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2019.10.18
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カテゴリ:ボードゲーム

 いたるさんに「めっちゃナラティブでレガシーでいけてそーなゲーム来たからやろう」と誘われたので、ナラティブと聞いちゃ黙っていられないいつものメンバーが集まった。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。

The King's Dilemma


 タイトルこそ「王のジレンマ」だが、プレイヤーは王国の政治を担う有力貴族の長であり、王は傀儡で、システム上は死ぬか退位してゲームの終了を告げるタイムカウンターに過ぎないw

 カードめくると二者択一を強いられるさまざまな事件が起こるので、全員でちょこっと話し合ったあと、手番順にいずれかの選択肢に投票していく(その過程でパスして以降のジレンマに備えて力を蓄えたりタイブレイク権を手に入れたりリーダーになったりできる)。多数決でどっちになるか決めたら、カードの裏面で対応するところを読んで、その影響を各種パラメータートラックで記録したり、しばらく影響が残るイベントシールを貼ったりする。これをひたすら繰り返して、王が死ぬか国内情勢が不安定になって退位したらゲーム終了。その時点での王国のパラメーターが、ゲーム開始時に各プレイヤーが取った隠し目的カードにどれだけ一致してるかに応じて得点を得て、最多得点プレイヤーの勝ち。

 何しろ手番でやることは投票だけなので、淡々とやるとつまらないから、多少ロールプレイする。そのために各貴族の設定とか、どういう方向性の政治を望んでいるのかとかが決まってる。



 これが今回私が担当した公爵家の設定。かつては独立王国だったが併合された、交易が得意で勤勉な一族らしい。しっかり読んでないけど。家名は各プレイヤーが自由に決めることができ、そのキャンペーンではずっとその一族を担当することになる(一応途中で抜けたり入ったりもできる)。



 ゲームの舞台となる世界の地図。少々分かりづらいが、左右にある砂漠っぽいところは全部海だw プレイヤーたちが治めているのはマップ中央のANKIST王国だけ。



 ANKIST王国の詳細な地図。地図があるゲームはそれだけでアガるねw

 あとはストーリーに関わるので詳しくは言えないが……うーん、いろいろ惜しい。正直言ってキャンペーンを終わらせるまで続けるにはかなりの意志力が必要だろう。

 このゲームは競争ゲームで、各ゲームごとに勝者を決める。その上でキャンペーン全体の総合勝者も決めることになっている。このシステムにははっきりした欠陥がある。「キャンペーン途中で総合勝利の目がなくなったプレイヤーのモチベが下がる」というものだ。おそらくはそれを防止する意図があるのだろうが、このゲームではなんとキャンペーン開始時点では総合勝者の決め方がルールに書かれていないw いや、そりゃそれなら最後までプレイできるかもしれないけどさあ……逆に何すれば総合勝利に近づくのか分からなかったら何もできないだろw

 各プレイごとの勝者はそのプレイでの得点で決まるが、この大半はゲーム開始時に取った目的カードによって得られる。これはランダムに選んだ中からドラフトで取るのだが、自分の一族の傾向に合わせたものを取りがちなので(ルールにもそうした方がいいよと書かれてる)、シナリオの流れや各ジレンマの選択肢に関係なく、毎回同じようなパラメーターを目指しがちになる。

 肝心のシナリオの流れも雑だ。最初はほんの数枚のカードセットしかなく、この中からクリティカルなものがめくられて解決されると次の封筒を指示されて、その中からカードセットが出てくる。おおむねセットごとにひとまとまりの物語になっているのだが、なぜか新たなカードセットが登場すると、未解決のすべてのカードをシャッフルするのだ。このため時系列がめちゃくちゃになり、新たなカードセットを登場させることになった出来事の一部があとの方になって出てくるという締まらない事態が頻繁に起こる。「俺たちとっくに次の遺跡を発見しててそこに行く準備を整えてる最中なのに、何でまた前の遺跡を探しにいってるんだよ」みたいな感じだw

 物語自体はかなりいいものになりそうな雰囲気を漂わせてるだけに、非常にもったいない。もう少しゲームとしてもおもしろいものにしてくれてればなあ。何度か言っているが、やはりレガシーものは単体でおもしろいことが保証されてる既存の協力ゲーのシステムを使うに限るよ。


Cursed Court


 続いてこれ。「呪われた宮廷」というタイトルだが、特に呪われてる感はないw 「大勝負」方式で共有した知識と、ラウンドごとにめくられるカードを元に、ボード上で最終的に埋まるであろうマスのセット(縦1列、横1列とか、四隅とか四辺の中央とか)を予測して賭ける。掛けチップの枚数は押し出しにのみ関係し(より多数で賭ければすでに賭けてるプレイヤーを追い出せる)、配当額自体は定額の勝利点。規定ラウンドやって最多得点プレイヤーの勝ち。

 まあ博打なので最低限のおもしろさは保証されてる。終盤に負けがこんでるプレイヤーは情報がなくても配当の高いところに突っ込むしかないとか、その無謀な突っ込みを唯一の情報源として相乗りして共倒れになるとか、そういう感じが好きならいいよw


Awkward Guests


 旅団長さんが早退されたあと3人でこれ。ワルトン氏の館に招かれたので行ったらワルトン氏が殺されちゃった! 犯人と動機と凶器と、もしいれば共犯者を特定せよ! という由緒正しき「クルー」系ゲーム。タイトルは「厄介な来客たち」といったところか。

 無数にある手がかりカードを指示通りに組み合わせることで、多彩な結果と難易度のゲームを用意できる(その代わりセットアップがアホみたいにめんどくさい)。アプリを使えば答え合わせに失敗したあともプレイを続けることができる。情報の集め方を強く示唆するシートが用意されてるので、初心者とかこの手のゲームがめちゃめちゃ苦手なゲーマー(私だ)も結構勝負になる。だけど容疑者の中には嘘の証言をする者もいる(だいたい犯人)ので気が抜けない……特に共犯者がいるシナリオだと相互にかばったりするので難易度が爆上がりするようだ。

 「クルー」系としてはかなりいい(というか、祖である「クルー」がさすがに古くてシステム的に糞過ぎるので、それと比べるとたいていのゲームはいいんだけどw)。ただ、3人だと一度渡した情報を何度も渡すなどの縛りプレイがしやすいし、クリティカルな情報を握りつぶしやすいので、もう少し人数が多い方がいいかな。セットアップのめんどくさささえ目をつぶればこの手のゲームの決定版になり得ると思うよ。






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Last updated  2019.11.18 11:41:21
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