小鳥雑貨のことり屋(まろ眉 まろん の日記)

2008/07/11(金)06:44

『きいろいとり と しろいとり』 第14羽

きいろいとり と しろいとり(18)

離れの森に住むきいろいとり達は 皆 支えあい協力し合って生活していました しろいとりはそんな離れの森のきいろいとり達をみて ハピハピの森を懐かしく思い出すのでした しろいとりにとっては中心の森のきいろいとり達よりも 離れの森のきいろいとり達の方がずっと身近に感じられたのです それからは しろいとりは離れの森で暮らすことにしました そして しろいとりが離れの森で暮らすようになって すこしたったある日 片足のきいろいとりと一緒に種集めをしていると 片足のきいろいとりが ふとこんなことを言いました 「そうだ!  もしかして 長老さまなら しろいとりさんが暮らしていた  ハピハピという森へ帰る方法をご存知かもしれません」 しろいとりはすぐに 片足のきいろいとりの案内で 長老の家を訪ねました しろいとりがハピハピの森のことや 何故 今自分がここに居るのかなどを詳しく話すと 長老は目を閉じたままずっと しろいとりの話に耳を傾けていました しろいとりが話を終え 長老からの言葉を期待しながら待っていると 長老はこういいました 「しろいとりよ...  残念だがそのハピハピの森とやらのことは  わしは聞いた事がない  しかし...  ずいぶん昔の事だが  中心の森でも この離れの森でもない 遠く離れた森で  そなたに良く似た白い色の鳥が 大きなリュックを背負い  ものすごい速さで 空高く飛んで行くのをみたことがある」  しろいとりには直ぐにそれが  昔 ちょうきょりレースで何度も優勝したことがある  父さんだとわかりました    大きなリュックの中身はいやしの実で  いやしの森 から ハピハピの森へ帰る途中だったに違いありません  「長老さま その森の方角はどちらですか?   そしてその森までの距離と   その白い鳥が飛んでいった方向を教えてください   その白い鳥は私の父さんです」 ~第15羽へつづく~    ↑いつも読んで頂いて有難うございます↑  ポチっと応援して頂けると嬉しいです 迷子のオカメインコを探しています ずっと鳥さんを探し続けているご家族様がいらっしゃいます どうぞ皆様ご協力をお願い致します

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