヤーは動物たちとなり、全種族が共存するには狭すぎる森の覇権を握るために相争う。そう、かわいらしい見た目をしてはいるが、これはガチンコ殴り合いのマルチゲーだ。だまされると痛い目を見るよw

 3人プレイなので、いたるさんが現在の覇権種族である猫、一味さんが反乱分子である現地のほ乳類同盟、私が空からかつての栄光を取り戻そうともくろむワシ王朝を担当した。



 ワシ王朝のプレイヤーボード。

 このゲームも各勢力の能力が大きく異なるが、「ヴァスト」ほどにまるっきり違うと言うほどではない。何より、勝利条件は「規定の得点を得ること」でみんな同じだし、その方法は6割くらいかぶってる(むろん、固有の得点手段もある)。

 やってみた感じでは、最初に盤面を完全に支配してる(ほぼ全スペースにユニットを置いている)ものの、それ以外にたいした能力がない猫がかなり苦しい印象。目立って叩かれやすいからなおたちが悪いw

 一味さんの森の同盟は攻めるに強く、守るに固い。状況次第では同じエリアに入るだけで損害を被るので手がつけられないw

 私のワシ王朝は、プレイヤーボード上段にカードをプロットしていくことでアクション数がだんだん増えていくのだが、いざ実行の段階で実行不可能なアクションがあると、そこで手番が終了。それまでにプロットしたすべてのカードが吹き飛び、特殊能力を持ってる皇帝も強制退位させられるw うまくいってしまうと、猫が手番ごとに3アクション固定なのに対して6アクションくらい実行してしまうので、他陣営は率先して計画を狂わせにいかないとダメだろう。

 この日は猫と同盟が喧嘩してるうちに私のアクションが回り出し、あっという間に建物をほぼ置ききり、毎ラウンド大量得点を重ねて(鳥王朝は建てた建物に応じてかなりの得点が入る)勝利目前に。そのまま放っておけば舐めプでも勝ちは揺るがなかっただろうが、せっかくだからと“もう一つの勝利条件”に手を出してみた……ルール聞いた時点で明白だったが、これがこのゲーム最大の欠点だw

 前述の通り、勝利条件は「規定得点の獲得」なのだが、実はこのゲームで使うカードの中には特別勝利条件を持つものがある。これをプレイした場合、そのプレイヤーの得点はもはや意味をなさなくなり、そのプレイヤーはこの特別勝利条件を満たすことでのみ勝利できるようになる。何枚かあるが差し替えは不可。そしてこの条件(たとえば私がプレイしたのは「マップの四隅にあるエリアのうち、対角線上にある2エリアを支配する」だった)は“手番開始時”に満たしていなければならない。つまり、あるラウンドで条件を満たしたあと、他プレイヤー全員に対応する時間が与えられるのだ……もうお分かりだろう、これはあの悪名高き「ミソトピア」の勝利条件と同じなのだ。こんなの満たせるわけねーw 分かってた、分かってたけど「引いちゃったなら出すしかないんじゃね?」とゴーストが囁いたんや……。

 私が条件満たす>他の2人が邪魔して条件崩すの繰り返しで、予想通りぐだぐだに。さらに猫陣営の重要なルール(砦があるエリアには他陣営は入れない)を忘れてたことに気づいたので、ここでノーゲームとなった。

 前述のようにアニマルの皮を被ったマルチなので、免疫のある人にしかお勧めはできない。3人だと同盟が鳥王朝の計画を読んで邪魔しつつ、そのあいだに猫が地盤を固める流れかなあ。どっちかが猫を全面的に殴りに行ったら、ちょっと猫が勝つビジョンは見えないけどw 充分おもしろいが「ヴァスト」ほどの衝撃はないので、そういう目新しさを求める人にも向かないね。






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Last updated  2018.09.25 12:10:05
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