今日もプレイミス

2024/05/09(木)10:25

【プレイ日記】リスク・ストライク会

ボードゲーム(481)

 「世界一面白い『リスク』シリーズの最新作というかスピンオフというか何かそんな感じのが出たからやろうぜー」とお誘いいただいたので、これも浮世の義理だと思って参加。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。 ●Risk Strike  さっそくこれから。どういう立ち位置なのかいまいち分からないが、プレイヤーは世界の支配を目論む超大国(たぶんそうなんだろう)を率いて複数の大陸を勢力下に置こうとする。手番でできるのはカード(大陸カードか戦略カード)を任意の組み合わせで2枚引いてから他プレイヤーに殴りかかるか、パスして戦略カードを追加で1枚引く(大陸カードは不可)かのどっちか。  殴りかかったらもちろん戦闘。攻撃側が勝てば勝っただけ相手から大陸カードを奪えるが、負けても防御側に大陸カードを奪われることはなく、攻撃の起点にした大陸カードが共通のプールに放出される。防御側は戦闘開始時に撤退してもいいけどフリーで1回殴られる。攻撃側はラウンドごとに退却を選択できる。振るダイスも基本的には攻撃側の方が多くなる。要するにガンガン殴り合えってことだw  各大陸カードを規定の枚数集めると、その大陸を支配したことになる。たとえばオーストラリアは3枚持ってれば支配できるが、アジアは8枚持ってないと支配できない。もちろん、必要枚数が少ない大陸はそもそも総数が少ないので、どこを狙うかには多少頭を使うことになる。大陸カードはデックから引いて揃えてもいいし、敵から奪ってもいいし、プールに表向きで放出されたカードを拾ってきてもいい。  これを繰り返して2大陸を支配したプレイヤーが出たらそのプレイヤーの勝ち。  さて、糞ゲーと言えば「リスク」、「リスク」と言えば糞ゲーだが、この「リスク・ストライク」は「リスク」の面影を色濃く残しつつもなかなかよかった。「リスク」が糞ゲーなのは戦闘がシーソーゲームになりがちでいつまで経っても終わらないからだが、このゲームは何と公称20分。確かにそれくらいで終わるし、なんならこの日は15分くらいで終わったw 終わらないゲームがちゃんと終わるようになった。もうこれだけで素晴らしい。  その分、最初にちょっと凹むと立ち直りが難しいのは否めない。この日は珍しく一味さんが凹み、いいとこなしで終わった。しかしこれはプレイ時間とトレードオフなので仕方ない。20分で終わるんだから全員が最低1回ずつ勝って満足するまで繰り返しプレイすればいいのだw  どうやら出版社のHasbroは、自社のIPの小箱リメイクをこの先も出すつもりらしく、すでに第2弾も発表されている。そちらはかの名作「丘の上の裏切り者の館」のスピンオフで、その名も「迷える魂の裏切りのデック」! こいつはいやが上にも期待が高まる。ぜひ手に入れてプレイしたい。 ●Star Wars: Unlock!  続いて「スターウォーズ」シリーズを唯一履修している旅団長さんとプレイする隙をうかがっていたこれ。タイトル通り、「スターウォーズ」の世界を舞台にした「アンロック!」だ。ゲームは以下の3本立て。 予期せぬ遅延:君たちはジャバ・ザ・ハット宛ての違法な貨物を運んでいる密輸業者だが、帝国軍に拿捕監禁されてしまう。独房を脱出して相棒のアストロメク・ドロイドを救出し、貨物を回収して宇宙船を奪還して脱出せよ! 惑星ホスからの脱出:君たち反乱軍は氷の惑星ホスのエコー基地に身を潜めている。しかし、定期パトロールに出たある日、君たちは吹雪に遭って道を見失っているときに帝国軍を発見した! 何としてもエコー基地に戻り、全員無事に撤退しなければ! 衛星ジェダでの極秘任務:君たちは聖都ジェダに潜入するために派遣された帝国のスパイだ。カイバー・クリスタルを輸送していた帝国の貨物船が地表に墜落したため、反乱軍に気づかれる前に回収しなければならない。  見て分かる通り、それぞれ異なる立ち位置の登場人物となるオムニバス仕立てのシナリオで、それぞれのあいだにつながりはまったくない。どうやら似たような話が原作にもあるようなので、もしかしたらプレイヤーは著名な人物なのかもしれないが、そこまでは分からなかった。  上のあらすじだけでも、「スターウォーズ」未履修者には意味不明な単語が数多く並んでいるだろう。なので、さすがに1人は知ってる人がいた方がより楽しめると思う。思うが……それ以前の問題として、ちょっと謎が簡単すぎるなw  一般的な「アンロック!」シリーズの難易度は、3本入りでそれぞれ難易度1、2、3となっているのだが、これは難易度1、2、2となっていて3がない。それを踏まえてもかなり簡単な部類で、詰まるところはほとんどなかったと思う。完全に「スターウォーズ」ファン向けのアイテムなので、知らない人はやらなくていいんじゃないかな。3本目の最後の謎はちょっと笑ったけどもw ●Scooby-Doo: Escape from the Haunted Mansion  旅団長さんが帰られたあと、3人でこれ。アメリカでは人気のIPらしく、何度もドラマ化やアニメ化されてる「Scooby-Doo」の謎解きゲーム。「Mystery, Inc.」という探偵社みたいなものを運営してる4人+1匹を操って幽霊屋敷の謎を解いていく。  前回のD&D謎解きの悲劇があったんでこれも期待せずにプレイしたが、似たようなシステム(数字を見て対応するパラグラフを読む)にもかかわらず、こちらはなかなかよかった。使えるキャラクターがシナリオの進行に合わせてとっかえひっかえされるところとか、小謎を順番に解いていって、ところどころで大謎を解かせる流れとか、プレイヤーを飽きさせず楽しませるための仕掛けが施されてたように思う。謎の歯ごたえも難しすぎず簡単すぎずといった、ちょうどいい塩梅だった。  ただ……最後の最後、グランドフィナーレとなる大謎の答が入ってる封筒が空っぽだったという史上最悪の欠品のせいで台なしになっちゃったけどなw 後にも先にもこんなひどいオチはないわw でもこれさえなければ充分にオススメできるレベル。欠品というハズレを引かない自信があるならぜひチャレンジして欲しい。

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