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ボックスアート オハヴァのカードの多くには、このように1柱の神に対応したアイコンが左下にある(同じ効果のカードでも異なる神に対応しているものが何枚かある)。これらをプレイすると、対応する神の機嫌が“変わる”。よくなるのではなく変わるので、機嫌が悪かった場合はよくなるが、よかった場合は悪くなってしまう。なお、このカードは「私たちは高齢者割引を受けられるんじゃないかしら?」というもので、自分の金の代わりに赤竜亭の金を使って支払いを行える。聖職者が言っていい台詞じゃねーw 神々の機嫌はこれらの4枚のカードで管理する。このカラフルな面が表向きになっていると機嫌よし。裏向き(モノクロ)になってると機嫌悪しとなる。4柱のうち3柱が機嫌よくなっていると、オハヴァの手札上限が1枚増える。4柱すべて機嫌よくなっていると、オハヴァのカードの数値的効果(「気力を1減らす」とか)が“全部”+1される。この状態を維持できれば相当強いが、まあたいていのカードをプレイするたびに機嫌が変わってしまうのでなかなか難しいだろう。 多くの神の機嫌をよくしておくのは難しいが、これらの4枚は特定の1柱の機嫌さえよければ追加効果を得ることができる(その結果として、必ずその神の機嫌が悪くなってしまうけど)。多くの神をうまくコントロールして前述のボーナスを狙うか、神々の機嫌を順番に操ってこれらのカードを適宜使っていくかで戦術も変わってくるだろう。 2人目は“祝福された者”マーガス。なんか善玉っぽい二つ名だが、ボスカードを持つれっきとした悪漢だ。善人である英雄が呪いのアイテムを装備して外せなくなり、大変な目に遭うという物語はよくあるが、マーガスはその逆。悪党である彼はうっかり聖剣ベインフォールを手にしてしまい、“祝福されて”外せなくなってしまったのだ……そんな馬鹿なw マーガスのカードの例。左の「ハッ! それがお前の全力か?」は反撃で4ダメ与える。真ん中のカードは普通に4ダメ与える。右のカードは2人までのプレイヤーに3ダメ与える。もう恐ろしく強い。これらはボスカードではなく通常カードだということを考えるととんでもない。これまでの火力最強だったゴグをはるかに上回っている。 これだけじゃただのバランスブレイカーだが(デザイナーがバランスを考えてるかどうかは怪しいところだが)、これらのカードを含めて、マーガスのカードのほぼすべてには「こうして気力を減らしたプレイヤーは祝福を1枚得る」などと書かれている。要するにマーガスが攻撃した相手を少しでも助けようとして、聖剣ベインフォールが祝福を授けてくれるのだ。 祝福の例。左は標的に3ダメ与えて別の祝福も与える「力の祝福」。真ん中は1金を得る「富の祝福」。右は2点回復する「健康の祝福」。なお「力の祝福」のように左上にハートマークがあるものは、特殊効果の代わりにこのハートを使ってダメージを回復させることもできる。ちょっとマーガスの火力に対して祝福の効果が弱いようにも見えるが、マーガスは他のキャラなら普通にできること(賭博ラウンドを無視したり、お酒を他のキャラと分け合ったり)でも祝福を与えなければならないので、かなりの枚数をばらまくことになる。 なお、イラストから分かるように聖剣ベインフォールには女性型の精霊が取り憑いており、意思を持っていて会話もできる。カード名のフォントが異なっているものはベインフォールの台詞ということだ。賭博中のいかさまを許さないベインフォール。マーガスととっくみあいの喧嘩をして賭博を無視するベインフォール。邪悪アレルギーでくしゃみをするベインフォール……くそ、かわいいなw マーガスのボスカードからも1枚。「悪事で何より大切なこと:弱点に……そして聖なる剣に近づかないこと」だそうだ。いやそれで困るのあんただけだよw 今回の景品は「薔薇色の眼鏡」。次に自分のキャラクターカードを引くとき、追加で3枚引けるという優れもの。 連続で紹介しているとまとめで書くこともなくなってくるが、「赤竜亭6」のボス戦ルールで使えるキャラが増えるんだから買わない理由はない。いつも通りマストバイだ。 BGGの和訳ルール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.22 20:10:04
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